スパイ・レジェンドのレビュー・感想・評価
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流石、レジェンド
シカゴの新聞記者出身の小説家ビル・グレンジャーの小説『There Are No Spies』を基にしたチェチェン紛争のCIAの陰謀をテーマにしたスパイ アクション映画、5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンが映画化権を買っていたそうだ、ボンド役を退いたブロスナンだったが心中ではダニエル・クレイグに負けてたまるかと思っていたのでしょうかね。クレイグの「慰めの報酬」のボンドガール、オルガ・キュリレンコを相手役にしたのも意味深ですね。
それもあってかクールだが人間臭さも備えたリアルっぽいスパイのレジェンドを大熱演。
流血の多いアクション映画だがオルガの弾くサティの「グノシエンヌ第3番」のシーンは格調高く、静かさの中に哀愁が漂い、印象に残りました。
誰が誰を守り、誰を何のために倒すのか不明
すごく単純な物語をわざわざ複雑にして、謎っぽく表現しているとしか思えません。
もっとシンプルに、正義とか信義をつらぬく構造の主人公をフォーカスして、ストーリーを語ればよかったのに。
キャストも魅力的で、冒頭の30分は惹きつけられましたが、そこからの展開が込み入りすぎていて、話が渋滞してしまいました。
特に、謎の女殺し屋は、最後までよくわからないままで、いらなかったと思います。
2016.1.2
レビュータイトルが思いつかない(笑い)
引退したCIAエージェントが、ロシア大統領選に係る暗闘に巻き込まれる物語。
スパイ物として、基本的な設定はしっかりとしていました。また、アクションは迫力がありましたし、緊迫感のあるシーンも多く楽しめた作品でした。
ただ、それでも評価は厳しめ。理由は、面白くする為の設定や場面を盛り続けて、収拾がつかなくなったように思えるところ。
例えば、主人公の敵側に回ったCIAエージェントの扱い、教え子と恋仲になった女性の扱い等がそれでしょうか?
もう少し設定を詰めてくれれば、説得力を感じる展開になったように思え勿体なく感じます。
とても見やすく後味すっきりの良作品。 007ばりのピアース様がやっ...
とても見やすく後味すっきりの良作品。
007ばりのピアース様がやっぱりしぶい。
2014.10.21
シルバースパイ
ピアース・ブロスナンがMI6からCIAに移籍して、スパイに復帰。
本作の見所はそれに尽きる。
過去の事件が原因で引退した伝説的敏腕エージェント、ピーター。
元同僚で恋人が殺され、再び現場へ。
CIAや国家が絡む陰謀が…。
銃撃戦、肉弾戦、カーチェイスを刻み、スリリングでつまらなくはないが、特に目新しさは無い。
ブロスナンの役所もあの名スパイのような活躍を期待すると肩透かし。
女にモテモテでもヒロイックでもないが、年相応の渋さが光る。程よく、いぶし銀の魅力。
元同僚の恋人を殺し、彼を追い、敵対するのは、かつて教育していた教え子、デヴィッド。師弟対決。
敵役的な位置付けだが、やはりピーターの方が上手。
ピーターがデヴィッドと関係を持った女性を人質に取り、逆に脅しにかけるシーンも。
どちらが善でどちらが悪か、時に手段を厭わぬ非情なスパイの世界。
陰謀に巻き込まれたピーターの復讐ドラマでもあり、デヴィッドの苦悩・葛藤のドラマとしても見れる。
行動を共にするヒロインに、元ボンドガールのオルガ・キュリレンコ。
偶然か狙ったのか、彷彿させるようなキャスティングは粋でユニークで、先にも述べた通りつまらなくはないが…、
ストーリーもアクションも至って平凡な任務だった。
ピアース・ブロスナンが再び躍動、やはり彼はスパイが似合う
スパイ映画のレジェンド的存在と言えるピアース・ブロスナンが、007以来となるのでしょうか、久々にスパイ役を熱演してましたね。
原題を無視してピアース・ブロスナンそのまんまな邦題にしてしまったのはDVDスルー物のようでかなりダサかったですが、中身は引退した元スパイ物の王道を行くような展開で、まあ新鮮味はなかったですが、最後まで飽きることなく楽しめる、手堅くまとめた硬派なスパイ映画に仕上がっていたと思いました。
ボンドのようなお茶目さユニークさを一切排除し硬派なキャラ設定にしたのは、キャラ被りしないようにあえてそうしたのかな?
でも、ヒロインが元ボンドガールのオルガ・キュリレンコとあらば、どうしても007を連想してしまうのは致し方ないところでしょうか。
まあさすがにブロスナンも歳をとった印象は否めず、お腹も少し出ていましたし往年の動きではなかったですが、相変わらずカッコイイ!
非情な元スパイの一面も覗かせたりと、決して善人とは呼べないながらも、弟子に指導する内容とは真逆な人間味も見せる辺りは(女性関係が特に)、何とも魅力溢れるキャラクター像だったと思いました。
内容は国際紛争とロシアの次期大統領候補を絡めたちょっと複雑な様相も垣間見れたストーリー構成でしたので、前半の様子からやや小難しい内容になるのかなと懸念していましたが、終わってみたら大作物と違ってちょうどいいぐらいの二転三転ぶりだったので、まあ程好く楽しめたって感じですかね。
誰が味方で誰が敵なのか、登場人物が多くないのでそれほど混乱することもなく、かと言って分かり易いと言うほど単純でもなく、ホントちょうどいいぐらいにドキドキさせてもらいましたよ。
ルーク・ブレイシーが演じたイケメン弟子との師弟物的な部分も、見所の一つだったでしょうか。
若者にはまだ負けないとばかりに、弟子をあざ笑うかのように一歩先を行くブロスナン、でも、隣人の女性を巻き込んだあのシーンはちょっとやり過ぎかな(苦笑)
それから謎の女オルガ・キュリレンコとの共闘作業も見応えたっぷり、ってまあキュリレンコのキャラ設定は毎度おなじみな感じでしたけど、いつもより断然見せ場は多し、最後のスコップでアレする場面はこの映画で唯一の笑いどころだったかも!
狂気の教育的指導
CIAを引退し静かな余生を過ごすデヴェローのもとにCIA時代の盟友が現れ…。
P・ブロスナン主演作。老スパイが陰謀を砕きながら過激な教育的指導を繰り広げる作品で、元弟子がボコボコにされながらも健気に頑張るので応援したくなる。余韻に浸れないラストなのが少し残念。
007並みに面白かった
さすがジェームズボンド と言っても007ではないけど 展開は同じ様な気がする、ピアーズプロスナンだっけな、久しぶりに見たが相変わらず渋いね
作品に中では ロシア、CIA 、女 、裏切 とスパイ映画には必要不可欠な要素がたっぷり盛り込んでありいい作品に仕上がっている。
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