劇場公開日 2015年9月5日

  • 予告編を見る

「女心を分かってそうで分かってない?現実路線の恋愛ドラマ。」ピース オブ ケイク 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5女心を分かってそうで分かってない?現実路線の恋愛ドラマ。

2015年10月22日
PCから投稿

泣ける

悲しい

幸せ

【賛否両論チェック】
賛:「ちゃんとしたい」という想いとは裏腹に、流されていく主人公の恋模様と、そんな中で目覚めていく確かな恋心を、等身大で表現。
否:女性目線でのストーリーではあるが、案外女性の共感は得にくい展開かも。ラブシーンがかなりあるので、デート等にも不向き。

 飾ったり背伸びしたりすることのない、等身大の女性の恋愛を、現実的に描いていきます。そんな中で、
「大嫌い。でも大好き。」
という、決して一筋縄ではいかない乙女心が、素朴に表現されています。
 しかしその一方で、一貫性のない発言や、
「本当にそう想うかなぁ・・・?」
と疑問に感じてしまう行動等、登場人物達の言動には、どうしても違和感が否めません。まぁ、それもまた人間味があるとも言えますが(笑)。ラブシーンも、思いのほか結構多い(PG-12)ので、ご注意を。
 「ピースオブケイク」の意味が、最後の最後でやっと分かる。そんな大人向けの恋愛ドラマです。

映画コーディネーター・門倉カド