忘れないと誓ったぼくがいたのレビュー・感想・評価
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駄作
この様な信じがたい話を作る場合、どうやったら閲覧者を信じさせれるかが脚本、演出者の腕に掛かって来ると思います。結局最後まで突っ込み所、満載でした。
良くこれだけ評価がついたか疑問です。
皆様、評価の付け方、忘れたのではないでしょうか?
あーーーぁ。どうして、こんな映画見てしまったろ?失敗でした。元々、YouTubeのドンデン返し紹介映画で見つけ知らない映画だったし、さも隠れた名作見たいに紹介され騙されました。
途中シックスセンス的なとも思いましたが、途中の伏線より誰でもオチがわかってしまう。
わかるのは良いとして解決してもらえれば良いがそれも無く無駄な時間を過ごしました。
しかもレンタル料金を払い。
何本も見たい映画の中、この映画を選出した私の過ちでした。
邦画だったので期待はしていませんでしたが期待外れも良い所です。
もし、これからでも、この映画を見ようとしている、あなた。辞めた方良いです。
この映画こそ見た事を忘れたい映画です。
役者の演技も下手だし、こんな映画、紹介してんじゃねぇし。
号泣
ただの青春ものかと思ったら大間違いでした。
おっちゃんの私も涙涙涙です。
たかしのパソコンの映像を見てさらにショック倍増!
悲しすぎました...
あずさはこの後の人生どうするのだろう...と心配になります。
死ぬほど泣いた
個人的には1番好きな映画
一度見ただけでも、何度も内容がよみがってくるぐらい印象的だった。
現実的な目線で映画やドラマを楽しむ人には魅力度が低いと思います。
私はあまり気にしないタイプと言うよりか、映像ものにのめり込むタイプなので、1週間ほどメンタルをもってかれました。
最後のシーンどんどん忘れていく中で名前だけを何度も何度も呼んで探しながら走るシーンの先を妄想して、きっと何時間後かには名前も思い出せなくなって、自分が誰を探しているのか、誰を思っていたのか、どうして泣いているのかも分からなくなってしまうのかなと考えたら、胸が張り裂けそうでした。
とってもとっても切なくて大好きな映画です。
唯一無二の名作。
記憶をテーマにした非現実的なストーリなのだが、
強烈な印象に残る作品だった。
誰にでもある「忘れてしまう」こと。
大切な人の名前を忘れてしまう自分に重ね合わせ、
どのクラスにでもいる「影の薄い子」に対するイジメめいた
出来事に重ね合わせ、どんどん作品の中に取り込まれていった。
作品の中に描かれていない以前の出来事をどんどん妄想してしまう。
そして何度観ても泣ける。
2時間程度の作品をまるで自分の人生に起きた出来事の様に
感じさせるのは作品の中に描かれていない部分をどれだけ数多く
連想させるかが決め手だ。
名作を作り上げるの最後の決め手は受取手の妄想だと思う。
タイムパラドックスによる記憶の修正。老化と痴呆。
記憶に残らない存在の薄いクラスメート。シカト・いじめ。
しかしこれらの妄想は私が個人的に空想した訳ではない。
クラスメートからの「あなた誰なのきもいんだけど」の糾弾。
ヒロインがボランティア活動している老人ホーム。
レンタルショップの会話で出てくる「タイムスリップ物」。
たった一枚の写真や「禁煙辞めちゃったんですね」の発言で
かなり前に既に家族に紹介していることを暗示させるなど、
作品の中に直接そのシーンを描かず関連するワードを織り込むことで
より多くの背景を連想させる作りになっている。
一般的青春恋愛ファンタジーとは一線を画す名作だ。
後半に行くにつれて全体像が見えてきて最後には熱烈恋愛映画だった
ことに気付かされる。
忘れる。想いが離れてしまう。逢っていても苦しい。
想いが届かない苦しみ。付き合い続けることが相手を苦しめる。
恋愛の様々な要素をたった一つのテーマの中に込めて、
恋愛の苦悩全てを表現しているように思える。
一瞬を大切に生きる、サルトルの実存主義と、自分の記憶
僕はこの原作が好きで、この作品も、僕にとっては珠玉の一作だ。
あずさは、どんな気持ちで、タカシの机の前のあずさの写真や、忘れないと誓った書き込みを剥がしたのだろうか。
どんな気持ちで、あずさとしての伝言をタカシに伝えたのだろうか。
恋人が別れ、お互いに一歩、未来に向かって別々の道を歩きましょうというようなメッセージのようだとも感じる。
