劇場公開日 2015年8月7日

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「無頼の奴ら」ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション どん・Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5無頼の奴ら

2025年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

 『オブリビオン』(2013)、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)で、主人公(トム・クルーズ)が複数人いたり、死んでも生き返ったりしていたので、トム・クルーズという俳優も、もしかしたら大量生産されているかなと疑っている今日この頃。
 イーサン・ハントがピンチになっても、たとえ死んだとしても大丈夫だと思ってしまい、緊張感よりも安心感が勝ってしまうため、イーサンが計画通り実行できず、タイムオーバーしたり、クルマやバイクを壊すほどの転倒をしたりするのが凄く嬉しいという、変な応援の仕方をしながら観ました。

 CIAやIMF等の組織、仲間や秘密、派手なアクション、あっさり解決する脚本、有能な主人公など、『名探偵コナン』と共通していますが、コチラは実写です。
 スタントアクションをトム・クルーズが自分でおこない、CGも最小限で、空、水中、陸のアクションどれも素晴らしかったです。
 オーストリアのウィーン歌劇場のシーンも良かったです。建造物も見応えがありました。女性用トイレでのシーンもありました。

 序盤から、ベンジー・ダン(サイモン・ペッグ)が主人公になりそうな勢いを感じました。
 ジェレミー・レナー(ウィリアム・ブレント)も結果的にグッジョブでした。
 ルーサー・スティッケル(ビング・レイムス)はドジでしたが、いい奴で、心のオアシスのような存在でした。
 『ルパン三世』の峰不二子を彷彿とさせるヒロインのイルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)と、男前のイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、恋愛に発展せず、kissの描写がありませんでした。イーサンは『M:I:lll』で妻帯者になり、浮気はしないということでしょうか…わかりました。そういうことなら、『ナイト&デイ』(2010年公開)のロイは、イーサン・ハントではなかったと思うことにします。
 イーサンの敵であるシンジゲートのソロモン・レーン(ショーン・ハリス)が、手強くて良かったです。
 CIAのアラン・ハンリー(アレック・ボールドウィン)のラストの発言は笑ってしまいました。

 登場人物達が有能過ぎてポカーンとなりますが、陰謀に満ちているわりには明るくて、複雑すぎず、繰り返しの鑑賞には耐えられますし、大画面で迫力を楽しむエンターテイメントとして一流でした。

どん・Giovanni
トラ吉さんのコメント
2025年5月22日

何気に緊張感の違うアレックスボールドウィンの発言が面白いですよねー!!笑

トラ吉
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