「過去と云うスクリーンが、映す未来」シアター・プノンペン 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)
過去と云うスクリーンが、映す未来
誰しも、人に言いたくない過去は、あるわけで。それでも、過去と向き合うことで、新しい未来が拓けるとしたら…。
パンフレット買ったんですが、監督さん、大変だったんですね。しかも、取材に行けば、「ルック オブ サイレンス」状態。(すごい映画です。観て損はありません。きっと。)監督さんが、その気になれば、恨み節炸裂ムービーにできたはず。それでも被害者も人なら、加害者も人、目線なのは、監督さんの人柄ですかね。
過去は、弾劾するものではなく、もっといい未来(ラストリール)のために、あってほしいものです。恩讐の彼方に、赦しがあるなんて素敵な話です。と云うか、本作を創り出すまでの、監督さんの心情が、映画にできそうなくらい素敵です。
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