人生スイッチのレビュー・感想・評価
全103件中、1~20件目を表示
短編集 面白くはなかった
特にコンセプトのない短編物語集、一貫性もないブラックよりのストーリーばかり、面白いと思う人はいるかもしれません、コメディではないですね、映像が綺麗とか情緒を導く点も見られない、今月に観賞したけど正確な観賞日時を忘れる程度でした
押したら引き返せないスイッチ
ぶっちゃけて言うと、かなりブラックジョークな短編集だった。
ブラックジョークは、ツッコミ無しの言いっぱなしボケが盛大にかまされる形式だから、ツッコミ体質じゃないと置き去りにされるかも。
話が進行している最中に、ある程度全容が掴めないタイプの人は楽しめないんじゃないかな?
あと、ブラックジョークはかなり不謹慎なネタで笑うことになるので、清廉潔白・ルール厳守!みたいな性格の人は不愉快かもね。
最初のエピソード「おかえし」からして、この短編の共通テーマは「報復」だよ、ってことが明示される。
報復することで泥沼の状態になる人がいたり、報復することを躊躇う人がいたり、報復行為が英雄視されたり、エピソード毎に決着は様々。
個人的には皮肉の効いてる「ヒーローになるために」が一番好きだけど、欲を言えばオチだと思っていた所から更にひねった着地を見せるブラックジョークの方が好きなんだよな。
ちょっと思ったのは、アルゼンチンの国民性なのか、報復行為へのハードルが低いよね。
気分を害する行為をされて、やり返すのは簡単だけど、その先のことを考えたときにそこまで思いきれないというか。
「人間万事塞翁が馬」というか、良い悪い・損得っていうのは短期的にはわからないじゃない?
悪いことをしたら悪いことが返ってくるけど、良いことをしたら良いことが返ってくる。そう考えた方が人生楽だと思うんだけど、これも性格かしら。
それとも日本人的国民性かしら。
溜まっている人のために
全6話のオムニバス映画。1話→「おかえし」2話→「おもてなし」3話→「パンク」4話→「爆破」5話→「愚息」6話→「HAPPY WEDDING」アルゼンチンで、ニュースになったり、溜まっていたりしたことを掬い取って映画にしたんだろうな。ショートショートで、悪乗り的な展開で、そこまでやるかっていう位徹底しているのが凄い。特に1話、3話、4話が良かった。5話と6話は、少し長くて途中少し滞留気味。
日本に比べて、ちょっとしたことで切れたり、暴力的になる人が多いんだろうなって思った。1・2・3・4・6話ともに復讐的なお話。「愚息」からはは、金持ち連中が、息子や娘を金で守ってやっているんだろうし、「HAPPY WEDDING」を見ると、浮気やら痴情のもつれ、乱痴気騒ぎが多いと想像された。
アルゼンチンは、確か政治も経済も乱れているはず。賄賂や利権の横行、市長や役所が腐敗しているとかストーリーから透けて見えた。それ故にアルゼンチンでは大うけし、溜飲を下げたのだろう。やり過ぎ感満載で、笑ってみてしまったストーリーが多かった。
修羅場の話
人生が変わってしまう空想アイテムが登場するのかと思ったら違った。でも、わかるよ笑
スイッチが入る、というやつのこと。原題のニュアンスだと修羅場の話みたいな感じかな。
怒って得したためしがない。これはほんとそう。結構身に覚えがあるし、キレるツボが近い。おお、わかるよお、みたいなのの連発。最後の結婚式はちょっと異質だけど。
で、たぶんこの監督キレやすいんじゃないかな笑 だから、自戒の念と一種の悟りがこの作品を生み出したのではないかと想像する。人生の経験値が伝わってくる出来。怒りの感情のコントロールってほんと大事。そこにフォーカスして映画にしようって思考もまたユニークではある。
怒りの力は偉大、けれど…
それぞれのシュチュエーションを観て感情移入するとその怒りのパワーが洗練されたスタイルでひしひし伝わる作品。
でも最後は理屈でなく、それを上回る上品に言えば愛、下品に言えば欲望で上回るというエンディングも納得⁈
トコロ変わればというか、、
アルゼンチンのブラックコメディって、たぶん初めて観ました。
最初、ブラックコメディってことを忘れてコメディだと思いながらフンフフーン♪って感じで見始めて、一つ目の話で「そうだったー‼ブラックコメディだったー‼」って。慌てて心理的に軌道修正しました。
「おかえし」「おもてなし」「エンスト」「ヒーローになるために」「愚息」「ハッピー ウェディング」…どれもブラックなんだけど、唯一、個人的に割と面白く感じたのは「エンスト」かなぁ。誰かブログで書いてたけど、これ、正しくは「パンク」であって「エンスト」ではないけどねf(^^; 邦題の適当さ。
「愚息」…えっ、これで終わり?? って、ちょっと引きました(汗) 「ハッピー ウェディング」…いくらイケメンでも、こんな新郎イヤだなぁ、、披露宴に浮気相手呼んだ挙げ句、新婦に怒鳴られたらゲロって、ママンの腕の中でしくしく泣くって、、 というか、これ、式をお開きにしないのがスゴいよね。日本ならソッコー二人を引き離してからの親族による説得→その間に来賓は順次解散、てな流れになりそう。
私は観ながら「引く」しか出来なかったけど、本国アルゼンチンの映画館はきっと爆笑の渦に包まれたんだろうなぁ、、と思って観てました。 けっこう経済の停滞とか、鬱憤が溜まってるらしいです(他の方のブログ情報)。不謹慎ネタで大笑いするっていう、ストレス発散だろうね。
スイッチ入ると怖いよね
2020年12月31日
映画 #人生スイッチ (2014年)鑑賞
暴力と復讐をテーマにした6つの短編オムニバス映画
かなり過激だけど予想以上に面白かった。
おかえし;飛行機怖い
おもてなし;レストラン怖い
パンク;あおり運転怖い
ヒーローになるために;駐車違反怖い
愚息;交通事故怖い
Happy Wedding;結婚式怖い
人生
面白そうだなあと思って借りたDVDがあれ?見たことあるような?
