「映画消えたら困る。」世界から猫が消えたなら ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
映画消えたら困る。
流行のネコ映画かと思っていたら本屋大賞ノミネート作で
本屋で頁をめくったら物語が短編のように列挙されていた。
さらに映画で観て納得。これおそらく人間が最期の瞬間に
様々な想い出と向き合う時間のことを描いている。悪魔を
登場させ命と引き換えに何かを消すみたいなことを言うが、
死ねば自身が消えるのだからその前に大切なものに今一度
「ありがとう」を言っておけってことだ。死期が分かる人は
悲しみと向き合い喜びに涙し感謝しながら生を終えてゆく。
テーマは明確だけど、描き方に独特のファンタジー要素が
分かり辛い形で挿入されることで見えない感情が多くなり
残念だった。もっと単純に人との繋がりを描いても良かっ
たんじゃないかと思える。ラストの台詞が感動的なだけに。
(レタスとキャベツは可愛かった。まさか箱名だったとは)
コメントする