劇場霊のレビュー・感想・評価
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良くできたライトホラー
思っていたより怖くは無かった。
4Dを意識した作りになっているので、是非4DXでみて欲しい。
脚本がしっかりしているので、恐怖映画というよりも、普通に作品として楽しめると思います。
島崎遥香の表情も多彩でとてもいい。
無名役者の役の周りの脇役の演技だけなんとかならなかったか。。
怖いのが本当にコアな方や怖い映画等こだわる方は絶対におやめください...
怖いのが本当にコアな方や怖い映画等こだわる方は絶対におやめください。
素晴らしいぐらいに損します。ちなみに私はビビったシーン一度もございませんでした
無意味な実験作品
人形の動機が弱すぎ、恐怖が湧いてこない。
登場人物の行動が単純過ぎ、リアルさが無い。
例えば、何の確認もせずにいきなり人形作家の家に押しかけないだろ?
つまりまず脚本が駄目。
なぜこんなに知性がない作品なのかと思ったら、どうも目指したのは、見えない恐怖でなく見える恐怖という映像面の挑戦だけらしい。
確かに人形を使って手を変え品を変え、やりたい事は良く現れている。
しかし怖がるのは小学校三年生くらいまでだろう。
こちらも特に恐怖表現の方法論には興味がないので、無理やり付き合わされた感じで不愉快になる。
テーマ無し、メッセージ無し、目新しさ無し。
最後はグロさ、気持ち悪さの怖さでカバーした感じがセコい気がしたのでマイナス。
残念ながら後半は欠伸が出るほど退屈だった。
しかしラストで続編制作希望とは図々しい。
中田監督はホラー映画作家という枠に囚われている。
リングやクロユリ団地が素晴らしかったのは、テーマとして人間というもののどうしようもない哀しさが表現されていたから。
ホラーにしないと興行的に厳しいのかも知れないが、枠を超えることを期待。
実験作なので評価不要だと思うが、主役のひたむきさと、CGに頼らなかった点だけ、星1つ。
ホラーとしての怖さ、もっとちょうだい
やや古臭さはあったものの、話そのものは昔からよくあるホラーな感じで悪くはなかったと思いました。
でも、ホラーなのに1ミリも怖くなかったのは何とも・・・(苦笑)
中田秀夫監督作とは言え、AKBのぱるるが主演の時点でそう怖くはないだろうなと、ホラーが得意とは言えない私的には妙な安心感はあったのですが、ここまでだとさすがにいくらなんでもねぇ。
予告編が秀逸だったので、本編見て拍子抜けした方も結構多いのでは?
一番の問題は、やはり霊物としての説得力のなさでしょう。
まあ劇場霊と言うよりは人形霊でしょうか、大体人形自体ちょっと怖さを感じる部分もありますから、もう少し霊が吹き込まれた人形に説得力があったなら、見せ方次第では多少は恐怖を感じれたと思うんですけどね。
あの人形に纏わる回想劇では、怖さも切なさも中途半端すぎて、現代の話の惨劇に全く説得力が生まれてきませんよ。
なかなか正体を現さず焦らして焦らしてと言うタイプのホラーでもないですから、これだとホラー作品としては厳しいと言わざるを得ないかと。
むしろ怖かったのは、女優たちによる地位をめぐった女の戦いの方でしょうか。
ベタな話ですけど、ホラーとしては拍子抜けだった分、見所はこっちしかないって感じで。
主役キャラの高田里穂、二番手キャラの足立梨花、真面目が売りも端役キャラのぱるる、皆それぞれ役に嵌っていましたし、ホントそこの争いだけは見応えありました。
まあ存在感はダントツで足立梨花でしたけどね。
ちなみに、ぱるるは農民の娘役(でしたっけ?)が妙に似合っていたと思いました。
まあそんな訳で、ホラーとしての怖さは皆無も、内容的にはつまらない訳でもないと言う、やや中途半端な立ち居地になってしまった分、ネタ的にも話題にはなりにくい作品かも。
しかし人形との対決でのぱるるの決め台詞には萌えたなぁ・・・。
よく出来ている
ても、世にも奇妙な物語にありそうな話を時間を引き延ばして映画にした感じ。
そんな中でもぱるる、頑張っていたと思う。特に人形は生きている人間みたいで不気味だった。夢に出てきそう。。。
【恐怖と笑いは表裏一体である】
ご報告
これからこの作品を鑑賞される予定のある方は、どうかひとつ、大きな広い心を持っての鑑賞をお願い致します。
そのお気持ちさえあれば、必ずお楽しみ頂けるか…と。
当然ホラー映画なのですが、前半と後半(特にクライマックス)では、映画自体のカラーがガラッと180°一変してしまいます。
先ず前半ですが、何せ今回恐怖の対象は人形ですから。
全く動かない人形の顔を、アップで映すだけで、何かこう嫌〜な空気が漂うじゃないですか!
