おみおくりの作法のレビュー・感想・評価
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死者たちの鎮魂
この映画2回観ました。より深くジョン・メイの誠実な人生に心惹かれましたよ。
老年になった私はこんな風に丁寧に生きているだろうか。
最後の場面、何この人達と思った瞬間に解りました。
ビリーを先頭にみんな来てくれたんだーと言い知れない嬉しさがこみ上げて来て涙しました。
あの主人公の俳優(エディ・マーサン)この役が一番ですね。
パッピーゴーラッキー又思秋期などいつも存在は感じていましたが、この作品で名優であると確信しましたよ。
いろんな場面での表情、動き、話し方など、自己主張することなく、人を責めず、静かで、話に耳を傾け、心を和らげていく。
真面目さゆえの滑稽、それが可笑しくてふと私笑ったりして、この映画の息苦しさを和らげてくれていた。
それがピッタリですよね。「雨ニモマケズ」の詩でてきました。
でも実際に私がこういう人に出会っても、良さを認識できず通り過ぎてしまうかも知れないけれど。
最後の仕事の死者ビリーの娘に会いに行く前にアルバムを作り直したり、
訪ねた先の酔っ払いどもと酒を酌み交す、戦友のところで出た食事etc
たくさん良い場面ありました。それがビリーの弔いに繋がっていくのですねー。
(いつもこの結果では無かったでしょうが。)
ジョン・メイの人生は幸せだったでしょうか?後半訪れた遺児の女性との交流は恋の予感あり、ときめきました。彼の目の輝きや薄らとした微笑み、やっと「春が来る」なんて思って・・・。
あの時用心深い彼が浮足立ってしまったのですねー。ふたつのコーヒーカップ空しい!
感動モノではない
3/4 2015 ジャックアンドベテイ
レディースデイのレイトショー
そんな言うほど号泣しない^^;
けど味わい深い作品ではあるね
このところ考え直す必要のある葬儀の簡略化や無縁者の葬り方
日本だけの問題じゃないんだね
みおくりびと
孤独死した人を一人弔う民生係の男を通して生と死を見つめた、イギリス製ヒューマン・ドラマ。
日本では口コミで評判が広がり、今年を代表するミニシアターのヒット作に。
昨年の「チョコレートドーナツ」と言い、中身スカスカのメジャー会社の大作だけじゃなく、ちゃんとこういう作品もヒットする事に安心する。
「生きる」「おくりびと」、今年の「悼む人」など、邦画にも生死を真摯に見つめた名作・秀作があり、何の抵抗も無く見れる。
淡々とした語り口、しみじみとした作風も日本人には馴染み易い筈。
文化や民生のシステムなど国は違えど、人の生死への向き合い方は万国共通。
実直で几帳面、真面目を絵に描いたような主人公、ジョン・メイ。
目立たないけど、コツコツやるべき事を行う人物が、映画の中でも実際の世界でも好きだ。
イギリスの実力派、エディ・マーサンが好演。
丁寧な仕事ぶりに、亡くなった人への温もりと敬意を感じさせる。
彼が扱うのは、先にも挙げた通り孤独死した人たち。
誰に知られる事無くこの世を去っても、最期の最期に彼のように寄り添ってくれる人が居て、変な言い方だが、救われる。
社会はいつだって理不尽。
人員整理で突然クビを言い渡される。
身寄りの無い故人から彼を奪わないでくれ。
納得出来ずも、ジョンは最後の案件に取り組む。
奇しくもその故人は、ジョンの近所に住んでいた男。ビリー・ストーク。
近所に住んでいたにも関わらず、顔も知らず、一人亡くなっていた事にジョンは心を痛める。
と同時に、自分を重ねたのだろうか。
ジョンは中年の独り身。仕事上の付き合いはあっても友達と言える人も居なく、恋人も居ない。
今のままだと、自分が、これまで扱ってきた故人と同じ道筋を辿る事になる。
とても他人事と思えない。
生前のビリーを知る人を訪ね歩く旅で、ビリーはあまり全うな人物じゃない事が分かる。
それでも、友人は居たし、娘も居た。
陰のような人生の中の微かな光。
それはきっと、ジョンにも言える。
自分の人生にも、必ず光がある。
そして光のような出来事が。
ビリーの娘との出会い…。
それは呆気ないほどあまりにも唐突に。
見た人の間で賛否分かれる結末。
実を言うと見ていたら、こうなるんじゃないかと思っていた。
切なくも感じるし、温かくも感じる。
さながら、ハッピーなバッドエンド、バッドなハッピーエンドか。
ただ一つ言える事は、孤独な人生なんて絶対無い。
誰の人生にも愛があり、死を悼んでくれる人、見送ってくれる人が居る。
ハッピーじゃないけどハッピーに思える
予告のみを見て鑑賞。
日本では作れなさそうな映画。
地味で非生産的な仕事にこだわりを持って生きる男の話。
お約束のお涙ちょうだいとも言えるが・・・
叔父が孤独死したので、非常に興味深く観られた。
ただ、親類でもここまでこだわって葬儀しないよなぁ・・・
他人だからこそできる仕事?
