劇場公開日 2015年1月24日

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おみおくりの作法のレビュー・感想・評価

全113件中、61~80件目を表示

5.0死者たちの鎮魂

2015年10月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

この映画2回観ました。より深くジョン・メイの誠実な人生に心惹かれましたよ。
老年になった私はこんな風に丁寧に生きているだろうか。

最後の場面、何この人達と思った瞬間に解りました。
ビリーを先頭にみんな来てくれたんだーと言い知れない嬉しさがこみ上げて来て涙しました。

あの主人公の俳優(エディ・マーサン)この役が一番ですね。
パッピーゴーラッキー又思秋期などいつも存在は感じていましたが、この作品で名優であると確信しましたよ。
いろんな場面での表情、動き、話し方など、自己主張することなく、人を責めず、静かで、話に耳を傾け、心を和らげていく。
真面目さゆえの滑稽、それが可笑しくてふと私笑ったりして、この映画の息苦しさを和らげてくれていた。
それがピッタリですよね。「雨ニモマケズ」の詩でてきました。

でも実際に私がこういう人に出会っても、良さを認識できず通り過ぎてしまうかも知れないけれど。

最後の仕事の死者ビリーの娘に会いに行く前にアルバムを作り直したり、
訪ねた先の酔っ払いどもと酒を酌み交す、戦友のところで出た食事etc
たくさん良い場面ありました。それがビリーの弔いに繋がっていくのですねー。
(いつもこの結果では無かったでしょうが。)

ジョン・メイの人生は幸せだったでしょうか?後半訪れた遺児の女性との交流は恋の予感あり、ときめきました。彼の目の輝きや薄らとした微笑み、やっと「春が来る」なんて思って・・・。
あの時用心深い彼が浮足立ってしまったのですねー。ふたつのコーヒーカップ空しい!

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メイばば

3.0感動モノではない

2015年10月8日
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鑑賞方法:映画館

3/4 2015 ジャックアンドベテイ
レディースデイのレイトショー
そんな言うほど号泣しない^^;
けど味わい深い作品ではあるね
このところ考え直す必要のある葬儀の簡略化や無縁者の葬り方
日本だけの問題じゃないんだね

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mamagamasako

4.0みおくりびと

2015年9月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

幸せ

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近大

4.5ハッピーじゃないけどハッピーに思える

2015年9月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

予告のみを見て鑑賞。

日本では作れなさそうな映画。

地味で非生産的な仕事にこだわりを持って生きる男の話。

お約束のお涙ちょうだいとも言えるが・・・

叔父が孤独死したので、非常に興味深く観られた。
ただ、親類でもここまでこだわって葬儀しないよなぁ・・・
他人だからこそできる仕事?

劇中にあるPlan Do Actionのシートは仕事の参考にしている。

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kita-kitune

5.0主人公の実直さ故に淡々に進むと思いきや、それが時にこっけいな顔を覗...

2015年7月29日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

主人公の実直さ故に淡々に進むと思いきや、それが時にこっけいな顔を覗かせ、余計に笑わせる。
仕事の中で、人と触れ合ううちに頑なに生きてきていた心がほどかれてゆく…。
なのにラストはそう来たか!
せつない気持ちの中にも温かくみおくられる主人公を想いながら「おみおくりの作法」として自分の事もきちんと考えておかなければと思わされた。
こういう作品は大好きです。

