劇場公開日 2015年3月14日

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「優しすぎて退屈」ストロボ・エッジ 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0優しすぎて退屈

2021年11月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

原作未読
原作は『アオハライド』『思い、思われ、ふり、ふられ』の咲坂伊緒
監督は『雷桜』『きいろいゾウ』『オオカミ少女と黒王子』『彼女の人生は間違いじゃない』の廣木隆一
脚本は『OVER DRIVE』『滑走路』の桑村さや香

コメディー要素無し真面目な学園ラブストーリー
誰も死なないしエロス無し
アクションもなし
謎解きもSFの要素もない

以前は観る気にもなれなかったが有村架純が可愛すぎて役者として過小評価していたことに気づいて彼女の出演作でまだ観ていない作品を観てみようと思った次第

木下仁菜子(有村架純)と一ノ瀬蓮(福士蒼汰)と安藤拓海(山田裕貴)と是永大樹(入江甚儀)はクラスメート
仁菜子は蓮に片想い
蓮にはカノジョがいる
大樹は仁菜子に片想い
蓮の友だち拓海も仁菜子が好きで積極的にアプローチ
蓮のカノジョは大樹の姉でモデルの真由香(佐藤ありさ)
拓海の中学時代の元カノで実は蓮が好きだった杉本真央(黒島結菜)

真由香と別れた蓮は本格的に仁菜子を好きになるがそれであっさりと丸く収まるわけでなく

気の抜けたコーラを飲んでいるような感触だった
すべっているピエロを見せつけられているような居心地の悪さ
原作を読んだことないからまだマシなのかもしれないが原作厨ではないのでそれも微妙
原作ファンが満足するような作品なら楽しめたかどうかわからない
そもそも原作が好きなタイプの漫画ではない
典型的な普通の女の子向けの漫画で平凡なおじさんが楽しめるようなジャンルではない
ときめかない
おじさんのハートふぁんふぁんしない
こういう漫画ばかり書いている漫画家なんだろう
映画化されなければ存在すら知らなかった

出演者のファンなら観れそう
そうじゃないとちょっとキツイ
それほど退屈な内容
人によっては時間の無駄になるだろう
好きな監督でもなければ好きな役者が出るわけでもないし好みのジャンルじゃないなら観ないほうが良い
「女はつまらない」は一般論だが残念ながらそれがドハマリの駄作
長めの原作を一本の映画にまとめる困難さは理解できる
それでもやるのがプロの脚本家であり自分は桑村さや香は合わない気がする

あとこの作品で大樹って必要なかったと思う
大樹をカットして少しでも原作ファンが好むエピソードを入れるべきだったのではないか

エンドロールは名曲『愛唄』
GReeeeNじゃない!
有村架純?おまえが歌うんかい
いや有村架純じゃない
whiteeeen?
GReeeeNの妹分?
カラオケなら上手だけどプロとしては・・・
リトグリくらいの歌唱力を求めたい

野川新栄