「邦題:「セッション」」セッション オキアさんの映画レビュー(感想・評価)
邦題:「セッション」
叩かれがちな邦題であるが実は個人的にはこの邦題を気に入っている。と言うのもこの映画の魅了はラストの演奏シーンに尽きると思っているからだ。
今まで生徒を人間扱いしていなかったエゴイスティックな教官、そしてどこまでも自己中心的で同じくエゴイスティックな主人公。
どちらも音楽映画の定石から外れた2人ではあるがラストの演奏シーンで2人はエゴから離れて通じ合い、真の意味でのセッションを行う。
その様に捉えれば邦題:「セッション」 もまた、真ではないだろうか。
原題「whiplash」も楽曲名としての意味は勿論、『飴と鞭』の鞭の連打としての側面も踏まえてのタイトルであろうし、気に入っている人も多いだろう
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