「憑依」ジェサベル レントさんの映画レビュー(感想・評価)
憑依
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ブードゥー教には死者の霊を呼び起こして生きた人間に憑依させる儀式があるという。そんな儀式を土台にしたオカルトホラー。
不慮の事故でフィアンセとお腹の子を失い、自身も車いすの生活となった主人公のジェザベルことジェシー。唯一の親族である父のもと、故郷の家で療養することとなった彼女に様々な怪奇現象が襲いかかる。
この家には何か霊のようなものが潜んでいる。毎晩のように彼女に何かを訴えるかのように現れ、そしてやがては彼女を追い詰めてゆく。この霊の正体は、自分をどうしようというのか。
アイディア自体は悪くないし、謎解き要素もあって、興味をそそる展開。ただ、今一つ盛り上がりに欠ける。恐怖シーンは正直凡庸で新鮮味はない。
そんなに悪くないけど、かと言って取り立てていい作品でもないかな。劇場鑑賞は厳しい、配信で暇つぶしに見たのでちょうどいい塩梅。
主役を演じたサラ・スヌークは無名ながらなかなか魅力ある女優さん。元カレのプレストンもホントいい奴で死ななくてよかった。
最後は結局主人公は憑依されてしまったということ。でも彼女自身は養子として引き取られただけでなんの落ち度もなくただのとばっちり。ほんといい迷惑。
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