「トモロヲ監督作品」ピース オブ ケイク яさんの映画レビュー(感想・評価)
トモロヲ監督作品
むしろ自分の目当ては今をときめく豪華といわれるキャスト陣じゃなくて、トモロヲさん監督であることと敬愛する峯田が出ていることで。
マンガの実写化(でも好きなマンガだし)、商業的なキャスト陣、好きではない恋愛モノ、でもトモロヲ×峯田、そのあたりどう折り合いつくのかなと期待と不安両方で長い間楽しみにしてました。
最初に感じたこと。
「アイデンアンドティティ」の空気。
音楽も大友さんだからですね。
なので好きなトモロヲさんの安心感を感じてしばらく鑑賞していた。そしたら不意打ちの峯田初登場シーン。しょっぱなから全開な登場で、ああもうキタキタ!たまらん!とテンションが上がりまくった。この人出るんだった、ってつい忘れて見入っていたのもあり。
演技力も上がり、それ以上に唄のパワー、人間パワー、表現力が格段に上がっていて、涙が出るほどだった。圧倒された。
あぁ、この人のパワーで胸の奥の真ん中が満たされる。別格すぎる。
人気な俳優さんが出てるから観に来たっていうみなさんには一体彼はどのように写るんだろう。
もともとジョージ朝倉の原作が好きなので話としては単純にそちらの方が好きだけど、映画としてはやっぱトモロヲ作品好きだ!と感じられた。おもしろかったです。
折り合いの点では、個人的に峯田に対する愛が強すぎるためにやはり彼が少し浮いて見えた。いや、どちらが浮いていたのだろう。トモロヲ作品に豪華キャスト陣が浮いていた、が正しい気もする。
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