「前半は退屈だが、後半は面白い!」ボーダレス ぼくの船の国境線 見聞さんの映画レビュー(感想・評価)
前半は退屈だが、後半は面白い!
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最初は退屈だが、後半急展開で面白くなる。殆どが船の中での撮影で登場人物も少なくお金のかかっていない映画だと思うけど、主人公の演技が上手すぎてまるでこちらも船を覗き見ているような心境になる。きっと現実社会では敵同士の3人が言葉も通じない中、赤ちゃんを守りたい想いは皆同じ。少しずつ心を通い合わせるようになる。この船の中だけは赤ちゃんを中心にしてボーダーレスなのだ!!米兵が登場したあたりで会話も増え、少し笑いや微笑ましい状況も起きて「ああ良かった」となるのだが・・ラストシーンで往復する素足の足跡は何を物語っているのだろう?米兵が家族の写真を置いていく訳はないので悲しい結末が起きたのだと想像出来る。一人一人の人間は皆良い人であって、家族思いで温かい心があるのに、政治家たちが争いを始めてしまう。悲しい現実が今も世界で起きている。ボーダーレスと言う作品名しか知らず見始めたので非常に楽しめた。『僕の船の国境線』と言う邦題?サブタイトル?は見終わった後に知った。それがかえって良かった。何も知らずに観た方が良い映画。
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