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かりめろ

2.5モヤモヤ映画

2015年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

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シャイニングチキン

4.5【”真に豊かな人生とは何か”という事を考えさせられる滋味深い作品。】

2015年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

 ー 原題は”STILL LIFE” とスクリーンに出ていたが、”おみおくりの作法”は良い邦題だと思う。ー

 ・静かにストーリーは進むが、”豊かな人生とは何か”を考えさせられた。

 ・エディ・サーマンの抑制した演技が効果的な、素晴らしい映画だと思う。

 ・ラスト、彼が”お見送りをした人々の魂”がエディ・サーマン演じた男の為に集まるシーンは涙を禁じ得ない。
 是非、多くの人に観て貰いたい作品である。

<40歳代以上の方は客電が灯った際、涙を隠すのに苦労すると思った作品。>

<2015年5月23日 劇場にて鑑賞>

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NOBU

5.0映画館の中で人目もはばからず声をあげて泣いたのは何年ぶりだろう

2015年5月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

近くの小さな劇場で見ました。いい映画でした。孤独死をした人の後始末をする民生係の主人公が、死んだ人の遺族を探して葬儀への参列を依頼しますが・・・。60歳以上の方は他人事ではないですね。最後のシーンで大泣きしました。1週間後にもう一度見たくなって、また見ました。一度目には気がつかなかった細かい点がわかって「あ、そうか」ということが何度かありました。例えば、最後のシーン「Stil life」と原題のクレジットがでるのですが「なるほど、そうだったのか」と感銘を受けました。心を動かされる映画ですね。筋が分っているのに、二度目でも泣いてしまうんですよね。

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シコクタロウ

4.0誰の死にも価値がある

2015年5月9日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

幸せ

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浮遊きびなご

5.0久しぶりに楽しんだ

2015年5月5日
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鑑賞方法:映画館

久しぶりに面白いと思いました。音楽などはそんなに豪華ではないけれど、でも端々まで作りこまれた映画だと思う。役者さんの表情一つ一つがちゃんと大切にされていて、観ていて楽しい。

人が死ぬ時、最後は1人と言うけれど、1人と孤独は違う。孤独は嫌だな。

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くぼた

5.0個人的には今年のナンバーワン

2015年4月25日
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ラストまでは正直地味で退屈に思えるが、クライマックスの衝撃的な展開と、胸がキュッとなるラストシーンでは涙が止まらなかった。まさかこんな展開がまっていようとは。。91分というところもとても観やすい。映像や音楽も美しく、もう一度観たいと思う映画だった。

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nekomusumeJAPAN

5.0こういう映画がいい

2015年4月8日
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鑑賞方法:映画館

静かに進んでいく。セリフは少ない。
ほとんど傍観している。
こういう映画がいい。
前にフランス映画で、ひたすら子供が走っているのを見たことがあるが、映像に引き込まれていく感じ。
セリフは少ないが、主人公の気持ちはよくわかる。
死者に対する気持ちの他に、自分のやり方、誇り、社会に対するどうしようもない気持ちとか。
鑑賞後は、爽やかだ。
感傷と涙はあるが、納得のエンドだ。
今の自分に合った作品で、今日の選択は正解。この映画を観てよかった。

コメントを二つ。

火葬は身寄りのない人なんだー

日本語タイトルが良くないと思う。
Still Lifeの方がいい。

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yuriko

3.5あなた、誰に見送られたいですか?