劇中にあるPlan Do Actionのシートは仕事の参考にしている。
主人公の実直さ故に淡々に進むと思いきや、それが時にこっけいな顔を覗...
主人公の実直さ故に淡々に進むと思いきや、それが時にこっけいな顔を覗かせ、余計に笑わせる。
仕事の中で、人と触れ合ううちに頑なに生きてきていた心がほどかれてゆく…。
なのにラストはそう来たか!
せつない気持ちの中にも温かくみおくられる主人公を想いながら「おみおくりの作法」として自分の事もきちんと考えておかなければと思わされた。
こういう作品は大好きです。
モヤモヤ映画
2か月以上前に鑑賞。
今更感想書いてる時点で私にはそれくらいの映画だったということなのでしょう。
私には主人公が魅力的に見えたのですが、ラストがいかにもイギリス! という意地悪さを感じて鼻に付きました。
あんなに誠実に人と向き合う仕事して一生懸命つつましく生きてきた主人公が若くてキレイな彼女できるくらい別にいーじゃん。。。
それにずっと後ろ向きに電車に乗っていた主人公が映画終盤で前向きに乗っていた意味がいまだに解らなくて悩み中です。
職を失い、恋をして自身と向き合うことで前向きになったということ?
でも元から彼は誠実に人と向き合って生きているように見えたので何がどういけなかったのが解らないんですよね。。。
いけるいけないで測るほど人生単純で無いと解っちゃいても解せぬのですよ。。。
映画の中では死者の生活感、特に干したままの洗濯物が良かったです。
皆頑張って生きてたんだ。それ自体が美しいんだと私は思います。
【”真に豊かな人生とは何か”という事を考えさせられる滋味深い作品。】
ー 原題は”STILL LIFE” とスクリーンに出ていたが、”おみおくりの作法”は良い邦題だと思う。ー
・静かにストーリーは進むが、”豊かな人生とは何か”を考えさせられた。
・エディ・サーマンの抑制した演技が効果的な、素晴らしい映画だと思う。
・ラスト、彼が”お見送りをした人々の魂”がエディ・サーマン演じた男の為に集まるシーンは涙を禁じ得ない。
是非、多くの人に観て貰いたい作品である。
<40歳代以上の方は客電が灯った際、涙を隠すのに苦労すると思った作品。>
<2015年5月23日 劇場にて鑑賞>
映画館の中で人目もはばからず声をあげて泣いたのは何年ぶりだろう
近くの小さな劇場で見ました。いい映画でした。孤独死をした人の後始末をする民生係の主人公が、死んだ人の遺族を探して葬儀への参列を依頼しますが・・・。60歳以上の方は他人事ではないですね。最後のシーンで大泣きしました。1週間後にもう一度見たくなって、また見ました。一度目には気がつかなかった細かい点がわかって「あ、そうか」ということが何度かありました。例えば、最後のシーン「Stil life」と原題のクレジットがでるのですが「なるほど、そうだったのか」と感銘を受けました。心を動かされる映画ですね。筋が分っているのに、二度目でも泣いてしまうんですよね。
誰の死にも価値がある
2008年の『おくりびと』や先日公開されていた
『悼む人』と非常に近いものを感じるが、こちらは
よりリアリティ重視というか、ささやかでシニカル。
ロンドンの民生係として、孤独死した人の身辺調査や
葬儀を行っている主人公ジョン・メイ。
死後の世界があるかどうかは知らないが、
自分が彼に葬られる立場だったら本当にありがたい。
見ず知らずの他人の死を、見返りの言葉も求めずに
ここまで誠心誠意に扱ってくれるなんて。
彼は、故人の持ち物をよく観察し、その人が大事に
していただろう物事を丁寧に汲み取って葬儀に活かす。
それまで扱った故人の写真も、スクラップブックに
