ストレイヤーズ・クロニクルのレビュー・感想・評価
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特殊能力を持って生まれた若者の苦悩
特殊能力を持った2つのグループの対立を描いたアクション映画だと思って観ましたが、特殊能力を持って生まれた若者が悩んでばかりいて、話が前に進まなくて退屈しました。各自の特殊能力もあまり生かされているとは思えず、アクションも地味で淡泊な感じで、結末も心に響きませんでした。有望な若手俳優を観る映画としてはいいと思うのですが、映画としては残念な出来です。
あと一歩踏み込んで作られてたらいい映画
原作もこんなのなのかな?
期待度上げていったら拍子抜けするかもしれない。
キャストもかっこいいし、特殊能力設定も良さげ、話の流れもいい感じなのに、全体的にそこを活かしきれてない…
設定の説明が少ないのもあって、観客がおいてけぼりになってて、公式サイトの「キャスト」にある能力の説明みて、「あ、なるほど」となる。
オチは悪い意味で衝撃の展開。見終わったあと「うーん、なんだかなぁ」という気持ちは残ってしまう。
うーん、でもイケメンはたくさん出てくるし、敵も味方もいいキャラばかりなので期待せずに目の保養くらいに見に行くのはいいかもしれない!
38点
誰がどの様な能力か冒頭で説明が欲しかった。なんの動物から貰った能力などを描写するべきだ。
主人公のチームの目的の明確性が無かった。敵や味方が誰でどいつを倒せば正解なのか分かり難かった。
その他諸々
残念な脚本も、役者たちの力量がカバーしてました!
予告篇のみの知識で観ました。
Xメンのようなアクション類の映画と
勝手にレッテルを貼ってましたが、
上質なヒューマンサスペンスでした。
描かれたテーマは
絶望的な中での兄弟愛や友情。
宿命に逆らえず
この世に生まれ落ちた2組のグループが、
同じ境遇に気づいて
次第に分かり合っていきます。
まずグループの棲み分け。
ここは映画できちんと説明されないので、
予習していきましょう。
まずは親の脳にストレスを与えて生まれた
特殊能力を持つ「チーム・スバル」。
3秒先の未来が見える超視力に、
超腕力、超脚力、超聴力、
いつ破綻するか分からない
不安と生きています。
もうひとつは
生物の遺伝子を掛け合わせて生まれた、
「チーム・アゲハ」。
ウイルスや、素早いチーター、レーダーのコウモリ、
毒蛇、テッポウウオ、堅い甲虫の
特性能力を持っています。
そんな2つのグループが衝突する、
ハリウッド風で漫画的なストーリーです。
まぁ日テレだしね。
けど
今をときめく日本のヤングアダルト実力派を
集められたことは良かった点ですね。
2チームの葛藤に、
彼らの演技が火花を散らします。
賛否両論どおり、
演出も脚本も首を傾げるとこが多いです。
でも役者たちの力量が凄いので、感情移入できました。
ハラハラしたり、気持ちが揺さぶられたり、
スクリーンに入り込めます。
ふとフランシス・フォード・コッポラ監督の名作
「アウトサイダー」のグリーサーとソッシユを
思い出しましたよ。
キャストは頑張ってましたね!
