6才のボクが、大人になるまで。のレビュー・感想・評価
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12年もの歳月をかけて、同じ役を演じ続ける! スゴイよ!
みんなが言い尽くしているかもしれないが、それでもあえて言いたい!12年もの歳月をかけて一つの映画を撮るなんて、素晴らしい!自然と映像が切り替わっていくので、全く違和感がない。カメラテクニックも半端ない!
主人公のメイソンの6才から18才まで、思春期の男の子の様子がよく表現されている。自らも思春期なのに、違う自分の思春期を演じるなんて!メイソン役に、アカデミー賞を差し上げたいくらいだわ!
黒人ゼロの映画。
長い作品だが飽きさせない。流石に12年の歳月をかけて撮っただけの事はある。父親役がかっこいい。アメリカは本当に日本と違うと思った。不思議だったのは黒人が全く出てこなかった事。南部はこうも違うのだろうか?サマンサ役は監督の娘だそうだ。
人生あっという間
はじめて観るタイプの映画でした。
シリーズものとは違って、1本の作品に1人の12年間のストーリーがあって面白いです。
人生ってこんな感じであっという間なんだけど、その1年1年、1日1日にストーリーがあるんだなと感じました。
もっと熱量あげて頑張って、気付いたら歳取ってたけど濃い人生だったなって思いたい。
ユニークな撮影方法。でもまだ自分には早すぎた?
レビューをいくつか読んで、この映画が12年もの歳月を掛けて撮影されたものだと知った。
衝撃。。。
それを知ってると知らないとじゃかなり感想が変わってくるようにも感じる。
ある少年、もっと言えば、ある家族の12年間をポンポンと見ていくという感じで、いつ時代が飛んだかがなかなかわかりづらく、あれ?この子が主人公?とか多少混乱しながらも見応えのある映画だった。
勿論映画なので、フィクションだということは百も承知だが、それでも少年やその周りの人達がそのまま大きくなっていくので、ある種のドキュメンタリーのようにも感じられた。
まさに一般的な人生のように、そんなに大きい出来事もなく、終始ふんわりしつつそのままオチも特になく終わってしまう。
正直言うと、物足りなくも感じられてしまった。
でもそれはまだ自分が20歳という幼さ故なのかもしれない。
「大人向け」と簡単に言ってしまうのもあれだが、やはり年齢が上の人ほどグッとくる何かがあるのかな?とレビューをいくつか読んで感じた。
でも反抗期、思春期、恋愛ばかりの高校時代、そして将来に不安を抱えながら、親の元を去っていく。
自分は少し前に体験してきた事だったので、悩みながらも大人になっていく彼らにとても共感出来た。
また「大人」になった時に、もう一度見たい作品だ。
もっと観てたかった
たぶん、ストーリー自体はそんなに目新しいものではなく、既視感のあるヒューマンドラマなんだけど、同じ役者が同じ役を12年かけて演じてることがこの映画の魅力の全て
肌ぷにぷにフワフワの男の子が、お酒を覚え、ドラッグに触れ、大人の理不尽に振り回されれ、無精髭を生やし、親元を離れていく様は、まさに人生を疑似体験している不思議な感覚
ダメな大人が沢山出てくるけど、この映画の拠り所になっているのは、兄妹の実の両親だけはどこまでも実直に「親の役目」を果たそうとしているところ
だから、ギリギリのところでこの子たちは道を踏み外さなかったんだと思う
すごく長い映画だったけど、
もっと観てたい、ずっとこの家族の歩みを体験していたいと感じさせてくれた作品でした
ドキュメンタリーは長いと寝る
本当に12年間撮影した映画。そこには純粋に拍手を送りたい。物語としては割と普通のアメリカの家族の話な感じ。でもお母さん2回も再婚するかな普通…。その再婚相手を勘付くメイソンの眼差しがリアルで良い。「今度はこいつか」みたいな。
リアルな12年間なのでドキュメンタリーみたいな流れ。しかも165分という長尺なので、案の定睡魔に負けました。3回くらい巻き戻して観ての繰り返し。一家の新生活も何度も繰り返しの引越し。こんなに引越ししてたらメイソンとか姉さんもグレちゃう所、逆に割としっかり者として育っていく不思議。あんまり過保護なのもダメかもね。
ラスト直前の母の台詞が印象的。「これからは自由だ」とか言っておきながらその台詞かい!とも思うが、親としては子育てしている時は夢中なんだと納得。
もう私の人生には、私の葬式しかない!名言!
12年もかけて撮り続けた映画。可愛いかった子どもたちが成長した姿はイケメンでも美女でもない。お母さんは巨体に、、(笑)
そんな中、実父のイーサン・ホークだけがほんとにこのお母さんと同級生だったの??ってくらい、若々しい。
そういえば昔、「いまを生きる」のイーサンにはまって、何度も見返したっけ。あの初々しかった男の子が、いいお父さんになったもんだ。
この映画は、イーサンが華をそえたと言っていいんじゃないか??
すごく淡々と話が過ぎていくんだけど、息子が家を出ていくときのお母さんの言葉で、一瞬、号泣。
「結婚して、出産して、離婚して、2人の子どもたちが大学生になった、、これから私に何があるというの?!もう私の葬式しかない!!」
名言だわ。
【リチャード・リンクレーター監督及び関わった役者の方々に敬意を表すべき作品。かつてない製作方法に関して。】
4人の俳優が、12年間同じ役を演じ続けて完成した作品。
リチャード・リンクレーター監督、イーサン・ホークともとても好きなのだが、まさかこのような作品を撮っていたとは・・・。
驚き且つ、敬意の念を抱かざるを得ない。
観終わった後、不思議な感動を覚える作品である。
<2015年1月24日 劇場にて鑑賞>
ひとつの家族の風景をリアルな時間で描写した作品。 困難の中にも大き...
