忘れないと誓ったぼくがいたのレビュー・感想・評価
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死ぬほど泣いた
個人的には1番好きな映画
一度見ただけでも、何度も内容がよみがってくるぐらい印象的だった。
現実的な目線で映画やドラマを楽しむ人には魅力度が低いと思います。
私はあまり気にしないタイプと言うよりか、映像ものにのめり込むタイプなので、1週間ほどメンタルをもってかれました。
最後のシーンどんどん忘れていく中で名前だけを何度も何度も呼んで探しながら走るシーンの先を妄想して、きっと何時間後かには名前も思い出せなくなって、自分が誰を探しているのか、誰を思っていたのか、どうして泣いているのかも分からなくなってしまうのかなと考えたら、胸が張り裂けそうでした。
とってもとっても切なくて大好きな映画です。
唯一無二の名作。
記憶をテーマにした非現実的なストーリなのだが、
強烈な印象に残る作品だった。
誰にでもある「忘れてしまう」こと。
大切な人の名前を忘れてしまう自分に重ね合わせ、
どのクラスにでもいる「影の薄い子」に対するイジメめいた
出来事に重ね合わせ、どんどん作品の中に取り込まれていった。
作品の中に描かれていない以前の出来事をどんどん妄想してしまう。
そして何度観ても泣ける。
2時間程度の作品をまるで自分の人生に起きた出来事の様に
感じさせるのは作品の中に描かれていない部分をどれだけ数多く
連想させるかが決め手だ。
名作を作り上げるの最後の決め手は受取手の妄想だと思う。
タイムパラドックスによる記憶の修正。老化と痴呆。
記憶に残らない存在の薄いクラスメート。シカト・いじめ。
しかしこれらの妄想は私が個人的に空想した訳ではない。
クラスメートからの「あなた誰なのきもいんだけど」の糾弾。
ヒロインがボランティア活動している老人ホーム。
レンタルショップの会話で出てくる「タイムスリップ物」。
たった一枚の写真や「禁煙辞めちゃったんですね」の発言で
かなり前に既に家族に紹介していることを暗示させるなど、
作品の中に直接そのシーンを描かず関連するワードを織り込むことで
より多くの背景を連想させる作りになっている。
一般的青春恋愛ファンタジーとは一線を画す名作だ。
後半に行くにつれて全体像が見えてきて最後には熱烈恋愛映画だった
ことに気付かされる。
忘れる。想いが離れてしまう。逢っていても苦しい。
想いが届かない苦しみ。付き合い続けることが相手を苦しめる。
恋愛の様々な要素をたった一つのテーマの中に込めて、
恋愛の苦悩全てを表現しているように思える。
忘れるって残酷
見たとき織部あずさは幽霊でしょ、そーゆう映画なのかな?って思ってたら、全然違った。
ものすごくファンタジーだけど、ところどころが切ない。忘れるって嫌われるとかより残酷すぎる。
タカシのお姉さんに禁煙やめたんですね?って聞くシーンがあって、あれ?そんなのあったけ?今回初めて会うのでは???って思ってたからの、最後のパソコンシーンがじんわり来ました。
早見あかりのファンタジー感と村上虹郎くんの普通感がとても良かった。
結局何が言いたかったのか…
結局何がしたかったのかわからなかった。
ただ、忘れられて悲しいね。ヒロイン可哀想。
そういう感じだった。
現実では絶対にあり得ないだろうという皆に忘れられるという、神様のいじめ的設定のヒロイン。
何か原因があるのか、どう解決するのかを期待して観てました。その展開によってはリアルで科学的な根拠を持ってくるのか、ファンタジーや奇跡のようなロマンチックに仕立てるのか、はたまた気持ちの問題を持ち出してミステリーにしていくのか、どれが来てもいいように待ちの姿勢でいました。
でもどれにも当てはまらず。
ただ淡々と終わってしまった。
とてもとても残念でした。
確かに忘れられたら悲しいし、約束したのにごめん!ってのも分かる、分かるんだけど、
元々の設定がブッ飛んでたからそのブッ飛んだまま終わられても、なにこのヒロイン神様にいじめられてんの?としか言えないよ。
自分が周りを忘れる側なら実際にある病気だし、あの終わり方でもうわぁぁ……って泣けたかもな……と思う。
やっぱ複数人に自分だけ忘れられるとか無理ある。戸籍とか成績とか家とか何かもういろいろどうしとるんやってそっちばっか気になってまうわ。
忘れられること
一緒に撮影した動画に仲の良さがうかがえて魅力的。それだけにこの関係を忘れられていくのは余計つらいだろうな。
