マイ・ファニー・レディのレビュー・感想・評価
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テンポよくあっというまの93分
テンポよくあっというまの93分だった。男性が愚かに、女性が強く描かれていて、女が傷つきっぱなしじゃないところがよかった。早送りして何年か先に、収まるところに収まっているのもほっこり。
昔懐かしきテイスト
監督はボグダノビッチだし
制作にウェス・アンダーソンいるし
なんとも映画愛にあふれてましたねぇ…
もつれにもつれる人間関係を題材にした
ロマンティックコメディが盛んだったのは
もう30年以上前のこと。
あの頃はおいらも高校生でした。
おいら的古き良き時代に
タイムスリップさせてくれた感があって
プチっと幸福に浸れました。
登場人物の恋愛ベクトルが交錯する
イタリアンレストランのシーンは
もう大爆笑でした♪
クレジットで確認したら
テイタムはどうもそのシーンにいたらしい
見逃してしまった…
楽しめるラブコメ
登場人物は多いけど、関係性が分かりやすい。そこまでやり過ぎな演技ではなく、下品過ぎないところもいい。
セリフが長くて、字幕を追っているからか、たまに何て言ったっけ?と思うこともあったけど、盛り上がりは面白かった。
また、最初からイザベラが可愛くて魅了された。
デジャブ感ある群像劇。
どこかで似たような話を見た気がするけど人間関係の交差の仕方がベタすぎて笑える。きっと演劇の裏なんてこんな話どこにでも転がってるんだろ〜なー、なんて思っちゃいます。
オーウェンウィルソンの困った顔ってなんでこんなに似合うんだろ。面白かった。ラストの登場人物にもびっくり。
笑いっぱなし
私の5本の指に入る大好きな映画「ペーパー・ムーン」の監督
ボグダノヴィッチさん久々の新作。
スラップスティックなラブコメっていう感じ。
(スクリューボール・コメディというらしい)
舞台演出家のアルバート(オーウェン・ウィルソン)と
イジー(イモージェン・プーツ)の絡みから始まって
登場人物が次から次へこれでもかと絡み合い、
しっちゃかめっちゃかの事態がどんどん加速度的に複雑化していく。
映画の作りは敢えて古典的喜劇なんだが、
それがよくって、
とにかく笑いっぱなし(≧▽≦)
ちなみにあんな人やこんな人がカメオ出演しているけど、
それは観てのお楽しみ(*^_^*)
ボグダノヴィッチ復活の抱腹コメディ
昨年の東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門にて上映されたピーター・ボグダノヴィッチ監督の新作『シーズ・ファニー・ザット・ウェイ』が『マイ・ファニー・レディ』のタイトルで待望の公開。
映画祭で鑑賞した時のレビューです。
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ボグダノヴィッチ監督の劇場用映画としては2001年の『ブロンドと柩の謎』以来。
デビュー作の『殺人者はライフルを持っている!』が1968年製作だから、もう45年以上のキャリアということになる。
一時期(というか長らくというか)低迷していたときもあるが、もう「伝説の」監督といっていいのではありますまいか。
そんな彼が登壇したのだから、まさに「歴史的」な上映でありました。
と感激はさておき、映画。
新進女優のイサベル(イモージェン・プーツ)。現在、トップステージを駆け上がり中。
で、そんな彼女に、これまでを振り返って、なんぞとインタビュー。
すると・・・
なんと前身はコールガール。
それもある男(オーウェン・ウィルソン)と一夜をともにしたのがキッカケ。
彼は、彼女に「人生を変えろよ」とばかりに3万ドルをポーンとくれて、彼女は女優志願の道を歩むことにした。
で、ある作品のオーディション。
役柄は元コールガール!
その上、その作品の舞台演出家は、なんと件の男!
なんとかして、浮気を隠したい彼、前身を隠したいイサベル、そこへ、これまた女好きの主演男優(リス・エヴァンス)、主演女優で演出家の妻(キャスリン・ハーン)、純情の脚本家、脚本家の恋人でエキセントリックな精神分析女医(ジェニファー・アニストン)、さらにはイサベルの元客の判事に老探偵まで加わり、事態はどんどんと混乱していくのでありました・・・
と、次から次へといろんなひとびとが入り乱れていくハナシでありますが、なんとビックリ、こんなにボグダノヴィッチって上手かったかしらん、と思うばかりの手際の良さ。
往年のスクリューボールコメディにオマージュ捧げた本作、彼のフィルモグラフィでの位置づけでいうと『おかしなおかしな大追跡』『ニューヨークの恋人たち(原題 THEY ALL LAUGHED)』『ロブ・ロウの おかしなおかしな探偵物語』『カーテンコール/ただいま舞台は戦闘状態(原題 NOISES OFF)』と繋がってくるのでしょうね。
(『おかしなおかしな大追跡』以外は未見です。結構、コメディ、撮ってますね)
オープニングの「Cheek to Cheek」のフレッド・アステアの歌声から、エンディングのこれまたフレッド・アステアの「Stepping out My Baby」まで、とっても楽しい気分になります。
ラストには、さる大物監督も登場しますし、1946年のルビッチ映画『小間使』のシーンも登場します(劇中使用される台詞の由来なので)。
公式ページには「ボグダノヴィッチ75歳にして新たな黄金期の到来を期待させてしまう」とあるとおり、黄金期到来してほしいぞ。
これもまた、是非とも一般公開してほしい作品です。
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ということで、今回ロードショウ!は嬉しいことです。
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