おみおくりの作法のレビュー・感想・評価
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日常は反復の連続であるというように淡々とした物語で、途中寝ちゃった...
日常は反復の連続であるというように淡々とした物語で、途中寝ちゃった 笑 でも静かだからこそ、主人公の優しさや、仕事への静かな情熱を感じられた。そして本当の孤独死とは、死んだ後弔う人がいないことなのかもしれないな、と思った。
納得したくない
物語は淡々と進むが、そこで語られる主人公ジョン・メイの
人間に対する優しさ、わずかな可能性に賭けたいとする願望、
仕事への静かな情熱、その一方で彼自身も彼が弔ってきた人々を
彷彿とさせるプライベートを送る姿・・・。それらを
最初はそれほど気にせずに見ていましたが、中盤で上司から
解雇を告げられてからは、先ほどのシーンと現在進行形の
仕事ぶりを重ね合わせてあまりにも悲しくやるせない気持ちに
自分が支配されました。解雇されても役所からの推薦状があれば
良い職に就けると言われても納得できるものではありません。
そして、彼は最後の仕事を見事にやり遂げました。これまでは
単なる可能性だったものが、現実のものとなったにも関わらず
彼はその場にいることが出来ないなんて!!
もしかしたら、あったかもしれない、いやあったであろう
主人公ジョン・メイの第二の人生をどうしてくれるのかと、
葬儀や墓所のシーンがいくつも出てくる映画だからこそ
思い至ったのでしょうが、私はまさに神なんてクソッタレだ!
あるいはやはりそんな存在は居やしないに違いない!
そう思わずにはいられませんでした。最後に自分が弔ってきた
人たちに迎えられるからといって、私には許せない。
彼の仕事ぶりはまさに聖人ではないか、無私の、奉仕の精神
なのに。利益にはならない、効率も悪いかもしれない、
でも人には感謝され、感動を与えることができる事に黙々と
取組、真の価値を見出すことができる人は決して多くはない。
彼ジョン・メイはまさにその一人です。そんな彼が人並みの
幸せを垣間見た瞬間に正に夢のように断ち切られることを
許容することが私にはできない。
かようにジョン・メイに感情移入しまくりの自分ですが、
同時に、もしもジョン・メイのこれからがハッピーなもので
映画が終わったなら、わざわざこうして映画の感想を残そうなどと
考えただろうか、という気もしてしまいます。
人の心を打つのは、残るのはハッピーエンドよりもむしろ少し
アンハッピーなエンディングのストーリーであるという現実。
納得できないし、したくない。
そんな思いに支配されて沈む自分がいました。
本当は5つ星を付けたいのですが、納得できない自分がいるので、
4.5星とさせていただきました。
私には早かったのかな…
淡々とした映画は嫌いではないしむしろ 好きなのですがこの映画では少し寝てしまいました。まわりもおじさんおばさんが多く若い世代の人しかいなかったような…。母親と観にいったのですが母は感動して泣いていました。ラストはファンタジックでよかったとおもいます。
いろいろなメッセージを頂きました。
淡々としたテンポで進む映画です。
主人公がとても穏やかで、熱心に丁寧に仕事をしているのに心打たれました。
その分、プライベートがおろそかなような
…。
丁寧に、その時々を大切に生きなければと思う映画でした。
色々なメッセージをもらいました。涙が止まりませんでした。
見た人とシェアしたいです。
Still Life
この映画の素晴らしさととてつもなさをどう表現したらよいのだろう。
一見、平凡な公務員の日常的な仕事ぶりを淡々と描きながら、その中にとんでもない深さを秘めているし、あくまでも話は静かにゆっくりと、主人公の足取り同様に一歩一歩着実に進んでいくと思いきや、予想外の展開が待ち構える。
単純な日常の反復に潜むドラマチックさと衝撃度。このこと自体が私たち人間の生と死を象徴的に表しているのではないか。
いやぁ~新年始まったばかりですが、とてつもない深さを静かに湛えた名画にぶち当たりました❗❗
ちと前評判が高すぎかな
別にこの展開にしなくてもよかったのではないかなー。特に必要な展開だったとも思えないし。急に陳腐になってしまうような……
真摯で繊細そして淡く切ない
公務員として真摯に仕事に向き合う、真摯さと優しさが高じて、気付かないworkaholicが私生活に影を落とすことって程度の差こそあれ誰にでもあることだと思う。
物語の展開は静かで緩やか、エンディングまでは。ジョン・メイの表情、装い、醸し出す雰囲気の変化が、繊細な視聴者の心にハッピーエンドの期待感を萌芽させる。
人生の理不尽さを改めて考えさせられるとともに心地好い優しさに包まれる余韻が長く続く作品でした。
「おみおくり」の作法
身寄りのない故人の身辺調査をし、結局、一人で殆どの葬儀を執り行うことになる民生委員のジョン・メイ。その仕事がいかに単調で地味な仕事であろうか。彼は、多くの人や死者と接しているうちに、この仕事を公務員の仕事と割り切っていないように思えてくる。誰にも看取られることもなく、亡くなった寂しい人たちにも、やはりそれぞれの生きてきた道のりがあったのだろう。あまり感情を面に出さないジョン役のエディ・マーサンという俳優がとても良かった。ラストはあれで良かったのか?あまりにも唐突な展開に驚いたが、個人的には違和感はなかった。
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