2015年4月7日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

幸せ

これって、邦画の秀作「おくりびと」の、海外焼き直しバージョンみたいなもんだろ、と、思ってました。しかし、いい意味で、全然違った。あくまでもオリジナルな作品です。
主人公、ジョン・メイを演じるエディ・マーサンの佇まいがいいなぁ~。彼はイギリスで地区の民生委員をやっている。彼の仕事は、孤独死した人の、身寄りを探し、葬儀の手配をし、埋葬まで見届けること。
どこからどう見ても、公務員を絵に描いたような人を好演してます。
まじめ、実直、律儀。
夕食も、ナプキンとフォークとナイフをきちんとテーブルにセットしてから摂ります。でも彼、実は料理が苦手。これもご愛嬌です。でも、この人、どこか普通の公務員ではないんですね。カタブツのようで、実は、細やかな配慮ができる人、自分の仕事に気持ちを入れてくる人です。
彼自身は四十代で、アパートに一人住まい。
自宅には彼のひそかなコレクションがあるのです。それはアルバム。そこに貼り付けてあるおびただしい写真たち。それは彼の家族の写真集ではありません。自分が担当した、誰も身寄りが見つからなかった人たちの写真集です。
時折、彼はそのアルバムを開きます。戦争中でしょうか、古びたシワだらけのセピア色の写真。あるいは、子供の頃に撮ったであろう写真、また、愛する伴侶と撮った、幸せそうな笑顔の写真などなど。だけどこれらの人たち、最後は皆、孤独死。
誰にも見送ってもらえなかった人たち。
ある日、ジョン・メイに一本の電話が入ります。孤独死した男性発見。現場に行ってみると、なんと自分の向かいのアパートでした。
調べて行くと、亡くなったこの男性は、呑んだくれて、暴力ばかりふるい、刑務所に入ったり、一時はホームレス状態だったらしい。
そんな調査をしている最中、彼の上司からある通告が。
「君は仕事に時間をかけすぎる、ここは他の部署と統廃合することになったんだ。君はクビだよ」
突然の解雇通告。
当然、彼は少なからずショックを受けます。だけど、自分も良い歳をした大人です。グッとこらえて、取り乱したりしないところがいいんですね。
イギリスの公務員制度はよく知りません。しかし、こんなに簡単に解雇通告できるのですね。日本でもやったらどうでしょう、まずは手始めに国会議員なんぞから……、とそれはさておき。
彼が22年間続けてきた仕事。今やっているのが最後の案件になる。自分の公務員人生に綺麗な幕引き、けじめをつけたい、と思ったのでしょう。
彼は、この、世の中から厄介者扱いされていた人物の身寄りを、熱心に探し始めるのです。
本作の監督、自分らしい「映画の作法」「映画の文法」というものをもってます。この脚本で、このキャスティングなら、こういう絵を撮りたい。それがよく伝わってきます。
もちろん、全然ドラマチックには描かない。むしろ、主人公をちょっと突き放したような描き方をあえてしてます。この監督、人間嫌いなのかな? あるいはニヒリズムの人なのかな? などと思ってしまいます。
作中での上司の言葉
「人間、死んだら、何もなくなるのサ」
だから、死んだ人物に、時間と公的費用をかけるのは合理的ではないということなのでしょう。
そんな憎ったらしい上司の車に、終盤、主人公ジョン・メイがこっそり小便を引っ掛けるシーンがあります。これ、遠景のロングショット。
観客がうっかりしていると見過ごしてしまいそうなシーンです。そういう絵の撮り方をする監督ですが、ラストシーン、堰を切ったように情感溢れる、ファンタジーな演出をしました。
「ああ、やっぱり、この監督、人間が好きなんだ」と思いました。
でなければ、そもそも、こういう作品を作ろうとも思わないでしょう。
どうか、ラストシーン、観客皆様でお見送りをしてあげてください。

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ユキト@アマミヤ

3.5たんたんと真摯に生きるべし。

2015年4月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

ただただ単調に真面目に身請け人のいない孤独死の人達を誠意を持ってお見送りすり仕事。ただ、その民生員も孤独と共に生きていました。それでも故人の気持ちを思いやり旅立たせてあげようとする気持ちで仕事を完遂する主人公が素晴らしい。
ラストは悲しいような幸せなような。映画のお話だけどこのラストにホッとするエンディングでした。

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peanuts

5.0素晴らしかった

2015年4月6日
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悲しい

精一杯生きていた人のための主人公の生きざまが描かれていた

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イーグル

3.5生きてる間にできること

2015年4月4日
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⚪︎主人公のバックボーンをあえて回想させない構成。
⚪︎落ち着いた音楽が素晴らしい。
⚪︎人生を考えさせられる皮肉的なラスト。

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techno

2.0イギリスらしい

2015年4月2日
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あめおんな

4.0ガチ版「悼む人」を巡る物語。

入り口と出口で味わいが大きく変わる一本。

いや、さすが「モンティ・パイソン」のプロデューサーの監督作だわ…
一筋縄で感動させてはくれない、良い意味での意地の悪さ。

「演技とはなんだ?」というワークショップかのような静かな熱が、そして「生物の終わり」を巡る良い話が…

友人、恋愛、結婚、親子、兄弟…って結局はなんなんだろうね?
どれだけ言葉で飾っても。
人は1人で産まれ、独りで去っていく…そんな無常感。

あとはその眼でお確かめを頂きたい作品。

邦画の「悼む人」や「おくりびと」の何倍も心に刺さる良作。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

3.5静かに進みすぎて

2015年3月29日
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鑑賞方法:映画館

途中で寝てしまいました(汗)孤独死した死者の弔いの思いを持って丁寧に淡々とこなすジョン・メイ、その最期があのような形になるとは。アイロニーなビターズエンドですね。途中寝てしまったけど、良い映画でした。

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まゆさん