取ってある。せめて自分だけは彼らを覚えておいて
あげたいと言わんばかりに。
主人公メイを演じたエディ・マーサンの、慎ましげな
佇まいがなんとも言えず良い。こじんまりとしていて、
日々の光景に埋もれてしまいそうな雰囲気の男。
孤独な暮らしを送る彼だからこそ、故人の感じただろう
寂しさを晴らしてあげたいと強く思うものなのかも。
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どんなケースでも手を抜かない心優しいメイだが、
上司から見れば彼は価値のない仕事に手間を費やす金食い虫。
ついには上司からリストラを宣告されてしまう。
いやまあ予算削減という事情は分かるし、
その予算だって税金から捻出されてるんだろうけど……
なんでもかんでも効率効率の世の中ってのは薄情でヤだね。
あの笑顔のムカつく上司といい、ケバケバしい女性職員といい、
死者への敬意というものを寸分も持ち合わせてないのかね。
自分や親戚の遺灰を、掃除機に溜まった埃でも
棄てるかのようにぞんざいに土に撒かれたら、僕は
多分そいつをブン殴ってしまうんじゃないかと思う。
車に○○○○○なんて可愛いもんですよ(そうか?)。
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メイの最後の仕事は、自宅の向かいに住んでいた老人の葬儀。
名前も顔も知らなかった隣近所の人間が孤独死していた
と知ったら、嫌でも自分の死に様を想像してしまうだろう。
人間、一度でいいから自分の死を意識しないと、
生きている事のありがたみには気付きづらい。
老人の人生を追い、彼に関わった人々と接する内、
メイの表情は不思議と晴れやかになっていく。
最後には恋にすら落ちたりもする。
あんなに興奮しながら葬式の話をする人も珍しい(笑)。
旅の始め、列車の座席に後ろ向きに腰掛けていた彼が、
旅の終わりには列車の進行方向に合わせて腰掛けている。
文字通りの“前向き”な気持ち。
新聞の隅っこに押しやられるような孤独な死を迎えた人にも、
様々な人との出逢いや想像だにできない過去が詰まっている。
だから、ひとつひとつの死を疎かに考えてはいけないし、
同時に自身の生における出逢いも大事にしていかなくては。
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不満点。
いかにも作劇的というか、物語を終わらせる為の
デウス・エクス・マキナ的な終盤の展開が、僕はあまり気に入らない。
感動的ではあるのだが、ささやかでリアリティのある
前半と比べると、若干ちぐはぐな感じを受ける。
これは死後の世界の存在について懐疑的な人間の言い分だが、
『死後』があるかどうかも分からないのに死者を敬うからこそ、
その行為は真に見返りを求めないものに成り得ると思う。
その行為がその人にとって切実なものになると感じる。
だが、あのラストは『見返り』を形として見せてしまった。
そして、それまでじっくり付き合って来た主人公を
脚本家という神が殺す。これも気に入らない。
いや、訴えたいテーマの為に登場人物が死ぬ事は、
物語においては往々にしてある事だ。
脚本家は、死はどんな人にも平等に訪れると
伝えたかったのかもしれない。
生には限りがあるから後悔する生き方をするなと
伝えたかったのかもしれない。
しかしながら、本作は実際の新聞記事からヒントを
得たというややノンフィクション寄りの物語だ。
現実から如実に着想を得た登場人物を殺すという行為が、僕には作り手の一種の傲慢であるように感じてしまった。
