アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48のレビュー・感想・評価
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SKE48の汗と涙
私は元々AKB48の草創期からのファンで、SKE48もデビュー当時から見てきた。そんなファンの視点から。
鳥肌が立った。
有名になってきたAKB48の初の妹分SKE48。失敗は絶対に許されないステージに立つ少女たち。
加入当時わずか11歳だった松井珠理奈。まさに優等生でありエース。若さゆえに泣きたいこともたくさんあるだろうに、倒れるまでステージに立つその根性。
そして、松井玲奈。自身のことを”かすみ草”と言う通り、一歩引いて周りを見る冷静さをもつ。キノピオ軍のレッスンでは倒れてでも懸命にひたむきに努力しつづける彼女の姿に涙した。
これからの48グループにこれほど強い意志をもちつづけられるSKE48の少女たちが必要なのだ。
彼女たちの激動、そして苦悩の6年間をしっかりと感じることができるドキュメンタリー。
SKE48ファンなら必ず観て欲しい魂の作品だ。
ショーマンシップ、アイドル後の人生
1期生の活躍を中心に頭と終わりを初センターの宮前北川で挟む構成。稽古で新人が過呼吸になろうが松井玲奈が倒れようが、歌い踊り続ける。音が止まっても歌い続ける。全ては客に見せるエンターテイメントを創るものの使命。加入した新人が先輩を押し退けて新曲の選抜抜擢するなど、女の集団の中で優劣がつけられると否が応でも亀裂が生じる。SKEとしては2012年がひとつのピークアウトな印象。名古屋弁の「やろまい」が出るんだな。舞台俳優、歌手、デザイナー、イラストレーター、リポーター、タレントなど多岐にわたる卒業生たち。
ファンとして見た場合、
とても良くできたドキュメンタリー映画だと思う。
特に松井玲奈推しだった自分にとっては彼女の苦悩や
努力の一遍が垣間見えた秀作でした。
結成当初の地獄のレッスン、珠理奈の本店大抜擢、総選挙での
珠理奈と玲奈の逆転劇、ちゅりの直談判、ガイシ卒コン、
大組閣などなど、SKEファンは改めて感動を呼び起こされた
作品でした。
ただ、SKEのファン以外が見たら面白いのかな?
ファンしか見ない前提の映画だとしたらあまり意味の無い心配
でしょうか?
卒業生達のインタビューは興味深かったし評価出来るが
そこに焦点を当てるなら、SKEの恒例行事になりつつある
卒業祭りにもっと切り込んで欲しかった。
125人が選んだそれぞれの人生
本作はAKB48の姉妹グループである名古屋で活動するSKE48の6年間の活動映像をドキュメンタリー映画としてまとめたものである。監督は元NHKプロデューサーの石原真。
内容としてはSKE48結成時から今現在に至るまでを節目の出来事を時系列と特定のメンバーのインタビューを交えて語られる。
自分はSKE48は箱推し(グループ全体を応援している)していて本作の制作決定から公開まで待ち望んでいた者の一人です。なので若干評論が偏ります(笑)
本作はSKE48結成時語られることになりAKB48の姉妹グループとして誕生したSKE48がAKBと違う色を出そうと奮闘する彼女達の姿が描かれます。
SKEの一つの魅力としてダンスがありますがその基盤を作り上げた一人して振付師の牧野アンナ氏の鬼レッスンが行われます。
表情・振付の大きさ・曲の表現すべてにおいて徹底的にメンバー達を鼓舞し時には追い込みます。
とあるレッスンの時に今日のレッスンで自信を持って表現できてる子は手をあげてと牧野アンナはメンバーに問いかけますがそこで手を挙げた子は一人だけ...まあ珠理奈なんですがこの頃から大物っぷりが伺えます。
そして本編中に特に石原監督がインタビューであげたい出来事として「ピノキオ軍」のレッスン、「第三回総選挙」での高柳明音の公演直談判、「AKBグループドラフト会議」でのKⅡ選択がありますがこの3つは深く本編で語られています。
いづれもSKE48を語る上で重要な出来事であることには間違いないです。
