「個人的に好きな映画」恋のエチュード　naokiさんの映画レビュー（感想・評価）

（短縮・英語字幕版）
以前この作品は長尺版をテレビで観た事があります。とても綺麗な映像でしたが主人公クロード(ジャン・ピエール・レオ)が
二人の姉妹の間で揺れ動く気持ちが今ひとつ理解できませんでした。
今回16mmフィルムで鑑賞しましたが、
年取ってから観ると、いい味わいの映画である事に気がつきました。
残念ながら後半はフィルムが退色してカレー港でミュリエル（ステーシー・テンデター）を迎えるシーンが赤みがかってましたが光は感じました。個人的に前半のクロードがミュリエルの顔に手を触れるシーンが良かったです。観たあとも余韻にひたれる映画です。
ジョルジュ・ドリューの音楽もこの映画に
彩りを添えています。本人も1シーンだけ出演されてます。
なぜか、この映画を観た後キューブリック「バリー・リンドン」を観たくなりました。
こちらもロウソクの灯りにこだわった撮影が
有名ですね。午前10時の映画祭でやってくれないでしょうかね・・・