劇場公開日 2015年1月30日

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「ユダヤ人映画の一環か」エクソダス 神と王 くーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ユダヤ人映画の一環か

2015年2月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

旧約聖書の出エジプトの話。よくよく考えると、モーゼの育ちからして奇跡の連続で、これならユダヤ教を信じるのも不思議はない。比較的スムーズに話が進むし、違和感ないと思える。
先行する『十戒』などの作品との違いは神話的な超常現象を強調するのではなく、なるべく自然現象で説明しようとしているところか。
あるいは、神を子供の姿で表したり、イサクと神のように、人と神が格闘するものであることを、ヘブライ人という言葉の意味から説き起こし、モーゼも時に神と対立するところだろうか。
冒頭で柴は燃えたが、十戒の石版にはモーゼ自身が自ら洞窟で刻印するなど、重ねていうが超常現象によらない解釈による描写が多かった。

くー