「…余韻が台無し」ANNIE アニー はち公さんの映画レビュー(感想・評価)
…余韻が台無し
どうして字幕版にわざわざ日本人男性歌手が英語で歌うエンディングを被せようと思ったのか、そこが腑に落ちません。
平井堅さん自体は嫌いでは無いですが、フィナーレが終わった後に急に現実に引き戻された感じ。アニーって女の子ですよ?せめて女性歌手に出来なかったんでしょうか。。。
歌がメインのミュージカル物でこれはちょっと……
映画本編の話ではありませんし、DVDでは変更されているかもしれませんので★評価には入れませんが……
で。
有名な作品…なんですが、恥ずかしながらオリジナル版を見たことがありません。
今回のは、舞台を現代に移してのリメイクだそうです。
そのせいか、若干の違和感を感じる設定もあります。
特に、学校に通っている設定でそれはどうなの?という感じの部分があり。
主人公の黒人設定に賛否あるようですが、個人的に可愛かったの(それかよ!)でアリだと思います。宣伝で使われているフィナーレシーンはあまり可愛く見えませんが(だからもういいって!)…。
ストーリーについては、もはや古典と言って良い作品なだけに評価しようがありません。
レミゼラブルやアナと雪の女王を前面に押し出してCMしていたせいもあるのでしょうが、前半は身構えてしまって「いつ歌が始まるんだろう?」という感じでした。
OPの部分、クラクションなんかを伴奏に取り込むくらいなら、目一杯歌いながら駆け抜けても良かったのでは?
で、後半はドンドン引き込まれていき、フィナーレ大団円があって…最初に書いた話に戻っちゃう訳です。
レミゼラブルの時は、日本の映画館じゃなかったらスタンディングオベーションしてるだろうなぁ…と思ったのですけど。