「【”シンブンシ”VS”警視庁サイバー犯罪対策課 ”シンブンシ”の四人組は現代の義賊なのか?流石の中村義洋監督作。】」予告犯 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”シンブンシ”VS”警視庁サイバー犯罪対策課 ”シンブンシ”の四人組は現代の義賊なのか?流石の中村義洋監督作。】
”シンブンシ”の四人組
1.”ゲイツ” :リーダー的存在(生田斗真)
2.”ノビタ” :元ニート(濱田岳)
3.”カンサイ”:ガタイの良い元バンドマン。好漢(鈴木亮平)
4.”メタボ” :”はい、了解でーす”が口癖。ぽっちゃり体型(荒川良々)
はそれぞれ事情があり、アウトサイダーとして、世間で生きる人々の裏の姿(大小あり)を”シンブンシ”を被り、動画で糾弾する。
<糾弾される、もしくは”シンブンシ”になった人々の背景>
・フィリピン人の出稼ぎ女性を孕ませた男。
・その男の子供が父親を捜すために腎臓を売って日本へ。産業廃棄物処理場で働いていたが、腎不全で亡くなる。
・IT会社で働く派遣社員が正従業員になれる筈が、嫌がらせを受け入院。
・飲食店で働いていた男が、店の調理器で虫を揚げるという独創的な
メニューを考案。
・学生に乱暴された女性に対し、SNSで”男にホイホイついていく女も
悪い、自業自得”と呟いた男。元気玉を注入される・・。
・会社の面接中にその状況をSNSで実況中継した面接官。
<SNS社会のマイナス側面をテーマにエンタメ作品として成立させた中村監督の安定した手腕>
<2015年6月6日 劇場にて鑑賞>
コメントする