「思い出補正がかかり過ぎ」ANNIE アニー ドスティさんの映画レビュー(感想・評価)
思い出補正がかかり過ぎ
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1982年映画版は子供の頃に文字通りビデオテープが擦りきれるまで繰り返し観て、好きな場面の歌詞や台詞を丸ごと覚えてたくらい(当時は勿論吹替)思い入れがあるので、とにかく懐かしかった。
現代風のアレンジは物語には有効だけど、肝心の楽曲にはイマイチ。
クワベンジャネ・ウォレスは今時の生意気なアニーを元気いっぱいに演じてて好感度抜群。
キャメロン・ディアスの振り切った演技は素晴らしく、意外な程ハニガン役がハマってた。
ジェイミー・フォックス以外のキャストが全体的に歌があまり上手くないのが残念。
ボビー・カナベイルやローズ・バーンなど大人達の演技が大袈裟過ぎ、子供向け作品にしても幼い印象。
盛り上がりに欠けるし、ラストも拍子抜け。
ミュージカルとしての演出は不十分に感じた。
マイケル・J・フォックスがカメオ出演してたのは嬉しかったし、NYの風景は楽しめる。
思い出補正がかかっているものの、やっぱり1982版がまた観たくなった。
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