シアター・プノンペンのレビュー・感想・評価
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お嬢ちゃんの卒業制作作品。
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クメール・ルージュの犯罪を人間の贖罪として、ドラマで処理しても良いのだろうか?
仏教徒なら許されるのか?
脱亜入欧でニュー・シネマ・パラダイスが好きなお嬢さんの卒業制作作品。
もう少し、脚本をねるべきだ。
折角の負の歴史があるのだから、稚拙な作品で総括すべきではない。
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二重の悲劇を生きる
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隣人同士が密告しあい殺しあった大虐殺の時代。今も人々の心に深く爪痕を残すカンボジアの歴史的・社会的な悲劇。そして一人の女性と彼女をめぐる男性たちの愛の悲劇。重なる二つの悲劇の記憶を封印するようにして生きてきた人達が、ある出来事をきっかけに過去に向き合って行く姿を、次世代の主人公の目を通して描いています。
技術的にはお世辞にも上手い映画とは言い難い。それは多くの監督・俳優等が殺されて映画文化が一旦断絶した影響もあるのでしょう。
しかし、直接的な描写は少ないにもかかわらず、あの時代のことを等身大の生身の人間の姿を通してよく描いていると思います。監督の、主人公と同じ真っ直ぐな視線が伝わってきて、重いテーマにもかかわらず清々しい余韻が残りました。
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