プリデスティネーションのレビュー・感想・評価
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【”自分の尾を際限なく食い続ける蛇・・。”複雑に絡み合ったタイムループが最後に明らかに示した事。脳内フル回転で観るタイムループSFの逸品である映画である。】
■連続爆弾魔の脅威にさらされている1970年のニューヨーク。
青年ジョン(セーラ・スヌーク)は訪れた場末のバーのバーテンダー(イーサン・ホーク)に自らの苦悩なる数奇な身の上を打ち明けていた。
するとバーテンダーも自らが”時空警察”であることを告白し、元恋人への復讐を望むジョンの手助けをすると言い出す・・。
◆感想
・原作を読んでいないと(読んでいても・・)この作品は、脳内フル回転で観てしまうのであるが、驚くのはタイム・ジャンプを繰り返すジョンと、明かになるバーテンダーの真の姿の未来、過去におけるジョンとの関りが”ほぼ”瑕疵なく描かれている点である。
・原作未読で、お時間のある方は、時系列を記しながら今作を鑑賞すると良いのではないかと思う。
<何を書いてもネタバレになるのでシンプルに示すが、ラストのイーサン・ホークが演じるバーテンダーがコインランドリーで出会った連続爆弾魔の”顔”には、驚きを禁じ得ないとともに、”自分の尾を際限なく食い続ける蛇。”という劇中言われる台詞の意味が良く分かるタイムループSF映画の逸品である。>
観るのを諦めた映画
バーで生い立ちを話してる。長い。SF的な映像も所々にあるけど面白みのないまま50分が過ぎた。
孤児院で育ったセーラ・スヌークは、男性・女性両方の機能がある肉体で、男と関係を持ち妊娠~出産したことで男性機能だけになり、外見も変わった。
「この苦しみがわかるか?」
バーテン:イーサン・ホークは
「グダグダ長い奴だな。客だしまぁタバコでも吸いながら聞くか」て感じ。
ジャケットは商売が絡んでるんでしょうが、主役はセーラ・スヌークといっていいでしょう。
出だし、貼り紙に記入してあった...
「明日すべきことを昨日やるな」
「成功したら二度と試すな」
この2つが何となく説得力あったので、ずっと気にしながら観てたけど生い立ち話が長くて眠気が・・・。
50分過ぎで時空警官イーサン・ホークの出番が増えるけど、タイムスリップの連続で目的がいまいちわからないまま進んだ。推理好きな人向けかなぁ。
80分まで頑張って観たけど、何も感じないまま私は過ぎてしまったので、諦めてストップボタン押しました。
もう少しで終了だけど、そういう映画があってもいいだろうと思って・・・。
ネタバレ厳禁、想像を超える結末
予想を超えてきたタイムトリップサスペンスでした。
長い前置きだなと思っていた前半の流れを吹き飛ばすように、時空を超える度に回収されていく伏線と明らかになる事実。
何気ない一言や会話の中にもヒントがある、予告からは想像もできない結末へと向かう映画。
ストーリーが進んでいくにつれて「えっ?ちょっと待って、てことは…」と、戸惑いながらも頭の中で整理していき時空のパズルを繋げていく感覚が楽しかったです。
ただちょっと解らない部分も残ってしまったので、なかなか1回で完全に理解するのは難しいのかも?
