ギヴァー 記憶を注ぐ者のレビュー・感想・評価
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どんな結末か不明
争いのない社会が、実は様々なことが抑圧されていることがわかるというありがちなパターン。
そもそもギヴァーとレシーバーの存在意義がよくわからない。抑圧されたコミュニティを解放するための条件もわかりづらい。
だから、コミュニティへの不信と不満を抱えた若者が脱出する物語にしか見えなかった。結末もモヤモヤする。結局どうなったんだ?
もう少しなにか欲しい
最初モノクロで何故なんだろうかと思ったんですが、物語の大事なことだったのかと、途中で気づかされました。記憶を受け継ぐ時に流れる映像がとても綺麗で、それに生き生きとした感じを与えてくれたのかとても良かったです。
がろいろなものが制限された世界のなかで、ギヴァーとレシーヴァーだけがほんとうのことを知っていて、生きづらい世界だなと思いました。
短いなかでおおくのことがあって、飽きずに観ることが出来ました。
ただ荒廃した世界なのに外に出たときに、その感じが全くなかったのは少し違和感を感じました。
尻切れトンボ
最近ありがちな設定。
生物学的には、ヒトの社会は不完全で、
種の存続という最大の目的のためには不合理な点も多い。
アリやハチのように完全な社会の方がより合理的で、
それを標榜することは決して悪ではあるまい。
この映画内でも薬を使って、
長老がそれを実現しようとしている。
一方、ギヴァーはそれに組みしない。
よくあるパターンは長老が私欲で動いている悪なのだが、
この映画ではそうでもないらしい。
愛は知らずとも、その方が幸せとも思える。
だが、知識を得ることによって色彩まで変わり、
愛は世界を救う的なお決まりのパターン。
しかも、救えたかも判然としないラスト。
もやもや感だけが残った。
分かりにくい
今、学校でも競争をさせない、そんな世の中は果たしてしあわせなのか?
色も階級もなし、職業も決められていく、、
戦争も殺人もないパラダイスは果たして、、
結局、現状維持しか浮かばないのはちょっとセンスないかな。
当たり前の日々の大切さ。“感情”の持つ意味とは。
【賛否両論チェック】
賛:日頃忘れがちな“感情”の重要性に気がつかされる。色彩の使い方も新鮮。
否:ストーリーそのものはツッコミどころが満載で、尻すぼまりな印象。割と説教染みた主張にも、好き嫌いは分かれるか。
設定は「ダイバージェント」や「ハンガー・ゲーム」等にも通じるところがありそうな、結構ありがちな感じですが、本作は色の使い方がステキです。色彩を知らないということで、最初は画面もモノクロなのが、イイ味を出しています(笑)。当たり前すぎて普段は気にもかけない、“感情”というものの大切さに、改めて気がつかされます。人間には感情があるから、怒り、憎しみ合ってしまいます。しかし同時に、感情があるからこそ、お互いを愛し、思いやることも出来る。そんな純粋なことを、本作の設定がストレートに投げかけてきます。
「感情を持てないなら、生きてる意味はないよ。」
というジョナスの言葉や、
「痛みのない人生に、本当の価値はない。」
というギヴァーの言葉が、身に染みます。
お話そのものは結構難解というか、ツッコミどころは満載な感じで、終わり方もかなり尻すぼまりな感はありますが、人間性について深く考えさせられる、そんな作品です。
足りない
設定や展開はありがちで、ハラハラもドキドキもワクワクも何もかもが足りず、予想を超えてくるものは何もない。単純明快なアクションならまだしも、サスペンス色が濃い割には都合が良すぎる展開も気になった。
面白いしテンポも悪くないけどもの足りない。
たらたらと長くないし、重くもないから時間潰しには良いかな。
もういいよ
近未来地球は統制社会となり人々はいつわりの幸福を享受している。
そこでは一人の統治者が采配をふるい無感動な人生が偽善によって美化されている。
そんな未来に一人の改革者があらわれて人々に人生を見せる・・
説得力のない社会構造。
説得力のない展開。
統制社会と外とのボーダーラインがありそれを超えると・・
もういいよと言いたくなる結末。
見る価値はほぼない。
時間の無駄。
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