染谷将太さんは、
「さよなら歌舞伎町」もよかったけど、
キャラの世界観を築き上げて、
今まで以上の存在感。
鉛のような冷めた眼が持ち味の男優さんは、
日本では珍しいと思います。
岡田将生さんも、
クールな中に垣間みえる優しさを、
上手く表現していました。
鈴木伸之くんも、松岡茉優さんも、
白石隼也くんも熱演でしたね。
成海璃子さんは昔、
CMのお仕事させてもらいましたが、
素はクールで言いたいことをはっきり言う人。
ホントに劇中そのままの女の子。
微笑ましかったです。
ストーリーは
ツッコミながら楽しんじゃえば、
CGアクションも見応えありの、
スリリングな2時間です。
ゲスの極み乙女が歌っている
「ロマンスがありあまる」も唐突で、
ある意味既成概念をぶち壊していて、
カッコよかったなぁ。
普通に
楽しめる映画だと思いますよ。
生まれてきた意味と、生き続ける理由。切なすぎる“進化”の行く末。
【賛否両論チェック】
賛:生きる意味を見出せず、真逆の道を歩んできた2組の能力者達が、次第にその運命を交錯させていく様子が印象的で考えさせられる。特殊能力の種類も興味深い。
否:ストーリー自体は結構強引で、ツッコミどころも多いか。グロシーンもあり。
実験によっていたずらに生み出され、生きる意味も見出せなかった2組のグループが、それでも庇護から抜け出せずに生きるしかなかったスバル達と、自らの意志で必要悪の道へと進んでいった学達に分かれてしまった構図が、まず切なさを誘います。そんな時に出逢い、最初は対立し戦っていた2組が、お互いのことを知っていくうちに、次第にその関係性に変化が生まれていく様子も、また感慨深いものがあります。
そして、彼らの特殊能力もそれぞれ個性的で、興味深いです。
「自分だったら、どの能力がほしいか?」
なんて想像しながら観るのもイイかと思います。
ただ、お話は結構強引で、ツッコミたくなる人もいるかと。グロシーンも結構多めです。
人間の今以上の“進化”に対し、警鐘を鳴らす社会派のアクションです。
期待したのとは違った感動
予告編で、特殊能力での戦いに魅せる映画だと思ってたんだけど、いい意味で裏切られました。
国?人の都合で作られた人間達が、人並みに生きたいと願う事が根底にあって、ストーリーは決して楽しいものではありませんでした。むしろ悲しいです。
彼らは、普通の人間のように考え、彼らなりに必至に生きようとしてたんだと。怒りも優しさも普通に人間そのものでした。製造者の人達の都合で殺されてゆく。とても悲しかったです。
表題が示す通り、しっかり生きようとした彼達が、自分の運命に迷いながらも、もがいてゆく生き様を感じました。
岡田さん 染谷さんなど若手俳優それぞれが、好演してます。とてもいい映画です。
期待しすぎた
予告を観て気にまり観ました。
アクションシーンは、まあ迫力があった方だが、すべてにおいてイマイチでした。
話も、ごく普通でありきたりな内容でした。
予告で期待しすぎてしまったかもしれないです。
染谷さんの演技は好きですね。
良い
映画見終わったその足で、原作を買いに行くほど好きな感じ。
Ⅹ-MENもそうだけど、昔あったジェシカ・アルバ主演の海外ドラマ「ダークエンジェル」に似ている。
「ダークエンジェル」よりは規模が小さいけど、そっち系の話が好きな人はいいかも。
他の方の評価は低いけど、私は好き。
予告編とは全く違う
原作は未読です。
かなり前から予告編を見てはずっと楽しみにしていました。
しかし実際見てみると印象が全く違う。
話は非常に平坦で退屈な時間が多かった。
見せ場は特になく非常に地味。
アクションシーンは見応えがあっていいと思うが、予告編にあるほどそんなに多くない。
個人的にはアクションシーンに期待して見に行ったので、もっとアクションシーンを増やして欲しかったというのが減点対象。
役者の演技とアクションシーンの格好良さ、そしてゲスの極み乙女。の主題歌が意外とマッチしていたので星2つ。
以上。
暗い
短命であることを悲観して抗う若者の話し。
少々のアクションはあるけれどストーリー的には一人を除き能力を持っていることはどうでも良い感じ。
とにかく暗いし間延びしてだるい。こういうシチュエーションに笑いを盛り込めないのが日本映画の残念なところ。
spec?
マッドマックスを観るつもりが時間の折合いが
合わずストレイヤーズを!specファンやアメコミファンにはいいのでは?原作はコミックではないが
非常にそれっぽいですね(^^;;個人的には好きな映画ですね(^_-)
観るべき点、あるいは・・・
「ヘヴンズストーリー」「感染列島」などの作品で知られる瀬々敬久監督が、「MOMENT」「真夜中の五分前」などを代表作とする作家、本多孝好のエンタメ大作を映画化。
日本を代表する映画評論家、淀川長治が「嘆きの天使」などの作品で知られる巨匠、ジョゼフ・フォン・スタンバーグの「上海特急」を評した言葉の中で、印象的な言葉がある。「スタンバーグの代表作ですね。これはね、話はどうでも良いんですよ。ディートリッヒが、凄いですね。それだけですね」
