「あの日あの時のタイミング。」あと1センチの恋 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
あの日あの時のタイミング。
どうしたらそんな凛々しい眉毛に?と思うL・コリンズ主演の
ラブコメ。白雪姫の頃からすでにセンスはあったと思うけど、
けっこうなコメディエンヌぶりが発揮され、泣けて笑える。
ただやはり感じるのは時代の流れで、
「恋人たちの予感」の頃から比べるとやることが素早くて大胆。
子供ができてシングルマザー、結婚・離婚、同棲・解消と次々と
お互いの事が運んでいくので、すごいな~とオバサンは思う^^;
そしてこういった関係は、周囲がけっこうな迷惑を受ける。
例えばだ。
彼が一目ぼれしてその後関係を結んだり離れたりするベサニー。
できちゃった娘の父親でしばらくしてから結婚・離婚するグレッグ。
結婚後も価値観の違いと精神障害&浮気で結局別れるサリー。
一見、主人公以外はいけすかない面々を登場させてはいるけど、
元を辿れば彼ら二人がすんなり結ばれていれば必要ない面々で、
(これだと映画にならないけど)けっこう周囲は振り回される訳だ。
そもそも、
他の人にゾッコンな相手を今後どう愛したらいいのよ?と思う。
この二人の場合、一緒に居過ぎたことが難しくさせている。
相手のことが手に取るように分かる=相手の幸せを願ってしまう。
その幸せの相手が自分ならいいけれど、そうじゃなかったら…?
今の関係を壊したくないと思えば思うほど言えなくなるのか。。
でも結婚ってのは、ほとんどがタイミングだ。
離婚した夫婦がなぜあの時この相手と?と思うそのタイミング感^^;
上手くいくもいかないも、やがて出逢うも出逢わないも、ある意味
運命に図られている部分があって、人生の上で必ず意味ある相手を
その時は好きになっているものだ。簡単にいかないことも多いけど、
今作の二人のように回り回ってやっと、そういうことか。に気付く
遠回りカップルに、これまでの苦労が報われる未来があると良いね。
(L・コリンズ可愛すぎ。どうみてもアレックスの決断が遅いけどね)