「見せられてるだけの感覚なんだよ」神様なんかくそくらえ 幸ぴこリンさんの映画レビュー(感想・評価)
見せられてるだけの感覚なんだよ
1人の女性ジャンクが愛に溺れて自殺未遂をするところから映画は始まる。
そこから延々と、若干どうでもいい、ドラマもへったくれもないジャンキーの日常を延々とただ『見せられる』映画。
どうせなら『魅せられ』たかったんですが、どこにも素敵な要素はなく。特にリアリズムもない。
これが映画界で注目を浴びたのは主演アリエル・ホームズの痛烈なまでに記憶に残る演技らしいが、彼女自身の経験に基づいて製作された映画なだけあって台詞1つ1つに熱がこもっている。
ただ映画として面白いとか、何か学ぶところがあったとか、はたまたドラッグって恐ろしい、絶対にやってはいけないわという教訓が秘められているとかそういう作品ではなく、ただ本当に日常映画でしかないので、退屈に尽きる。
コメントする