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とまあ終盤に関して不満点はある訳だが、
それでも大満足の4.0判定で。
死は哀しいものだが、そこに何も残らない訳じゃない。
誰の死にも僕らと同じく過去があり、出逢いがある。
誰の死にも価値はある。
そんなことを思わせてくれる映画でした。
<2015.04.04鑑賞>
久しぶりに楽しんだ
久しぶりに面白いと思いました。音楽などはそんなに豪華ではないけれど、でも端々まで作りこまれた映画だと思う。役者さんの表情一つ一つがちゃんと大切にされていて、観ていて楽しい。
人が死ぬ時、最後は1人と言うけれど、1人と孤独は違う。孤独は嫌だな。
個人的には今年のナンバーワン
ラストまでは正直地味で退屈に思えるが、クライマックスの衝撃的な展開と、胸がキュッとなるラストシーンでは涙が止まらなかった。まさかこんな展開がまっていようとは。。91分というところもとても観やすい。映像や音楽も美しく、もう一度観たいと思う映画だった。
こういう映画がいい
静かに進んでいく。セリフは少ない。
ほとんど傍観している。
こういう映画がいい。
前にフランス映画で、ひたすら子供が走っているのを見たことがあるが、映像に引き込まれていく感じ。
セリフは少ないが、主人公の気持ちはよくわかる。
死者に対する気持ちの他に、自分のやり方、誇り、社会に対するどうしようもない気持ちとか。
鑑賞後は、爽やかだ。
感傷と涙はあるが、納得のエンドだ。
今の自分に合った作品で、今日の選択は正解。この映画を観てよかった。
コメントを二つ。
火葬は身寄りのない人なんだー
日本語タイトルが良くないと思う。
Still Lifeの方がいい。
あなた、誰に見送られたいですか?
これって、邦画の秀作「おくりびと」の、海外焼き直しバージョンみたいなもんだろ、と、思ってました。しかし、いい意味で、全然違った。あくまでもオリジナルな作品です。
主人公、ジョン・メイを演じるエディ・マーサンの佇まいがいいなぁ~。彼はイギリスで地区の民生委員をやっている。彼の仕事は、孤独死した人の、身寄りを探し、葬儀の手配をし、埋葬まで見届けること。
どこからどう見ても、公務員を絵に描いたような人を好演してます。
まじめ、実直、律儀。
夕食も、ナプキンとフォークとナイフをきちんとテーブルにセットしてから摂ります。でも彼、実は料理が苦手。これもご愛嬌です。でも、この人、どこか普通の公務員ではないんですね。カタブツのようで、実は、細やかな配慮ができる人、自分の仕事に気持ちを入れてくる人です。
彼自身は四十代で、アパートに一人住まい。
自宅には彼のひそかなコレクションがあるのです。それはアルバム。そこに貼り付けてあるおびただしい写真たち。それは彼の家族の写真集ではありません。自分が担当した、誰も身寄りが見つからなかった人たちの写真集です。
時折、彼はそのアルバムを開きます。戦争中でしょうか、古びたシワだらけのセピア色の写真。あるいは、子供の頃に撮ったであろう写真、また、愛する伴侶と撮った、幸せそうな笑顔の写真などなど。だけどこれらの人たち、最後は皆、孤独死。
誰にも見送ってもらえなかった人たち。
ある日、ジョン・メイに一本の電話が入ります。孤独死した男性発見。現場に行ってみると、なんと自分の向かいのアパートでした。
調べて行くと、亡くなったこの男性は、呑んだくれて、暴力ばかりふるい、刑務所に入ったり、一時はホームレス状態だったらしい。
そんな調査をしている最中、彼の上司からある通告が。
「君は仕事に時間をかけすぎる、ここは他の部署と統廃合することになったんだ。君はクビだよ」
突然の解雇通告。