時に絶賛する映画に対して、遥か遠くから客観的に評する淀川らしい言だが、確かにこの「上海特急」、物語よりも先に往年の大女優、マレーネ・ディートリッヒをいかに美しく、気高く映すかに心が配られたフェチズムに満ち溢れた傑作である。当時、ディートリッヒとコンビ絶頂期であったスタンバーグにしか撮れない一品。これもまた、映画史にあるべき傑作のあり方とも言えるだろう。
で、本作である。「アントキノイノチ」では榮倉奈々、「感染列島」では壇れいと女優の魅力を引き出し、料理する名手、瀬々の手掛ける今回の一本。淀川の名言を引くとしたらこんな感じか。「瀬々監督の一本ですね。これはね、話は"本当に"どうでも良いんですよ。成海璃子がね、いいですよ。それだけですね」
「神童」「少女たちの羅針盤」などの作品で存在感を示し、独自の地位を築いてきた成海。近年は、大人の女性への脱皮を図る中で苦しんできた印象を受けてきたが、本作では真価発揮の感がある。若手俳優が台詞の消化に粉骨砕身して空を切り、岡田、染谷もどうにも工夫も苦闘も見られない白々しさが満ちる中で、成海は持ち味の低めの声でファンタジーの世界観を引っ張り、リーダー不在の物語を説得力をもって染めていく。
彼女独特のアウトローな魅力を生かしながら、サイドからの女優ライトフルで切っていく自信みなぎる一人の女優の横顔は、美しく、映える。作り手が力を発揮できない演出の中で、全力を注いだ点はここ一点にあると言ってよい。
その他、スクリーンに映える可能性を秘めた若手女優陣を揃えたが、そこは年輪・・ではなくキャリアと才気のなせる技。現代において珍しい頑固な女優気質をもつ成海が輝くのは、至極当然といえば当然だろう。瀬々は妥当な選択をした。(若手注目株、黒島結菜は今後の個性爆発に期待したい)。
と、成海の賞賛にえらく言葉を割いてしまったが、本作を鑑賞された方にはその理由も、ご理解いただけるだろう。観るべき点、あるいは「まあ、お金もったいないし、時間つぶしに観るしかない」点に、力を注がせていただいた。淀川先生、いかがでしょうか?
私は、冷たいでしょうか?
映画館サイズではないが
なんとなく、フラッと観たので暫くたってから「あらら?やっちゃった?」と思ったけれど、役者とキャラクターで最後までいけました。
原作読んでないからなんともですが、おしかったなぁ…て気がします。個人的にはそれなりにグッときておりますが。
想定外
原作未読。
予告、チラシから察して、【特殊能力者同士のバトルアクション】を期待しながら観賞したが、
全くの想定外映画でした(笑)
内容は・・・
人類の進化に対する2つの実験により生まれてきた子供たち。
成長し、1組は希望を抱きながら自由に動けないチーム岡田。
1組は絶望の中、自由を求めて行動するチーム染谷。
2つのグループがお互いの動きに注意しながら、やがて接触。
大決戦かと思いきや、染谷が語るチームの存亡と自分の役目。
受け入れるまで葛藤を続ける岡田。
そして、2チームを狙う真の黒幕。黒幕が狙うのは、人類進化の鍵となる人物。
全人類殲滅をも覚悟し、キーマンに接触する黒幕。
希望のために戦う能力者たち。そして、岡田の決断とは・・・
期待していたバトルアクションはほぼ皆無。
【瞬間移動能力者同士の戦い】【岡田vsウィザード】位か。
後は、能力者個々の苦悩(内面)にフォーカスをあてた感じばかりで、
能力フル活用したシーンがないのが不満。
しかも、苦悩している割には、あっさり能力使いまくる辺りは突っ込みドコロ。
演出も安い、薄い。
ストーリー自体は恐らく良いネタだと思うのですが、細かい描写ができていないので、
感情移入ができません。
本作で良かったのは岡田くんの頑張り。
自分が置かれる境遇と未来の為に葛藤し続けながら行動する主人公は良かった。
岡田くん、最初は嫌いな役者さんでした。
出演していた役がイケメン丸出しだったり、やたら鼻につくのが多くて凄く嫌い。
それが『悪人』でやったゲスな役で「お、この子はこんな役もできるのか!?」と評価一変。
(これはディカプリオと同じ現象。レオ様状態時は大嫌いな役者でしたが、
『ディパーテッド』、『ブラッド・ダイヤモンド』で評価一変。彼はチョイ悪役が良く似合う)
以降、岡田くんは好きな役者さんとなり、彼自身も良い成長を遂げていってると思います。
今回、初のアクション挑戦という事でしたが、上手かった^^
染谷くんも相変わらずの安定感。
時に主役を喰う役者さんですが、本作は流石に岡田くんのサブに徹していた印象。
それでも存在感は抜群です。
本作はSFですが、アクションではなく、人間群像劇になります。
そこんとこ、わかった上で観ないと恐らく消化不良な感想になるでしょう。
(我が家が正にこれ^^;)
評価:☆2+岡田くんの上手さにオマケで☆3つです。
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