あれですよ!あれ!!
あの時の不安感が絶えず画面に充満していて、緊張させられます。
ところでこの作品。問題の人形による事件背景と、その人形と直接関わる舞台の内容が、二重構造を伴っているのですが、もう一つ。過去の日本映画との二重構造も目に付きました。
澤井信一郎監督作品。薬師丸ひろ子主演の『Wの悲劇』
島崎遥香の女優ステップとして、あの薬師丸ひろ子作品を参考として企画されたのは、当たらずとは言え遠からず…ですよね?秋元先生!
ただ当時の薬師丸ひろ子は。少女から大人の女優へとステップする為の仕掛けとして、作品中にさりげなく初体験の場面を入れる等、周到な脚本であったのですが、この作品に於ける島崎遥香はまだまだ少女のあどけなさが抜けない状態と言える。
今後は如何にして、この辺りをカバーする企画を考えるか…ですね先生!
そして映画は後半へ。明らかになる真相と惨劇。
遂にこの人形が大活躍。
それまでは人形の特性を活かすジワジワとした恐怖だったのですが、この人形自体の動きを一気に見せる事で更なる恐怖が…。
…あれ?…あららら!
ここで観客はある事実に気付かされる事となる。
【恐怖と笑いは表裏一体である】
…って言うか!これは完全に確信犯的に笑いに持っていってるよなあ〜?いやいや楽しかったです(笑)
そして成長したぱるるは人形には一瞥もくれずに映画は終わるのであった(完)
♪どうかひとつ!広い眼で観て下さい♪(小松の親分風に)
以上報告終了するであります
(-_-)ゝ
(2015年11月24日/イオンシネマ越谷レイクタウン/スクリーン1)
従来のホラー映画とは一線を画する作品。
実は私も予告編やキャッチコピーのジェットコースターホラーに惹かれて劇場に足を運んだ一人なのですが…
実際に観てみると、恐怖の連鎖で観客を追いつめる従来のホラー作品とは異なり、主人公の成長を軸に登場人物それぞれが抱える苦悩や葛藤を丁寧に描いているドラマの要素もあり正直驚きました!
これまでのJホラーで描いてきた見えざるものの恐怖、この世に存在するはずのないものの恐怖ではなく、今作は実在する恐怖を描いた正に新境地のホラー映画だと思います。
主人公をはじめ同世代たちの違和感のない瑞々しい確かな演技、そして脇を固める役者さんたちの重厚で深みのある芝居には本当に魅了されました。
好みが分かれる作品だと思いますが、男性よりも、より想像力が豊かな女性の方が、それぞれのキャラクターの内面や心情に共感を覚えやすいと思うし、この映画が描いている恐怖をより楽しめると思いますよ。
信ジラレナイ…
これが、あのリングを、あの貞子を世に知らしめたのと同じ監督の作品なのか⁇
どっちが偽物なんだ?
そんな疑念を感じてしまう程である。
凄い悲しい。
言いたい事は山程ある。
低予算であっただろう事はロケ場所の選択からも観てとれて、それは同情する。
にしても、オープニングの洋館からして、劇中劇が始まったと思ってたら、物語の核心であったり…まさかと思うような演出の目白押しだ!
これが、ホントにあのリングの監督なのか?
あの劇場で初めてもう見たくないと、片手で目を覆ってまでスクリーンに釘付けにされた作品を撮った監督なのか?
信じられない…。
泣けてくる。
AKBとは手を切ってくれ!
そうじゃないと予算が下りないのか?
クロユリ団地も、リングには到底及ばない。
アレがそんな結果だったから、今回さらに予算が下りなかったんじゃないのかよ?
