プリデスティネーションのレビュー・感想・評価
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終わったあと、すぐに2回目を観たくなる
意外なことに半分会話劇、SFなのにノワールが匂い立つ耽美的な作品
爆弾魔による無差別テロに街中が怯えている1970年のNY。場末のバーに現れたくたびれた風情の男がバーテンダーに「どうせ信じてくれないだろうが・・・」と奇妙で残酷な自身の人生を語り始める。自分をこんな目に遭わせた男を殺してやりたいと呟く男にバーテンダーは「その男を目の前に差し出したら躊躇いなく殺せるか?」とある提案を持ちかける。
派手な場面は一切なく、90分強の短い尺のほぼ半分が男とバーテンダーの会話。しかしその会話の中に散りばめられた伏線を猛烈な速度で回収した末に辿り着くセンスオブワンダーは『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編] 叛逆の物語』のそれに通底する絶望的な悲哀に満ちている。スピエリッグ監督の前作『デイブレイカー』と同じく喫煙シーンがやたらと耽美的なところも印象的で、SF映画なのに濃厚なノワールが匂い立つ深い余韻が残る作品になっています。
良い意味で裏切られた作品でした(^ ^)
評価が高いのがわかりません。。。
凄い、という言葉しか出てこない。
凄い。凄い、という言葉しか出てこない。
鑑賞後はずっと震えが止まらなかったです。凄いもんを観てしまった、魅せられてしまった、という興奮でずっと震えてました。それでも震えてばっかじゃいられないんで、なんとか気分を落ちつけようと行きつけのバーに行き、ビールで喉を潤した辺りからやっと震えが止まったぐらいで。いやぁ凄いですよ。まじで。凄い。何回も言いますが、凄い。
で、これね、レビューというか、感想と言うか、何も言えないのです。何かちょいとぽろりワードを出そうもんなら、それがネタバレに繋がる恐れがあるので。だから今、非常に困っております。どうしようかと、何を書こうかと。
一応、SF映画で「タイムトラベル」「タイム・パラドックス」がテーマと公式の方でも謳っているので、まあそういう映画なんですけども。これに近いので『LOOPER/ルーパー』という映画がありまして、あれもタイムトラベルを扱った作品で、自分、あれに関して「タイムトラベルモノのひとつの到達点」と評したんですけど、それは間違ってはいないのですけど、ただ、このプリデスティネーションはあれを遥かに凌いでいます。まぎれもない頂点です。
これから観られる方にはそっから先、一切の情報をシャットアウトしてもらいたい。予備知識を耳に入れないでもらいたい。関連情報やらをネットで拾い読みしないでもらいたい。まっさらな状態で鑑賞して頂きたい(公式HPのストーリー解説はかなり核心に触れているので、観るなら鑑賞後を強くオススメします)。
まっさらで。絶対にまっさらで。
必ず、期待以上の興奮が待っていますから。約束します。
えー、以上です。
こういう裏切りがあるから、 映画はやめられない!
難解で退屈だが、全てを裏切る予想外のラスト!!
制作側の思いが伝わる
よくまとまった作品という印象。原作の短編は23ページ程度というから、原作のプロットを骨格にして情緒の部分を肉付けしていきながら映画的なアイテムを纏わせたというところか。
原作は未見だけど今作はかなり忠実に原作を拾いきっているということらしいので、あの宇宙飛行士向けのコールガール育成みたいなエピソードはさすがのハインラインだなと。あまり考えてないあたりが。だから現在で原作に忠実にその設定を描かれるとポカンとするよりないんだな。作ってる側にもその考えが無かったはずもないが、それをあえてやることに意義があるんだろう。だからこの作品はハインラインの古典のアレを映画にするぞ、ていうのが第一義であってそれに賛同できない人たちにはしょうもない作品になっているのかもしれない。とはいえそもそも気にならない人も多いだろう。でもやはり未来感がない設定だけに絵作りで頑張って観せてもらってもポカンとしてしまう。
ジョンのときのサラ・スヌークがジョディ・フォスターに見えて仕方なかったが同じ印象を持った人は少なくないようで。大変な役どころだっただけに印象に残る演技だったし、おかげで若干影が薄くなってしまったイーサンだけどもやはりこういうの向いてるなあと改めて思った。あまり掘り下げるべきでない作品だと思うが、作り手の誠実さが伝わってくるような出来だった。
ビックリした! 最後はただア然!! 展開に驚きっぱなしーー!!! ...
ビックリした!
最後はただア然!!
展開に驚きっぱなしーー!!!
濃密すぎてスリルでショッキング!
途中まで仕掛けられてるみたいです←
こ、こ、コレは…⁉︎
どーなっちゃってるワケ?って。。。
核心を突いたときにマジでビビりました。
ただやっぱりややこしいのは事実ですが。
難解テーマはある意味不気味でした。
凄まじい怪演をしたサラ・スヌーク。
この女優に引き込まれました。
ハッキリ言ってこの映画は丸ごとサラ・スヌークでしたネ!
まるで実験女優みたいでしたから。
パッと見はクールな目元でバービードール風。
体がガッチリしていてナチュラルにしてると財前直見さんみたいだし
男装するとジョディ・フォスターにクリソツ!
ハンサムで若い頃のディカプリオにも似ていて男前なんですよ。
もうサラ・スヌークワールドに時空を超えそうでした(笑)
原作がタイムパラドックス小説です。
内容がクセになる魔法のように吸い込まれちゃった。
グルグル謎めいた復讐にも似た消えたり現れたり(笑)
予測不可能な物語です!
そして【宿命】というワードが後引きます。
ずっと耳に残っています。
なんか怖いよー!!!
ちょっぴり悲しいかも。。。
全編映り込むサラ・スヌークが奇妙な身の上話を低音で語るんですよ。
もっともっと告白話を見ていたいと思いました。
繰返し…
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