1001グラム ハカリしれない愛のことのレビュー・感想・評価
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原器を理解してたら面白い話なのかな...
エコカーで出勤。詳しく知りませんが、主人公はいかにも北欧の人って感じの美貌です。裏口でタバコ吸いながら同僚とヒソヒソ話し?日本でもよく見かける光景ではある。そこから友達出来たりするんですよね。
そんなことはともかく本題の方だが、静かな曲を繰り返しながら淡々と目方を計測する様子を描いている。何だか凄く素朴な展開です。
原器について国際セミナーに参加。各国代表が談笑してる最中も黙って聞いてるだけの主人公。原器ってのが、そもそも分かってない自分には映像美だけを支えに観ていました。
仕事を終え記念撮影。白いエコカーを発見し乗せてもらって帰国。。。うーん、何か発展した話とかないの?(苦笑)
再び裏口で同僚とタバコ吸いながら父が亡くなったことを話す。そして、弟か親戚のおじさんか忘れましたが、亡くなったことを話したのに無視。何だい、これ?旦那とは離婚寸前のようだし、交通事故を起こし原器は壊れる...とにかく孤独を淡々と描く流れ。
60分を過ぎてしまった。相変わらず映像が素晴らしいので内容は無視し、海外旅行してるつもりで割り切って観てました。
セミナーで知り合った男性の友人が力になってくれて原器を修理。その間、二人は庭でタバコ吸いながら家族の話しとかしてる。「愛はどのくらい重い?」--- 全然わかんないや。仲良く風呂に入り終了!
重さとストーリーの関係性は私の知能では理解できませんでした。
静かに淡々と進む。。。レビューしながら「あらすじ」とも「ネタバレ」ともよくわからん文になってしまいましたが、感想がてら記入しました。
ちなみに2014年・第27回東京国際映画祭コンペティション部門出品作品。
キログラム原器
キログラム原器なるものが有るとは知りませんでした。 そして分銅や板状分銅を久しぶりに見た(^^) ストーリーは淡々と進み、最後は主演の女性が幸せを掴んでって感じでだけど、それはそれでいいのだけれど、滅多に笑わなかった女性が最後は下ネタで笑って終わり。 なんだかなぁ〜最後で台無しw
「人生で一番の重荷は」
良い意味で予告に騙された一本。 軽い恋愛モノを予期してたら、もっとオサレでビターで含蓄深いのが出てきたこの大きな喜び。 「人生で一番の重荷は、何も背負うものが無いだ」 はっきり言ってしまえば「恋愛ものではない」のがこの作品の魅力。 愛とはなんだろう、という普遍的なテーマを考えさせられる「1001グラム」を示す数値。 哲学的、いや宗教的ともいえる「日常から出かける知の探求」作品。
さみしさ
ただ淡々と、女性の人生の岐路が綴られる。離婚と、父親の死が相次ぎ、一人ぼっちで喪失感に耐えている。
そこへ、交通事故を起こし、仕事でも大きな失態をしてしまう。
自分も年齢を重ねた今、そのさみしさは共感できるものだ。何をしてもうまくいかないこともある。
彼女は、人の助けを求め、さみしさを分かち合い、新しく大切な人を見つけられたけれど、さみしい気持ちは見終わった後も残った。話に凹凸があまりなく、あっさりしていたからだと思うが、さみしさは簡単には埋められない気持ちだからかもしれない。
静かな映画
ノルウェーの人は無口な人が多いのかな? セリフが短く、間が良かった。 1人で黙々と仕事をして、ガラーンとした家に帰って、半分しかマットレスのないベッドで寝ている。 ハカリの大元を扱う人達の集まりが、やはりとても静かで、ユニークだ。 風景、道路の大きな穴、車、荷物チェックなど細かい所がとても丁寧に作ってある映画だった。
度量衡について考えさせられます。それと、人生とね。
第27回東京国際映画祭コンペティション部門出品。アカデミー賞外国語映画部門ノルウェー代表に選出。 ノルウェー国立計量研究所に勤務する計測のプロが、自分の人生は思い通りに“計測”出来ず思い悩み、人生を見つめなおす物語。 劇中「人の魂の重さ」に言及するシーンが有るんですが、実際に、人の死亡前後などの重量を測定してみると、死んだ時に抜けるガスや液体など、様々な現象を考慮しても、どうしても説明できない誤差があるらしく、それが『魂の重さ』と言われていたりします。この作品では、遺灰を測定するときにその重さを感じさせる様な演出がなされていますが、それはちょっと違うよねぇ。だって、遺灰にするときに全て抜けてるじゃん。まぁ、そんなツッコミは良いとして、厳密に計量することを旨とするノルウェー国立計量研究所に関わる話としては非常に興味深い話だと思いました。 それともう一つ。時間(秒)や長さの定義は、地球を基準とするとゆらぎや誤差の影響を免れないので、現代では物理現象を基準とするようになっているのですが、重さだけはまだキログラム原器に依っているんですよねぇ。だからこの物語のように、キログラム原器の破損(!)の様な出来事が描けるわけです、ただこれも、劇中で描かれているように、より確からしい物理定数による定義に変えようとはしているようで、それが実現されれば、この物語のようなことはなくなってしまいます。 どちらも実在する「ノルウェー国立計量研究所」と「国際度量衡局」での撮影されています。「国際度量衡局」って、あんな瀟洒な建物なんですね。いやぁ、国際的な研究機関とは思えないです。逆に、「ノルウェー国立計量研究所」はスタイリッシュ。それでいて機能美を感じさせる建物でした。 「計測」と言う事を描いた物語だからなのか、あるいは、ノルウェーと言うお国柄なのか、非常に淡々と物語が進みます。それだけに、主人公の人生の思い悩みを感じるような気がしました。
初めてこの監督の作品を見た。
色がとても綺麗だ。 色が綺麗なだけでなく、その色自体に皆意味がある。色が全てを表現している。その凄さ。途中の主人公の会話の見事さ。何も言わずに全てを表現してしまうような表現力何もかもよかった。 ただ、とても控えめな映画なので見る人は選ぶ気がする。
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