胸が張り裂けそうにもなる。
僕達の世界では、覚えていることや、覚えてもらっていることより、忘れてしまうことや、忘れられることの方が、きっと多いに違いない。
現代人の一日に触れる情報量は、江戸時代の人の一年分、平安時代の人の一生分に相当するらしいので、無理もないようにも感じる。
敢えて、忘れてもらったほうが良いと思うようなこともあるかもしれない。
忘れてしまうことも悔しかったりするが、忘れられることは、やはり辛い。
ただ、介護施設で言われる「記憶がなくなっても二人で過ごした時間だけは奪えない」という言葉は重い。
一緒に人生の大半を過ごしたパートナーが、たとえ認知症であろうと、自分のことを忘れてしまったら、その辛さは計り知れないだろう。
日々、何気なく通り過ぎる場所も、改めて見つめ直してみたら、こんな良い場所があったのかと感じるかもしれない。
見回してみたら、そんな場所はたくさんあるのではないのか。
クラスの皆を考えてみても、親しい人も疎遠な人も色々いて、記憶にとどまる程度は異なる。
そして、進級のクラス替えとか、進学とか、卒業とか、転勤とか、転職とか、退職とか、いろんな節目で人はいろんなことを忘れる。
これだけは、この人だけは、覚えておこうと思っても、忘れてしまうことも少なくはない。
ただ、この作品は、思い出とか記憶とか、そういうこととは関係なく、今を、一瞬を、大切に生きようと問いかけているように感じるのだ。
そう、一瞬一瞬の積み重ねの時間をだ。
写真や動画は思い出の大切なツールだ。
しかし、それに過度に依存しないで、毎日を大切に生きてますか、と逆説的に問うているようも感じるのだ。
そして、サルトルの実存主義を考えてしまう。
最近の、三島由紀夫と東大全共闘との議論のドキュメンタリーでも両者から取り上げられるサルトルだ。
サルトルは、大戦後のヨーロッパにあって、それまでの価値観を支えてきた近代思想が崩壊し、拠り所を失った人々の不安に、人はどうやって生きていったら良いのか、実存主義という新たな思想で向き合おうとした。
実存主義は、「人間の本質はあらかじめ決められたものではなく、実存、つまり、現実に存在することが先行している。だから、人は自ら世界を意味づけ、行為を選び取り、自分自身で意味を生み出していかなければならない」としたものだ。
サルトルは、世界や存在に意味などはなく、人は根源的に自由だとした。
しかし、自由は不安でもあるとした。
同時に人は、他者との関わりなしに生きてはいけないし、他者と相克しながらも共生することが、たとえ不自由や地獄だと感じたとしても、これに主体的に関わっていくことは可能で、社会に積極的に参加し、自由を自ら拘束することが、自由を最も生かす方法だと主張し、厳しい状況にあっても希望を失わない生き方を説いているのだ。
そして、実存主義は、ここまでが一括りだ。
この作品は、荒唐無稽なSFファンタジー小説の映画化なのかもしれない。
僕は、この原作が好きだが、多分、映画はあまりヒットしなかったように思う。
でも、実存主義の観点から考えても、ストーリーは、やはり興味深い。
自身の存在が、次々に人々の記憶から消えてしまう。
こうした状況で、人は自由であっても、他者や社会との関わりなしには、孤独であることはもちろん、実は、自分の存在自体に意味を見出すことは、難しいのではないのかと考えてしまうのだ。
考えすぎなのは分かっている。
繰り返しになるが、作品自体は、忘れられるということをモチーフにしながら、一瞬一瞬を心に刻んで、大切に生きるようにという若者、いや、人々に向けたメッセージなのだと思う。
僕達は、日々、新たな、そして、膨大な情報に接し、古い情報を記憶から消し去っていく。
ただ、流れるに任せ過ぎてはいないか。
感情に任せて、歪んだ記憶になってはいないか。
僕は普段から、僕達は自分の経験や記憶、知識などから逃れられないと思っている。
だから、映画のレビューを書く時も、自分の経験や記憶の引き出しを出来るだけ、そして慎重に開けるようにしている。
自分の曖昧な客観性を信用してはいけないと考えていることもあるが、その方が、映画の記憶をより印象的にするからだ。
そんなことを色々考えたこともあり、やはり、この作品が大好きだ。
一回観ただけじゃ内容を理解できない。話の設定を理解した後にもう一度...