他のどの人からも自分に関する記憶が消えていくというのはかなりつらいだろうな。いっそのこと自分の記憶からも相手との思い出が消えてくれればいいのに。
記憶の不確かさ
ファンタジー的設定とは反対に、テーマは普遍的なものだと思った。
序盤のあずさの言動には不可解な点が多いと思っていたが、ストーリーが進むにつれて、それらがすべて意味を持つものであると分かり、とても切なくなった。
あずさの屋上での自撮りは少しわざとらしく感じた。そこまで泣かせる必要があるかと思った。
忘れられることの辛さと忘れてしまうことの悔しさを若い二人がフレッシュに体現してくれたと思います。
忘れないと誓ったぼくがいた
切ない、辛い。
人に忘れられる事がどれだけ辛いか。
それが大切な人であればなおさらで、
あずさの気持ちになれば苦しかった。
あずさを忘れないように必死にもがく
たかしにもまた切なさを感じた。
最後の屋上でのあずさのビデオ、泣いた
忘れてもなお惹かれ合う2人に運命を感じたが
その度にまた、あずさが忘れられるという
辛い思いをするんだと思うと残酷だなと、
ハッピーエンドでは無いが、暗い映画ではない。
映画の内容とは裏腹に、観た人の頭からは
“織部あずさ”の名前が離れない気がする。
ほっぺにチュってされたたかしが
舞い上がっているシーンが
個人的に胸アツで好きです。
村上虹郎くんの声がとても良い。
もう一度みたい
前半はあずさの態度や行動にもやもやしましたが、PCのファイルを見るシーンで納得しました。
タカシがどれだけ努力しても忘れることからは逃れられないというのはとても残酷だと思いました。
しかし、忘れてしまってもまた惹かれ合うというのは運命的で素敵でした。
全てがわかったところで、もう一度みてみようと思います。
かなりいい作品でした
ハッピーエンドを期待して見てたけど、最終的には悲しい結末だったので評価は最低ランクにしました。
いろいろな映画を見たけど、ここまで残酷な話は他にないと思う。
非常に悲しい映画。もし自分の立場ならたかし側でもあずさ側でも生きていけないと思う。
村上くんと早見さん ふたりとも良かった。
早見あかりの主演映画は、2本目ですが、高校生役がまだ合いますね。
最初の方の、「織部あずさ」と名前を言うまでの表情が良かった。最後の方でその意味が分かりした。
考えさせる作品
開始すぐ、主人公の部屋に「幕末太陽傳 デジタル修復版」のポスターが貼ってあるのが目を引いたが、その後の「トウキョウソナタ」のポスターや「大人は判ってくれない」のDVDといい、それが伏線というか、主人公が映画が好きだという、興味を表すアイテムを序盤から登場させて、言わば気付く人は気付くようにしていたのは面白いと思った。
ヒロイン役の早見あかりは、それも含めた演技なのか素で硬いのかわからないが、どこか少し硬い感じが、劇中の織部あずさの緊張感や心情をうまく現している感じがしてとても良かった。
また、正直な所、それはおかしいんじゃないかと感じる描写が度々出てくるので、初見の鑑賞においては、何か腑に落ちないと思った箇所について、鑑賞後に自分なりに解釈をして理解する必要がある作品だった。
おかしいと思った描写は、それが正しいかはわからないが、どれも自分なりに理由付けが出来たので、 必要以上に説明描写をせず観客側に考えさせる意図があるのかも知れない。しかし、人によっては、無理矢理なザル脚本のように捉えられてしまうかも知れないなとも思った。
人に忘れられること、人を忘れてしまうこと、忘れても過ごした時間は残るといった、作品の本質的なメッセージは、とても印象的で考えさせられもした。
二度三度見返すと、さらに良さの分かる作品だと感じた。
やるせなくて。
「え?どういうこと?」と思いながらストーリーは進みます。しかし、そう言う事なんでしょう。監督は簡単に正解を与えてはくれませんが、物語を思い返す度に想像は確信に変わります。タイトル通り、この映画を忘れないと誓った僕がいました。
後を引く映画
本日公開の忘れないと誓ったぼくがいたを観てきました。
試写会で既に観ていたのですが、
やはりあとをひく泣ける映画です。
途中までの早見あかりさん演じるあずさの笑顔の裏にあるものが、
ラストに集約されていきます。
途中iPhoneで撮影されたシーンは、
特にセリフを完全に用意しておらず、
素に近い2人のやりとりで、
恋人同士の雰囲気を出しています。
それが、更に最後の3分間に繋がると思います。
映画館で見る価値のある映画だと思います
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