「切ないながらも暖かい。」世界から猫が消えたなら とろろさんの映画レビュー(感想・評価)
切ないながらも暖かい。
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以前に原作を読みました。
理想通りの配役に感動しました。
やはり映画という性質上、内容が多少変更されていましたが、違和感なく鑑賞できました。
登場人物一人一人の心情を読みつつ、その関係に羨ましさを感じました。
この作品のメインテーマは命の尊さだと思ってましたが、欠けがえのない日常こそが本当に大切なものだと気づかされました。
主人公の命を伸ばすため、世界から何かをひとつ消す、ひとつ消えたことにより関係も消える、それが見ていて寂しい気分になりました。
当たり前のものが無くて当たり前の世界、怖いものです。
涙腺が緩くない自分も終盤に向かうにつれて気づけば涙を流していました。
大切なものを気づかせてくれた作品です。
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