「さよなら、この映画」さよなら、人類 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
さよなら、この映画
スウェーデンの鬼才、ロイ・アンダーソンによる『散歩する惑星』『愛おしき隣人』に続く“リビング・トリロジー”3部作の最終章。
珍妙なグッズを売り歩く冴えないセールスマン・コンビが、様々な人生を目撃する様を描いたブラック・コメディ。
計算し尽くされた絵画のような39シーンのワンカット撮影、4年の歳月をかけて完成させ、2014年のヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した労作。
トリロジーどころか、この監督の作品を見るのも初。
本作一本で印象を決め付けるのも何だが…
とにかくシュール。
ほとんどの登場人物が白塗りメイク、同居人が死んでも気付かない、突然中世時代の人物が現れたり…。
?????
おそらく人の生死をこの監督独特の感性や価値観で画いているんだろうけど…。
批評家や解る人には解る。
でも、はっきり言おう。
解らんものは解らん!
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