「スピエリッグ兄弟」プリデスティネーション ssspkkさんの映画レビュー(感想・評価)
スピエリッグ兄弟
自分で自分を愛して、自分とセックスして、自分で自分を産めば、孤独なんか生まれないという話。ただ、ウロボロスの、自分の尾っぽを喉の奥まで飲み込んでグェっと吐き出しそうになる感じ、気持ち悪い感じがないのが残念。時間を超えたり、性を超えたり、自分を超えたりすることの代償としてのグロテスクさ。マトリックスの向こう側に行っちゃったウォシャウスキー兄弟の兄の美少年が美少女になるとかじゃない、おじさんが凄いリスクを侵しておばさんになる感じが足りていない。
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