リングの…あの戦慄をもう一度味合わせてほしい。
主役はもう、その表情が張り付いてるのかと思う程同じ顔しかしない。
舞台上で台詞を喋りだした時は、あまりの地力の無さに吹き出してしまった。
もう、台詞の一つ一つが、自分の首を絞めてるようで…ある意味、残酷である。
絵はチープだし、編集もX
話しはのっけから胡散臭いし、リアリティが薄いし…文句の付け所しかない。
ホントに名前を騙った偽物が撮ったと思いたい。
ラストのカットに込められたメッセージ
本作品はホラーと言うジャンルに属しているが、
そこだけに収まらない作品である。
それは、ホラー=怖いという仕掛けと真逆を行く仕掛けが
随所に施され、そしてそれは単なるホラー映画ではなく
一人の新進女優の成長ストーリーでもあるのである。
人間は得体の知れない相手に対して恐怖を覚えるのだが、
この作品は冒頭でいきなり恐怖の対象がネタバレする。
これが、本作品の通常のホラー映画にはない軽さを演出し、
それが怖くないホラー映画という印象を強く残すのである。
クライマックスになって突然人形がアクティヴになって動き出す
様は、まさにジェットコースターと言う表現がピッタリで、
この映画のホラーとしての要素はここに凝縮されているといっても
過言ではない。
ただ、この映画の一番の肝はクライマックスを終え、物語が大団円を迎えた後にやってくる。
まだ終わっていない事を想起させるホラー映画でお約束のカットで
普通の映画であればエンドロールが流れるのだが、
この映画はさらに次のカットにつながるのである。
力強く前を向いて歩いていく沙羅にとっての人形は、
これまでの弱い自分の象徴でもあったのではないか。
ラストカットの彼女の瞳の向こうに見えるもの。
これがこの映画に込められたメッセージなのではないだろうか。
怖くはない
長編ドラマ見てるみたい。クロユリみたいに続きは!?となりました。同行した友人は大雨の中車を走らせているシーンで驚いてました。それ以外には特にびっくりするところもなく…。ぱるると町田さんの演技はすごく良かったと思います。
島崎遥香の演技に圧倒された!
とにかく、島崎遥香の演技には一見の価値あり。
単なるアイドルの領域を遥かに超えている。監督の狙いがそこにある気がした。
単なるホラーではなくミステリー要素からのホラーへの急激な展開がこの作品の見どころ。
深読みすればするほど、もう一度見てみたい作品でした。
最後に、島崎遥香の次回作への期待は皆の感じるところだと確信した。
島崎遥香さんの魅力全開の作品です。
本編映画で初めて主演を務める島崎遥香さん。
ぽんこつ,塩対応とディスられてきましたが,中田監督のご指導により,その魅力的な個性を開花させていただきました。
次々に移り変わる感情表現,ホラー映画ではマストな様々な驚きの表情など,スクリーンに大写しになった時の「目」の演技は,期待を大きく裏切られる素晴らしいものでした。
そして,瞬間に魅せる愛らしい表情は,観る人の目を引き付けて止まない魅力的なものでした。
帰り際に女性客が「怖かった―,でもぱるる可愛かった―。また,観に来ようねー」と話しているのを聞くと,何故か自分まで嬉しくなってきました。
自分もきっと,もう一度観に来るだろうなと思った瞬間でした。
怖いホラーではない
島崎遥香、足立梨花、高田里穂それぞれの劇中女優ぶりは見ごたえがあり、中でも島崎の特に表情で魅せる演技は見事だった。他の出演作でも思うことだが、表情の使い方が抜群に巧い。
ホラー映画だと全面的にPRされているが「クロユリ団地」同様、ホラーと言うよりはホラー要素のあるドラマ作品である。
率直に言って、配給側が「ジェットコースターホラー」などと銘打ち、どんどん人が死んでいくモンスターパニックホラー作品としてPRしているのが良くない。それにより、一般的にイメージするようなホラーを期待して観に行くと「全然怖くない」「つまらない」となってしまう。
死んだ長女の情念と、生者の人形に対する恐れや興味などの気持ちが、強力な感情を込められて作られた人形を介して強くシンクロした時に、霊が乗り移ったような状態になり「ちょうだい」という言葉が生者の口から放たれたり、人形自身が動き出せたりするのだと自分は解釈したが、
まさにその辺りが、単に恨みつらみを持った悪霊が襲ってくる系統のホラーとの違いであるのだが、
残念ながら、本作はそのようや骨組みや流れがありながら、最終的に終盤の人形に皆殺しにされていく一連の流れが少し安っぽく、重厚なドラマも中途半端になってしまい「全然怖くないホラー」としての色が強くなってしまっているのが実に勿体無い。
※同時期放送中のスピンオフドラマで、色々と補完されている部分があるのかも知れないが。
負ける気がしない!
