「暗い。正しく実写化されていない。」ストロボ・エッジ もちこさんの映画レビュー(感想・評価)
暗い。正しく実写化されていない。
大人気少女マンガの実写版。
なので、キャスティングから相当気合を入れなければならないところだけれど、人気者を安易に使ったのでは?という点が否めない。
まぁ、役者さんに罪はないとして、一番悪いのは脚本と演出かな。
漫画を知っている人ならわかると思うんだけど、彼女がいる人への片思いっていう重くなりがちなテーマを、わくわくキューンとさせてるこの作品の最大の魅力は、ヒロインの明るさだと私は思ってる。
なのに、この映画は終始暗さが漂う。
なんだか、それぞれいちいちシリアスすぎる。
もうちょっと、高校生らしい明るくて、まっすぐなところを出して欲しかったなあ。
好きな想いがかなわなくても、傷ついても、ひとを好きでいるって幸せだ!っていう、仁奈子の明るさに支えられてる漫画だと思うんだけどな。
ずっと、深刻で、ずっと、なんかしんどそうで、こちらも暗い気持ちで見てしまいました。
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