一回観ただけじゃ内容を理解できない。話の設定を理解した後にもう一度観ると、とても切ない話。忘れまいとしてる主人公も、忘れられてしまうヒロインも健気に頑張っていて、何度忘れても、忘れられても結局は想い合うのが運命なんだなと思う。最後の主人公が本当に切ない。
期待してガッカリ
画が魅力的でなく間が生きていないため、見ていて集中力が途切れる。カットのバリエーションが少なく、せっかくの俳優の演技をいかせていない。
話の内容や設定も消化不良。深みがなく、泣かせようとしている演出しか見えてこない。
忘れるって残酷
見たとき織部あずさは幽霊でしょ、そーゆう映画なのかな?って思ってたら、全然違った。
ものすごくファンタジーだけど、ところどころが切ない。忘れるって嫌われるとかより残酷すぎる。
タカシのお姉さんに禁煙やめたんですね?って聞くシーンがあって、あれ?そんなのあったけ?今回初めて会うのでは???って思ってたからの、最後のパソコンシーンがじんわり来ました。
早見あかりのファンタジー感と村上虹郎くんの普通感がとても良かった。
記憶をテーマにした恋物語、例えば「私の頭の中の消しゴム」のように、...
記憶をテーマにした恋物語、例えば「私の頭の中の消しゴム」のように、アルツハイマーや記憶喪失がテーマになった物語は数あれど、この映画のように「周りが忘れてしまう」という設定はとても興味をそそられた。
そのあまりにも突飛な非現実的設定は、ややもすると物語に説得力をなくしてしまう要因になりかねないが、そうなっていないのは、初恋のような甘酸っぱい恋というものがそもそも、空想的、妄想的な性質を持っているからかもしれない。
早見あかりの無邪気な笑顔。その純真な笑顔の眩しさは観る人、とくに「かつての少年」たちに「あの夏」を思い起こさせる。すらりと伸びた長い手足、その白い素肌に動揺を隠せず、それでいて抱きしめる勇気がなかった、それぞれの夏。
好きで仕方がない。その気持ちだけで高揚していた思春期。好きな人と一緒にいられることに気づいて天にも昇る心地になった。好きな人を傷つけてしまったことに気づいてどうしようもない後悔に苦しんだ。人を愛すること。そのうれしさと悲しさ。その記憶がフラッシュバックする。
そして自分も忘れてしまっていたことに気づく。あの頃の記憶。あの子の名前。あの子との約束。あの子との時間。
現実にはあり得ないファンタジーではあるのだけれども、強ち間違っていないところに妙に納得させられるそういう不思議な感覚になった。
それにしても恋というのはやっぱり、叶わなかった恋の方が引きずるなあとつくづく。
これは切ない、いろいろと考えすぎないで見るのがベスト
人間って、忘れられることが一番つらいことなのかもしれないですね・・・。
下手したら、ある意味死ぬことよりつらいことなのかもしれません。
人間は二度死ぬなんてことを時々耳にしますが、死んだ後に生きている人達の記憶から完全に消えた時が、本当の死を意味するのかもしれないな・・・なんてことを、本編とは関係ないことですが、この映画を見ていたらふとそんなことを考えてしまいましたよ。
しかし切ない切ない、間違いなく切ない話なんだろうなと思いながら見てはいましたが、まさかこんな結末が待っていようとは・・・。
ただ号泣と言うよりは、ここで終わりなのかと、思わず目が点になってしまったのが正直なところでした。
最終的にはいろいろと説明されるのだろうと思っていたのですが、ああそう言う映画なんだと、納得しているうちにエンドロールが終わってしまって・・・。
でもこう言う映画なんだと分かった上で、更には結末も知った上でもう一回見てみたら、また全然違った面白みを感じれそうな作品ではありましたね。
ある種、ファンタジーに近い感覚で楽しむ映画だったでしょうか。
それにしても、まあ演技力に関してはまだお世辞にも褒められたものではなかったですが、主演の2人が醸し出す雰囲気は本当に素晴らしかったですね。
粗削りな演技がむしろプラスに働いたような?
