劇場公開日 2015年6月6日

「【”シンブンシ”VS”警視庁サイバー犯罪対策課 ”シンブンシ”の四人組は現代の義賊なのか?流石の中村義洋監督作。】」予告犯 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”シンブンシ”VS”警視庁サイバー犯罪対策課 ”シンブンシ”の四人組は現代の義賊なのか?流石の中村義洋監督作。】

2019年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

 ”シンブンシ”の四人組
 1.”ゲイツ” :リーダー的存在(生田斗真)
 2.”ノビタ” :元ニート(濱田岳)
 3.”カンサイ”:ガタイの良い元バンドマン。好漢(鈴木亮平)
 4.”メタボ” :”はい、了解でーす”が口癖。ぽっちゃり体型(荒川良々)

 はそれぞれ事情があり、アウトサイダーとして、世間で生きる人々の裏の姿(大小あり)を”シンブンシ”を被り、動画で糾弾する。

 <糾弾される、もしくは”シンブンシ”になった人々の背景>
 ・フィリピン人の出稼ぎ女性を孕ませた男。
 ・その男の子供が父親を捜すために腎臓を売って日本へ。産業廃棄物処理場で働いていたが、腎不全で亡くなる。

 ・IT会社で働く派遣社員が正従業員になれる筈が、嫌がらせを受け入院。

 ・飲食店で働いていた男が、店の調理器で虫を揚げるという独創的な
メニューを考案。

 ・学生に乱暴された女性に対し、SNSで”男にホイホイついていく女も
悪い、自業自得”と呟いた男。元気玉を注入される・・。

 ・会社の面接中にその状況をSNSで実況中継した面接官。

<SNS社会のマイナス側面をテーマにエンタメ作品として成立させた中村監督の安定した手腕>

<2015年6月6日 劇場にて鑑賞>

NOBU