また借りてしまったみたいだ。
あんま印象に残らなかったのかな?
2度目の鑑賞ではなんとなくオチは覚えてたが、一話目からあーこれかぁと
でもこれなかなか秀逸な話だよね、徐々にあきらかになっていく。最後は両親のとこに落ちたのかな?なんて思いました。
ブラックなのですが色々テーマがあり楽しめました。
特にラストの結婚式の話、でかい喧嘩のあとの仲直り、まあわかるなーと
日常の不満をブラック・ユーモアに
人間だからこそ抱える不満、恨み辛み、傲慢さ等をブラック・ユーモアにしてショートオムニバス形式にした映画。
人間は口にしないだけであって、あったら(大袈裟になって行動したら)こうなるかも?感をウリにし、観客に笑いを提供。
ブラック・ユーモアなので割り切って観ないと楽しめません。楽しめるか楽しめないかは人それぞれ。
しかし、現代の社会・風潮はしっかり反映されていると思います。
前半の回がインパクトありすぎて、後半に進むにつれ段々とインパクト薄になっていくのは残念かな。
私は前半楽しめ、後半は飽きていた。4話ぐらいで良かったかなと。
ユーモアどこ?
短編6つからなる作品。それぞれは全く
繋がりはなく、絶対に押してはいけないスイッチを押してしまった人々のストーリー。
ブラックは分かるけど、ユーモアどこ?全体的に猟奇的で胸が重苦しくなる話でした。1番最初の飛行機の話はドキドキして楽しみだったのですが…。最終的には鬱々としてしまいました。
ひねりのない短編集
人生スイッチという題名だから
なにかスイッチを押すストーリーかと思ったら
人生におけるプチンと糸が切れる瞬間。
そんな瞬間をスイッチを押したと表現してる感覚のストーリーです。
だいたい全部ブラッキーネタです。
人がどんどん死にます。殺されます。
あーあー、これが引き金ねーみたいな感覚で
短編を見る感じです。
これが正直長編だったら見てらんないです。笑
短編だから世にも奇妙な物語みたいな感じで見れました。
世にも奇妙な物語みたいなひねりや、ひっかけや、面白いやり取りなどは、この作品には存在しないため、あ!あーあーの感じでただ見てるだけのストーリーでした
つまんないなーの感情が何度も出てきました。
ラストの結婚式のはなんだか面白い展開じゃんって思ってたらラストもうやり出すし結局つまんねーでした。
押してはいけないスイッチを押したら…。
前から気になっていた映画。
『人生スイッチ』って何だろうと思っていましたが、なるほど納得!
普段の生活の中で踏んではいけないスイッチを踏んでしまったら…という話。
触れてはいけないパンドラの箱を開けてしまった時、その先に待っている展開とは?
長編だと思ったらまさかの短編?
日々の生活の中の些細な1ページを切り取って、ちょっとしたエッセンスを加えてみるといった、今までにない作品でした。
始めは些細ないざこざだったものが、とんでもない事件や事故を招いてしまったり…。
幸せの絶頂だった人が不幸のどん底に陥ったり…。
先の読めない展開にビックリの連続でした。
観たことのない構成なので、戸惑う人や苦手な人もいるかと思いますが、一旦ハマったら面白いかも(笑)
ブラックユーモアが好きな人にはオススメ⁉︎
特に一番最後の結婚式の一幕は最強の展開でした。
最後がまさかあんなことになるとは(笑)
人生ってわからないものですね!
自分の中に隠れている人生スイッチを探したくなる映画でした(笑)
全103件中、1~20件目を表示