ブラックハットのレビュー・感想・評価
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中国側捜査官はハサウェイ(ヘムズワース)の大学時代のクラスメート...
奥が深かったなぁ~。
マイケルマンの映画より熱い
ハッカーの映画と思ってはダメ
酷評が多いですが
大好きな監督なだけに残念
マイケル・マン監督と言えば、やっぱりヒート。
あのヒリヒリとした世界観は、ノーラン監督のダークナイトやベン・アフレックのザ・タウンにもしっかり受け継がれています。
が、今作はマイケル監督の演出は感じられるもの、魅力的な登場人物が皆無という致命的な欠陥から、ストーリーが全て陳腐になってしまっています。
ヒートのデ・ニーロがもつ、悪でいなければならない生き方とそこから抜け出したい願望、アル・パチーノは悪よりも手荒で汚い猟犬のような刑事で、そんな下品なプライドがぶつかり合うという生臭いハードボイルドが、今作では一切感じられません。
敵のアイデンティティが、何も浮き彫りになっていない。
何故テロを起こすのか、起こさざるを得ない状況なのかが、あんまり感じられない。
国のためではなく、自身の自由のために戦うハッカーが無敵なのも違和感がすごい。
ハッカーで捕まったのに、肉弾戦にも強いなんて、戦い方が変。
頭脳戦でヒリヒリさせても良かったのでは、と思ってしまう。
PC内部の電気信号の伝達演出も、既視感がありすぎて興醒めしてしまう。
マイケル監督には、ちょっと合わない題材だったかもしれない。
レジェンダリーのトーマス・タルもきっと残念だったと思う。
テンポが悪すぎ 配役が微妙。最低級のサスペンス
筋肉隆々の雷神様が凄腕のハッカーと言われても合わな過ぎて、話が入ってこない
しかも相方が中国人なんて違和感しかない上に、テンポが悪すぎて眠いだけ サスペンスのくせにハラハラもしないし、主要なキャスト数人でやり取りしすぎ
メリハリ皆無。せっかくの雷神様にアクションもっとさせよう
20151015 DVDレンタルにて。
昔かたぎのハードボイルド!
コンピューターの映画は難しい
原子力発電所を標的としたテロなどをたくらむハッカーと戦う米中の捜査官たち。そしてその捜査への協力を強いられる主人公の元ハッカーの服役囚と、中国側の捜査官の妹。かなり危険なテロリストを追い詰める現場に、捜査機関の部外者であるところのこの二人が同行するというところに非常な違和感を感じながら画面を見つめていた。
携帯電話、コンピューターというものはどうも映画との相性がいま一つなのか、あのプラスチックと液晶パネルで構成される道具が画になる作品は稀である。
あの中身は物凄い量の情報やトリッキーな技術が詰まっているのだが、それを映像化することの難しさは、この作品の冒頭で、原発の制御システムがハッキングされる瞬間を映像化しているシークエンスを観ればよく分かる。
結局のところ、重大な結果に比してそのプロセスの描写からはなんのサスペンスも感じられないのだ。同じ機械の動きをとらえたものでも、たとえば「ナバロンの要塞」の上下するエレベーターにはスリルとサスペンスが満ち溢れている。我々は金属や油の鈍い光沢を放つ質感を経験として知っている。だからその映像を見て、何らかの意味を付与することが可能である。
コンピューターの基板や半導体に使われている物質の質感を我々は日常的に感じているわけではない。観客が感覚として知っていることが、スクリーンに映し出されたときに解釈を与えられるのだから、観客が知らないシリコーンの質感を表現しても、観る者の意味体系にとらえられることにならないのだ。
コンピューターを題材にした映画の難しはそういったところよるのではないか。
「ラスト・コーション」以来お目にかかっていなかったタン・ウェイにとって、世界進出の足掛かりになる作品になることを祈ろう。
ハイテクもローテクも。世界規模の壮絶アクション!!
【賛否両論チェック】
賛:世界を股にかけた、犯人との鬼気迫る攻防戦が圧巻。迫力ある銃撃戦やアクションシーンも見どころ。
否:展開はかなりご都合主義で、無理がある。
現代にふさわしく、“ハッカー”という見えない脅威を題材に、文字通り世界中を股にかけた攻防が繰り広げられます。ハッキング時のミクロから一気に広がっていく映像は、非常に精巧で圧倒されます。
そして本作のもう1つの魅力は、壮絶な銃撃戦を始めとする、アクションシーンの数々。決してパソコンだけでは解決しないテロとの戦いを、より克明に描き出していきます。
展開はかなり強引でご都合主義的ですが、今まさに起こりうる現代の脅威との戦いを、是非劇場でご覧下さい。
映画としては・・・でも、クラッキング技術的には・・w
映画としては、何とも…。たんなるドタバタで終わってしまった気がします。けど、後から、パンフレットを読んで、これはと思ったところを。(株)サイバーディフェンス研究所の名和さんが解説をしていました。(元航空自衛隊セキュリティー担当の方)
1)「スピアフィッシングメール」(いわゆる、標的型攻撃メール)
ターゲットをきちんと分析して、ターゲットに疑いがなく開かせるようにする。最近日本の公官庁もターゲットにされていました。(作品の中では、ターゲットの上司の名前を入手して、メールを開くようにもっていきました。)
2)「スタックスネット」
監視員のモニターのデータを一定期間キャプチャーして、攻撃の最中のカモフラージュをすること。これはあまり一般人には縁がなさそうですけど。自分のPC・サーバをクラッキングされた場合の、ログファイルの偽装などと同じと考えると、気をつけなくてはならないかも。
3)「BadUSB攻撃」
USBをポートに差し込むことで、PCへの侵入をはかるもの。本当に、ここ1年くらいでなにげに話題になっている攻撃方法。USBの設計上の致命的な脆弱性であって、現時点では解決されていないもの。(美女が、このデータをプリントアウトして欲しいと、警備員にUSBを手渡しする。あんな美女に依頼されたら、俺もいちころだわ。)
4)監視カメラの乗っ取り
IPを持ったネットワーク接続の監視カメラが増えてきているから、これから日本でも、こういう事例が増えてくるかも。ネットワークカメラのOSはたぶんLinux。UNIXの知識があれば簡単に乗っ取れそう。
作品の中で使っているUNIXのコマンドは、ごくごく基礎的なもの、mount who is 的な事くらい。ソースコードはちょっとわかりませんでした。でも、PCのプログラミング技術も大切だけど、最後の一押しには、ソーシャルハッキング(人間によるだましのテクニック)が重要になるということ。
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