そして、ガイシ卒コン・大組閣などをその時にかかわった重要なメンバーと共に現在に至るまで語られることになります。
自分的に不満に思ったのは本作の作り方はdocumentary of AKB48の第一作目の作りに近い形でインタビューがやや多めに感じましたしこの6年間の出来事を本編の内容116分に収めようとするあまりに暗転の文字題目を多用していてとてもテンポが悪く感じました。
それに現メンバーのインタビューより卒業生のインタビューが多すぎてSKE48結成時から知らない人達はおそらく退屈に感じてしまうかもしれません
特に2期の扱いが酷く卒業生のインタビューより現メンバー2期(加藤るみ・内山命・磯原杏華)のインタビューの方が本編に優先するべきです。(特典映像でお待ちしてます(笑))
SKE48はよく卒業するメンバーが多く卒業生の呪縛といわれますがそれを本作でも表現する必要性はないでしょう。
つまりこの映画には過去の事を語るに徹底しすぎてSKE48の未来がとても見えずらい印象を持ちました…この作り方をした監督には正直がっかりしました。
まあでもこうは言っても唯一、石原監督の功績を挙げるとすれば卒業生の八神久美のインタビューをとったことです。
SKE48にとってもファンにとっても彼女の存在は言うまでもなく大きいものであったことは間違いがないです。
そして彼女は卒業後SKE48の活動には一切参加しておらずSKE48が好きなら誰もが気になっていたに違いはありません。
その彼女を口説き落として本作に参加させた石原監督の功績は凄いです。
まだまだ書きたいことはありますが、本作を時間があればもう一度観たいと思っているのでその時は追記したいと思います。
なんにせよAKBGが好きな人は一度は観てみるべきでしょうしSKE48のことが好きなら必見です。
SKE48に興味がない人もこれを観れば彼女達の苦悩や葛藤、そしてアイドルの生き方、卒業のその後の人生を垣間見ることができ胸が熱くなることは間違いないです。是非映画館で観る事はお勧めします。
言うまでもなく、「ザ・ファン向け映画」です(笑)。
【賛否両論チェック】
賛:SKE創立時から現在までが赤裸々に映し出される、ファンには感動間違いなしであろう作品。
否:ファン以外が観ても、とくに感慨もなく、退屈なまま終わってしまいそう。
言うまでもなく、良くも悪くも完全にファン向け映画です。ファンではない人が観ても、「?」ってなるかと(笑)。強いて一般目線で観るならば、「自分のいる意味」を探し、壁にぶつかっても夢を追いかけ続ける少女達のひたむきな姿が、とても清々しくて印象に残ります。
「夢は与えられるより、自分から掴みに行きたい。」
というメンバーのセリフが、すごくカッコいいです。
ファンの方、芸能界の舞台裏を垣間見たい方は是非。
感動した
地元アイドルということで、前知識なしでファーストデイだしというこで見てきました。
正直、見前はアイドル映画だしコンサート中心のライブ映画を想像していましたが10代の女の子がアイドルに目指すという完全にドキュメンタリー映画でした。
無駄なやらせ的な演出も一切なしで正直感動しました。
SKEがAKBとは違うダンスグループだったことする知らなく彼女たちのダンスは素晴らしかったです。
汗と涙が素晴らしい
実に丁寧で質の高いドキュメンタリー作品だと思った。
48(フォーティエイト)グループの本元であるAKB48や、SKE48の後から誕生したNMB48、HKT48、そしてAKB48の公式ライバル 乃木坂46といった他グループとの関係性や、姉妹グループ間の兼任や移籍に関するドラマ等々まだまだ描ける要素もあるところを、ほぼSKE48単独の6年半の歴史に絞り、2時間以内にまとめあげた完成度の高さは見事。
初期メンバー、若手メンバー、古参メンバー、卒業メンバー、それぞれの一人の人間としての生き様が映し出されていて、AKB48やSKE48のことを知らない人でもきっと響くものがあるはずだ。
放映当時も話題になった、紅白でのパフォーマンスは必見。
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