「王から授かった 対の剣」エクソダス 神と王 グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
王から授かった 対の剣
旧約聖書、出エジプト記を題材にした物語。
モーゼやラムセスは人間味豊かに描かれ、重すぎず観やすかったです。次々繰り広げられるスペクタクルに、時を忘れて楽しみました。
3Dで鑑賞、2Dで予告編を観ていましたが、まるで別モノでした。
映像に感動。奥行きの広がり、浮遊感ともに素晴らしかった。戦場の臨場感にも災いの表現にも驚きましたが、王の間での臨場感覚はちょっと忘れがたいです。
盲信することに懐疑的で想像力の豊かな男と、伝統に倣い自分が神だと盲信していく男。兄弟の人間ドラマも見応えがありました。
王から授かった対の剣が、とても効いていると思いました。
頭と心できちんと考えることの先に信仰とか信念とかをそっと、くらいが理想だななどと思うけれど。
モーゼを演じるクリスチャン・ベールは、余裕と安定感でした。
才が凡庸であるからこそ「偉大な王」に突き進む、人間味あふれるラムセスをジョエル・エドガートンが好演でした。
モーゼと対話する神の姿は、意表をついていて良かったです。
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