他のタイム系やループ系映画でも類を見ない斬新な脚本で、90分ちょっとで見れるので気軽にサスペンスを楽しみたい時におすすめ☝️
3.38善い出来栄え
善い出来栄えの映画
背景もカメラもかっこよく、「よいね」と感じた
構成も複雑ながら、答えがわかればシンプルで伏線の回収も漏れがないように感じた
ただ少し最後のインパクトが低めだった
最後の事件までどうなったか回収してくれればよかったな
youtubeの素人投稿者さんのお勧めに過度な期待はしません
古典SFの真っすぐな映画化
【先が読めない!秀逸すぎるSFサスペンス!】
・2014年公開のオーストラリアのSFサスペンス映画。
・ロバート・A・ハインラインによる「輪廻の蛇」を基にした作品のようです。
・連続爆弾魔により混乱していた1970年ニューヨーク。とあるバーにやってきた男・ジョンは、バーテンダーに彼の過去を話す。もともと女性であったこと、自分の人生を狂わせた人物がいること。男が一通り話し切ると、バーテンダーは突然「お前の人生を壊した男を差し出すと言ったら?」と言う。意味不明な状況の中、物語は終着点に向けて進みだす という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・物語が秀逸すぎる(先をよんでもさらにその先がある)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
・この作品は、物語が秀逸すぎて、これだけで観る価値のあった一作でした。話の構成、伏線のはりかた、回収のしかた、登場人物の妙、など素晴らしかったです。こちらも先をよもうとして色々と想定し、ある程度、当てれたのですが、それでもその先にさらに「よめなかった先」があるのです。内容をあまり深く述べてしまうと、これからご覧になる方にとってもったいなすぎるので書きたいけれど書けないモヤモヤをご理解ください。笑
・イメージ的に言うと、マトリックス3部作をすべて見ている方なら、この映画の考え方が割と中盤で理解できると思います。
・ただ、一点だけ。タイムトラベルものは常に「始点」と「終点」が問題になりますよね。それがこの映画でもあります。ここだけ気にしなければ、ほぼ100点のサスペンス物語です。
・演者もイーサン・ホークさんと、サラ・スヌークさんの素敵な演技が中心となって、とても共感しやすかったですし、この2人のキャスティングそのものも物語の肝でもありますね。
・あぁ、色々言いたいです!でも、言えないです。笑 是非、一度、騙されたと思って観てみてください!かなり秀逸な先を読ませ切らないサスペンス映画だと思います。ありがとうございました。
#映画 #プリディスティネーション #PREDESTINATION #2015年 #SF映画 #サスペンス映画 #原作映画 #マイケル&ピーター・スピエリッグ兄弟監督 #イーサン・ホーク #サラ・スヌーク #秀逸すぎる物語 #先が読めない
#全体3.8 #物語4.5 #演出3.7 #演技3.7 #配役3.7 #映像3.6 #音楽3.5
ラブストーリーとして見ましょう
ネタバレを知っての視聴でしたが、ありふれた時空モノ・タイムパラドックスネタも特にそこまで評価に値するほどのこともなく、、すぐに忘れそうな作品…と思うところでしたが、、これはラブストーリーです!そう考えると、一気に素敵な作品となります…。
俳優がカッコいいとかってゆうレビューが多いですが、有名な人なのかな?詳しくないからわからん。ただのチョビヒゲの渋いオッサンです。
友達にすすめるのちょっと躊躇する、実にビミョーな作品だった。流行りもの好きなだけだと思われそう。
台詞回しは良かった。
最後のオッサンどうしの、鎖を絶ちたいなら私を愛するんだってとこは、「もう一度」がホントに切なかった…。
「おまえがひどく恋しい」…相手は自分ではあるけど、これはある意味素敵なラブストーリーだったね…!(╥﹏╥)
追記:何度みても冒頭のバーでのジョンが男性にしか見えない…女優さんってスゴイ。
前知識なしで見ました結果
こんな面白い話ある?w
最初本当に退屈で見るのやめようかと思ったけど、いわゆるタイムリープものの伏線改修の醍醐味を存分に味わえる作品でした!と言うか、もうここまで見事なメビウスの輪はなかなかないでしょwww爽快ですらあります。
鶏が先か卵が先か
その手があったか。
想像できるけど想像を超えた
作り込まれたSF作品
輪廻の世界の息苦しさと絶望・・・
テロ犯罪を防止する時空警察の活躍と苦悩を描く物語。
タイムパラドックスを描くことだけに注力した作品です。
映画冒頭から、上手に伏線が張られていて、その展開に感心しました。
イーサン・ホーク、サラ・スヌークの演技も魅力的で、映画の評価を高めてくれたように感じます。
ただ、それでも「タイムパラドックス」だけの作品です。何の生産性もない、行きつく先はない、ただループしているだけのもの。
映画として、高い評価は難しいと感じるものでした。
コッテコテの・・・
50年前に誰かがこの話を書いたとしても「 このアイディアはちょっと古いなあ」と言われてしまいそうな話だと思った。オーストラリアの映画は半世紀遅れているのか?
前半に出てくる回想の中の回想が独特の雰囲気を醸し出していて面白いと思った。普通、脚本家というものは回想の中には回想を入れないように気をつける。だからこの映画の中でそれが出てきた時に、おや?と思った。後で「あーそういうことか」ってなって私としては、まあそれほどびっくりするような展開ではなかった。
それでもこの作品が駄作となってしまっていないのはその脚本のキレ良さであろう。余計な登場人物が一切登場しないところが良い。また膨らませたエピソードも一切ない。よくできた短編小説のようにすべてがキチンと嵌りこんいてスピード感があって見やすかった。また余計な人物が出てなく、必要人物のみでまとまってるところからとても不思議な感覚が醸し出されている。その辺のところが認められてきっとこんなベタな作品が映画化されたのであろう。
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