ひとつの家族の風景をリアルな時間で描写した作品。
困難の中にも大きな豊かさが広がる。
音楽もいい。
鑑賞日:2015.1.30
評価が高かっただけに期待外れだったかな… ただ淡々と、長かった。 ...
評価が高かっただけに期待外れだったかな…
ただ淡々と、長かった。
そうして大人になっていくのね、という感じ。
いい映画なのかもしれないけど、面白いのかどうかといったら疑問です。
成長の記録を覗き見
この映画の主人公の人生が、ただ淡々と映し出される。過去の出来事が時を経て意外な線で結ばれたり、劇的な成長を促す事件が起こるわけでもない。独特の感性を持った男性の、大人になるまでの記録をひたすら見せられる。人によっては退屈なだけと感じるかもしれないが、ありのままのように見える人生を映しているからこそ、どこかに現実味と、共感できるポイントを見つけることができるのだと思う。そんなリアルを感じさせる後押しをするのが、12年の歳月をかけた撮影だ。時間をかければいい作品を取れるわけじゃないけど、この映画にとっては、意味のある苦労だったと言える。
強いて言うなら水道管工事の青年再登場の下りは、フィクションの面を感じさせると言う意味で少し浮いていたように感じた。しかし、この映画が労力に見合う最高の一本であることに変わりは無い。
悪くない。ただ、同じ俳優で12年間かけたということが、意味を持ちす...
悪くない。ただ、同じ俳優で12年間かけたということが、意味を持ちすぎて混乱する。すごいことなんだけど、映画を作る上で必要か?そのことにとらわれて、作品を素直に観られない。
なんだかちょっと騙されているような。
ひとつの大きなドキュメンタリー映画のよう
確かに見ようによっては、渡鬼とか北の国からと同じ楽しみ方ができるかも。ただ、すごいのが、これが、2時間半の映画だということ。
ドラマだったら、シーズン○とかいって、知らない間に子役が成長みたいなことが起こるかもしれないが、これは、最初から、成長していく過程を半分ドキュメンタリーのように映画にしている。
母親の離婚、そして再婚、何度も繰り返す母親の結婚によって、入れ替っていく父親とその家族。本当の父親の家族とも繋がっていて、石田純一のようにひとつの大きな一族のようになっていく不思議さ。
でも、それが今のアメリカ社会の現実なのかもしれない。
繊細に成長していった主人公。6才の時にこの彼を想像してこの映画を作っていたとは思えないからこそ、この映画の中にある種の家族の繋がりを考えさせられるような気がする。
母親が、子育て卒業となる時のほっとした気持ちと一抹の寂しさは、ぐっとくる。色々なことを犠牲にしながらも子供を育ててきた母親が、これからは、自分のために生きていける。うれしいようなさみしいような気持ちが入り混じってくるような気がする。
成長ロードムービー
2014年ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞
アメリカ在住体験した様な気持ちになるロードムービー。
日常は単調な様で、そうではない。誰かが殺されたり血が出たり、裏切ったり、法廷に持ち込んだり、しなくてもドラマになるんですね。
12年間の撮影を考えると、映画を見終わったあと感慨に厚みをもたらしてくれる。
出演者とスタッフはもっと感慨深いはず。
イーサン・ホークのお父さん役が良かった。
会話しようぜってね。
良いドラマです。
3時間弱と長いけど、全然飽きない。でも何か起こったか、てほど淡々と...
3時間弱と長いけど、全然飽きない。でも何か起こったか、てほど淡々と進む。
日本で言う渡鬼や北の国からのようなものか。
6才から18才までのメイソンの成長記録のようなものだが、その周りの変化の方が気になって仕方がなかった。
問題は母親か。
最初の結婚・・・軽い父親のようだが、父親としては理想的。休日にはアウトドアを楽しみ、恋愛についても気軽に話せる
2回目の結婚・・・大学教授。でもアル中でDV。ルールばかり作りそれに沿わないとすぐキレる。
3回目の結婚・・・戦争に行ったこともある大学の教え子。メイソンにカメラをあげて、その後の成長に大きな影響を与えている。
アメリカにすごいな、と思ったのは離婚して再婚しても子どもとのつながりもあって関係が続いているということ。最初の夫婦の会話がそれを物語っている。
これは12年間の撮影だが、台本はどこまで最初にあったのだろうか。メイソンがどんな風に成長していくか分からないのに、ゲームをしてカメラにハマるという人物の設定。運動してめっちゃ体育会系だったらどうなったのだろう・・・・と想像してしまった。
それにしても、続きも見たくなる。
是非見てほしい作品!
三時間近い上映時間。12年と言う歳月を投じて描いた日常に、退屈という声と絶賛の声。果たして…と言うことで、11月の公開から先伸ばし。でも、この斬新な手法に絶賛優勢のクチコミ、賞レース食い込みもろもろで見に行きました。
いやぁもう、やられました。素晴らしいぢゃないですか!! 映画的なドラマチックさもなければ、アート系にありがちな鬱な日常でもなく、ほんとに “日常” の12年間。主人公はじめ登場人物へのほのかな感情移入、自分の過去への重ね合わせ、エンドロールまであっという間です。
最後の最後のワンシーンで、あろうことかブワッと涙がこぼれちゃいました。最後の台詞と表情がこの映画のすべてを集約しています。是非見てほしい作品!
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