何故か必ず忘れられてしまう少女と、絶対忘れないと誓った少年は、どこか儚げで不思議感が漂っている早見あかりとザ・普通の高校生感抜群の村上虹郎の雰囲気にぴったりフィット、いろいろとディティールの甘さは目立った作品でしたけど、この2人の雰囲気だけで十分入り込めた作品ではありましたね。
特に村上虹郎は、そこそこ友達もいてそこそこはモテるけど童貞チックな雰囲気も十分あったりで、まさしくザ・普通の高校生感が出ていたなと・・・棒っぽい演技も普通の高校生っぽくて逆に良かったかなと。
早見あかりも登場シーンからして普通じゃない感が出ていて、抜群の不思議さ加減を醸し出していましたね。
序盤からの伏線を、うまく終盤に生かす演出もなかなか良かったです。
忘れられまいとする姿を見ているから、終盤より切なさが込み上げてきて・・・「あの」楽しそうな映像が、より切なさを煽りました。
まあ何にしても、人の記憶って、いつの間にか薄れていくからホント怖いですよね・・・。
一生忘れないと思った出来事も、意外と簡単に記憶から抜けていたりで・・・。
結局何が言いたかったのか…
結局何がしたかったのかわからなかった。
ただ、忘れられて悲しいね。ヒロイン可哀想。
そういう感じだった。
現実では絶対にあり得ないだろうという皆に忘れられるという、神様のいじめ的設定のヒロイン。
何か原因があるのか、どう解決するのかを期待して観てました。その展開によってはリアルで科学的な根拠を持ってくるのか、ファンタジーや奇跡のようなロマンチックに仕立てるのか、はたまた気持ちの問題を持ち出してミステリーにしていくのか、どれが来てもいいように待ちの姿勢でいました。
でもどれにも当てはまらず。
ただ淡々と終わってしまった。
とてもとても残念でした。
確かに忘れられたら悲しいし、約束したのにごめん!ってのも分かる、分かるんだけど、
元々の設定がブッ飛んでたからそのブッ飛んだまま終わられても、なにこのヒロイン神様にいじめられてんの?としか言えないよ。
自分が周りを忘れる側なら実際にある病気だし、あの終わり方でもうわぁぁ……って泣けたかもな……と思う。
やっぱ複数人に自分だけ忘れられるとか無理ある。戸籍とか成績とか家とか何かもういろいろどうしとるんやってそっちばっか気になってまうわ。
忘れられること
一緒に撮影した動画に仲の良さがうかがえて魅力的。それだけにこの関係を忘れられていくのは余計つらいだろうな。
他のどの人からも自分に関する記憶が消えていくというのはかなりつらいだろうな。いっそのこと自分の記憶からも相手との思い出が消えてくれればいいのに。
記憶の不確かさ
ファンタジー的設定とは反対に、テーマは普遍的なものだと思った。
序盤のあずさの言動には不可解な点が多いと思っていたが、ストーリーが進むにつれて、それらがすべて意味を持つものであると分かり、とても切なくなった。
あずさの屋上での自撮りは少しわざとらしく感じた。そこまで泣かせる必要があるかと思った。
忘れられることの辛さと忘れてしまうことの悔しさを若い二人がフレッシュに体現してくれたと思います。
忘れられることの辛さ。
劇場で観て以来DVDで改めて観直した。
簡潔に言うと時間が経つにつれどんどん観るのが辛くなる。そんな映画です。初めて映画館で涙しました。ハッピーエンドではないものの終わり方は視聴者の捉え方でハッピーエンドになると思います。そんな不思議が映画でした。
忘れないと誓ったぼくがいた
切ない、辛い。
人に忘れられる事がどれだけ辛いか。
それが大切な人であればなおさらで、
あずさの気持ちになれば苦しかった。
あずさを忘れないように必死にもがく
たかしにもまた切なさを感じた。
最後の屋上でのあずさのビデオ、泣いた
忘れてもなお惹かれ合う2人に運命を感じたが
その度にまた、あずさが忘れられるという
辛い思いをするんだと思うと残酷だなと、
ハッピーエンドでは無いが、暗い映画ではない。
映画の内容とは裏腹に、観た人の頭からは
“織部あずさ”の名前が離れない気がする。
ほっぺにチュってされたたかしが
舞い上がっているシーンが
個人的に胸アツで好きです。
村上虹郎くんの声がとても良い。
もう一度みたい
前半はあずさの態度や行動にもやもやしましたが、PCのファイルを見るシーンで納得しました。
タカシがどれだけ努力しても忘れることからは逃れられないというのはとても残酷だと思いました。
しかし、忘れてしまってもまた惹かれ合うというのは運命的で素敵でした。
全てがわかったところで、もう一度みてみようと思います。
かなりいい作品でした
ハッピーエンドを期待して見てたけど、最終的には悲しい結末だったので評価は最低ランクにしました。
いろいろな映画を見たけど、ここまで残酷な話は他にないと思う。
非常に悲しい映画。もし自分の立場ならたかし側でもあずさ側でも生きていけないと思う。
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