正直、あの人形に負ける気がしません!
私なら、あの人形にタックルし、倒れたところを両足を持って、思いっきり何回も床にたたきつけ破壊。私の勝ちです!!
負ける気がしないのモノが襲って来ても怖くないし、説得力がありません。これってコント?
警官を含め全ての人が、人形が現れたら、恐れおののいて、腰を抜かし倒れこみ、次のシーンでは死んでいる・・・
警官なら、まず、戦え!!!
ぱるるのプロモ
【あらすじ】
女貴族の生涯を描いた舞台に出演することになった若手女優の水樹沙羅。
配役をめぐって女優同士の争いが繰り広げられる中、
小道具として使われる球体関節人形が持ち込まれたことをきっかけに、
女性スタッフの変死など劇場内に異変が起こり始める。
主演女優の篠原葵も転落事故で意識不明の重体に陥ってしまい、
沙羅は代役として主演を務めることになるが、ある日の稽古中、
舞台上で人形が動き出すのを目撃する。
ただならぬ気配を感じた沙羅は、美術スタッフの和泉とともに
人形を制作した作家を訪ねるのだが……。
【感想】
ホラーじゃねぇ!(正確に言えば、自分の求めているホラーじゃねぇ。。。)
ぶっちゃけ、【ぱるるのプロモ映画】。しかも、大根。
ぱるるだけじゃなく、みーんな大根。(足立梨花と町田啓太がたまに良い演技してたけど…)
ホラーに限った事じゃないけど、【目の演技】は大事。 顔アップが多いホラーは特に。
ぱるるは目は大きいけど、演技できてない。
【劇場】と【人形】というネタは良いのに、演出で全くダメダメになった(ネタが生かされて無い)。
じわじわ来る恐怖無し。
ブワッと来る恐怖無し。
怪異に対する感情移入ができない。
(原作読んでる所為もあるけど、貞子や伽椰子は
「あ、こんな可哀相な環境にあったから怪異になったんだ」と感情移入ができた。
しかし、本作の怪異はその基になる部分についての説明が深く掘り下げられて無いので、
感情移入ができない。これはオリジナルの所為か?)
「ちょうだい…」。。。何が欲しいの???
怪異をあからさまに出し過ぎ。(これは貞子や伽椰子(&俊夫)の劣化シリーズの演出と同じ)
もうねー、昔のお化け屋敷レベル。
怪異(すぐ)出ました→(すぐ)憑きました→(すぐ)死にました。このループ作業。
ラストの取って付けた感も不要だし(何?あのラスト。ぱるるファンへのサービスシーンじゃろ)。
「リング」「呪怨」「着信アリ」「仄暗い」等は最初はじわじわじわじわじわじわじわじわ来てから、
クライマックスで『来たーーーー!!!!!』…これが良かった。
ここ10年位のJホラーはループ作業ばっかし。
「クロユリ」も大概酷かったけど、それを超えてる酷さ。
AKBに魂を売った中田秀夫監督はもう終わりだろう。
少なくとも、こんなんバッカシ創ってる様じゃ先が見えてる。
余りのつまらなさに何度か意識が飛んだわ(笑。意識飛ぶ映画観たのはエライ久々^^;)
「呪怨ザ・ファイナル」が今年のワースト1だと思ったら超えたwww
(今年のワースト1・2がJホラーってのがなぁ・・・寂しいなぁ。。。)
取敢えず、オリジナルJホラーは多分、暫く面白いのは出来ない様な気がする。
Jホラーは来年の「残穢」に期待するしか無い。
本作については【ぱるるファン】だけ観て下さいw
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