劇場公開日 2015年4月17日

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「ありがとう! ポール・ウォーカー!」ワイルド・スピード SKY MISSION カピバラさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ありがとう! ポール・ウォーカー!

2015年4月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

間違いなくシリーズ最高傑作の本作。「ワイルド・スピード」というお世辞にもカッコイイとは言えない邦題も気にならなくなってきた。だが、思わぬ事態が・・・

本作の撮影中、シリーズの主人公の一人、ブライアンを演じたポール・ウォーカーさんが、プライベートで友人の運転する車に搭乗していたところ、クラッシュ。そして車は炎上。乗っていた二人はほぼ即死だった模様。苦しまなかっただけ救いですが・・・
それでも、大きな存在を失ったことは間違いないです。
まだ未撮影だったシーンはポールの実弟が代役を務め、顔をCG合成して完成に至ったとのこと。
今回でブライアンは「卒業」という形になったそうです。
こうやってレビューしていてもうるっと来てしまいます・・・

気を取り直して問題のストーリーに関してですが、文句なし。
「カーアクション」なんていう枠組みは通り越し、すさまじい展開に発展しています。残念なのが、あまりドウェイン・ジョンソン演じるホブスがあまり活躍しないこと。忙しかったんですかね?
ただ、今回の強敵を演じるジェイソン・ステイサム兄貴が大暴れ。

強いなんてもんじゃないです。あのホブスを怪我させるんですから。肉弾戦も見ごたえがあり、くぎ付けになります。
本編138分と長いですが、分かりやすく話が進み、テンポも良いので飽きません。少し笑えるところもあり、面白さが詰まった138分でした。ただ、台詞の要所要所に「もう葬式は嫌だ」などがあったり、ポール自身も「もう帰れないかもしれない」なんていうので、
それだけでまたさみしくなってしまいます。

そして、涙なしでは見られないラストシーン。あの撮り方はダメですよ。流石ホラーの巨匠ジェームズ・ワン監督。
そしてポールの追悼シーン。
それまでこらえていましたが、そこで崩壊。泣いてしまいました。
本当に、ポールにはありがとうと言いたい。

楽しませてくれて、ありがとう。
そして、さようなら。

For Paul

カピバラ