当然、彼は少なからずショックを受けます。だけど、自分も良い歳をした大人です。グッとこらえて、取り乱したりしないところがいいんですね。
イギリスの公務員制度はよく知りません。しかし、こんなに簡単に解雇通告できるのですね。日本でもやったらどうでしょう、まずは手始めに国会議員なんぞから……、とそれはさておき。
彼が22年間続けてきた仕事。今やっているのが最後の案件になる。自分の公務員人生に綺麗な幕引き、けじめをつけたい、と思ったのでしょう。
彼は、この、世の中から厄介者扱いされていた人物の身寄りを、熱心に探し始めるのです。
本作の監督、自分らしい「映画の作法」「映画の文法」というものをもってます。この脚本で、このキャスティングなら、こういう絵を撮りたい。それがよく伝わってきます。
もちろん、全然ドラマチックには描かない。むしろ、主人公をちょっと突き放したような描き方をあえてしてます。この監督、人間嫌いなのかな? あるいはニヒリズムの人なのかな? などと思ってしまいます。
作中での上司の言葉
「人間、死んだら、何もなくなるのサ」
だから、死んだ人物に、時間と公的費用をかけるのは合理的ではないということなのでしょう。
そんな憎ったらしい上司の車に、終盤、主人公ジョン・メイがこっそり小便を引っ掛けるシーンがあります。これ、遠景のロングショット。
観客がうっかりしていると見過ごしてしまいそうなシーンです。そういう絵の撮り方をする監督ですが、ラストシーン、堰を切ったように情感溢れる、ファンタジーな演出をしました。
「ああ、やっぱり、この監督、人間が好きなんだ」と思いました。
でなければ、そもそも、こういう作品を作ろうとも思わないでしょう。
どうか、ラストシーン、観客皆様でお見送りをしてあげてください。
たんたんと真摯に生きるべし。
ただただ単調に真面目に身請け人のいない孤独死の人達を誠意を持ってお見送りすり仕事。ただ、その民生員も孤独と共に生きていました。それでも故人の気持ちを思いやり旅立たせてあげようとする気持ちで仕事を完遂する主人公が素晴らしい。
ラストは悲しいような幸せなような。映画のお話だけどこのラストにホッとするエンディングでした。
イギリスらしい
LiLiCoさん一押しということで。
ジョン・メイの行く末が観ながらなんとなく予想できてしまいました。
まあ、予想できない結末!だけがいいとも限らないし、イギリスらしい皮肉が効いてるなという感想でした。
前半部分は、眠くなってしまいあまり覚えてない…
いつのまにか最後の身元不明人を調査することになってました(^^;;
アルバムを見返す場面は伏線になってるし、写真一枚で彼がやってきた仕事、それぞれの人生を垣間見れた気になれて美しいと思いました。
ジョン・メイの人となりを表す食事や座り方や事務所の演出、演技が良かったです。
ガチ版「悼む人」を巡る物語。
入り口と出口で味わいが大きく変わる一本。
いや、さすが「モンティ・パイソン」のプロデューサーの監督作だわ…
一筋縄で感動させてはくれない、良い意味での意地の悪さ。
「演技とはなんだ?」というワークショップかのような静かな熱が、そして「生物の終わり」を巡る良い話が…
友人、恋愛、結婚、親子、兄弟…って結局はなんなんだろうね?
どれだけ言葉で飾っても。
人は1人で産まれ、独りで去っていく…そんな無常感。
あとはその眼でお確かめを頂きたい作品。
邦画の「悼む人」や「おくりびと」の何倍も心に刺さる良作。
静かに進みすぎて
途中で寝てしまいました(汗)孤独死した死者の弔いの思いを持って丁寧に淡々とこなすジョン・メイ、その最期があのような形になるとは。アイロニーなビターズエンドですね。途中寝てしまったけど、良い映画でした。
全113件中、61~80件目を表示