劇場公開日 2015年11月14日

FOUJITAのレビュー・感想・評価

全42件中、41~42件目を表示

0.5見なきゃよかった

2015年11月14日
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鑑賞方法:映画館

藤田の絵画が好きなのと、監督の「泥の河」と「死の棘」が好きだったので、公開初日に行った。満員。周りの年配の女性達が、楽しみですね~とウキウキお喋りしてた。映画が始まる。すぐに、嫌な予感。パリの場面は全てが書き割り状態で薄っぺら。帰国後の日本の場面は、西洋人受け狙い的な映像と思わせぶりのセリフのみ。時間を返して下さい。
上映前はウキウキと賑やかだった女性達も終演後は無言で映画館を後にした。途中で抜ければよかった。次の回待ちで並んでいる人達に、見ない方がいいですよ、と言いたい気持ちをおさえるのが大変でした。

ランス礼拝堂を見ることができたから、0点ではありませんでした。

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talisman

4.5絵が完璧

2015年10月27日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

あくまでも個人的な好き嫌いでいうと、小栗康平の映画は面白くないと思っている。泥の河、死の棘、眠る男、いずれも単純に面白くない。それでも見てしまうのは、まわりの評価、世界的な評価からだけでしかないかなーと今更ながらに自覚しだしたのだが、今回のこの映画もその例外に漏れないだろう、きっと面白くないだろう、でも多分評価はされるかもしれないから見ておこう、という気持ちで、気合を込めて、臨んだ。
気合いが功をそうしたのか、いやいや監督の真の実力からであろう、非常に素晴らしい内容であった。涙とか、感動とか、笑いとか、そういったものとは無縁ではあるのだが、映し出される絵の全てが完璧であり、完璧に作りこんだ絵にしか見えないのに、その時代に身を任せているかのようなリアリティーを感じた。作品の中の意図とか趣旨、ストーリーなんてどうでもいい、ただ目の前の絵と音を鑑賞するだけで完結してしまうくらいの完璧さであった。
ただ、沖縄戦の映像を旧日本軍が上映していたシーンと、ラストのCG、その2ヵ所だけは納得しかねるものであった。そこがなければこれが今年の最高賞でもいいと思ったくらいだ。それくらい致命的なものだったと思う。
それにしても小栗康平にとって地球全てが巨大なセットのようなものになってしまったのだなー

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SH
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