「女子高生だった頃がフラッシュバック。」私たちのハァハァ だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
女子高生だった頃がフラッシュバック。
時代は変わっても中身はおんなじだなぁと元女子高生は思いました。
馬鹿で、うるさくて、潔癖で。
自分だったら、もっといい方法を考えるというか、
ノリ家出を実行する馬鹿さを発揮できなかったとは思いますが、
願望はあったのかなぁ、彼女らに過去の自分を見た気持ちがして、
直視できない部分もちらほらありました。
突っ込みどころは色々ありました。
フィクションなんでそこは黙っておくべきなのかと思いますが、
平和記念公園の近くで、テントもなしにうら若き乙女がねっころがってたら
通報されて補導されやしませんかね。
つか、補導されて欲しいですよ。
危ないから。はらはらしました。
それ以前にも野宿してたんでしょうが、都市で外で野宿はやめてよーー。
なんて、親の気分もしました。
あとは、ササキ(池松くん、ゲスい若者が似合いすぎ)にしろ、他のドライバーにしろ、
結果的にいい人(?)だったけどさ、危ないからヒッチハイクだめよ。
男性グループとかだったらほんとにレイプされたらどうすんのよ!
知らない人の車に乗り込むのって危ないのよ。知ってる人でも十分危ないんですからね。
車って移動する密室ですからね。もっとはっきり言いましょうか。移動するラブホテルですからね!!!
行き着くところまで行ってもいいって決めてる相手の車以外は
のってはいけませんよ。皆さん分かりましたか?
ほいで乗せてもらっていながら態度が悪い女子高生たちに、ひやひやしました。
人の車にただで乗せてもらって、音楽変えろとか、厚かましいこといいなさんな・・・
盛り上げるとかいらんから黙って座ってろと思いました。
まあ、ヒッチハイクしてそうな人がいても絶対私は乗せませんが、つか、乗せてーって
やってる人見たこと無いですけどね。
ササキはさっつんにちゅーできたから、とりあえず我慢(?)して送ってくれたんかね。
つか、さっつん、抵抗しなさいよ。ってかササキ、それは性犯罪ですからね。
でも池松くんに唇奪われるのはうらやま・・・
多分、見てる女性たちへのサービスショットですよ。
男性向けのサービスショットは全編あふれてます。
無防備な娘たちが薄着で危なっかしく走り回ってるんでね。
若い娘が勝手に消費されるのは好みません。でも、本人達が気づいてないんで外野は黙るしかないのよね。10代の頃、気づかないうちに、大人の男たちに勝手にエロスの対象として消費されて、ぼんやりその傷に気づくのはもっと大人になってからなのよね。
そのことをなんぼ最中の娘らに言ってもなかなかわからんし、それを阻止したからええかってゆうと、そうでもないだろうしね。
われわれは性にまつわる悲しみにただ翻弄されるだけです、はい。
横道に逸れましたので本題に戻ります。
けんかは大人の観客ならば絶対起きると分かっていたことなので、
ニヤニヤしながら見れました。
チエがさっつんの浮気現場を見てしまってたとおもいますが、それをけんかのときに言わなかったので、
面白くねーなーと思いました。
ふみこのクリープハイプの神格化は、ああゆうはまり方の人を見たことあるけど、
やっぱひくなーと思いました。あれも若さではあるのですが。
全編を通して私どうもさっつんが嫌なんでしょうね。さっつんに一番イライラしました。
直視できない部分に戸惑いつつもまあ、楽しく見られたかなって思います。
クリープハイプさんといい、不倫で話題のゲスの人といい、セカオワといい、
フェミニンさのある高い裏声の男性ボーカルが今は流行りなんですね。