ギヴァー 記憶を注ぐ者のレビュー・感想・評価
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どんな結末か不明
もう少しなにか欲しい
尻切れトンボ
最近ありがちな設定。
生物学的には、ヒトの社会は不完全で、
種の存続という最大の目的のためには不合理な点も多い。
アリやハチのように完全な社会の方がより合理的で、
それを標榜することは決して悪ではあるまい。
この映画内でも薬を使って、
長老がそれを実現しようとしている。
一方、ギヴァーはそれに組みしない。
よくあるパターンは長老が私欲で動いている悪なのだが、
この映画ではそうでもないらしい。
愛は知らずとも、その方が幸せとも思える。
だが、知識を得ることによって色彩まで変わり、
愛は世界を救う的なお決まりのパターン。
しかも、救えたかも判然としないラスト。
もやもや感だけが残った。
分かりにくい
当たり前の日々の大切さ。“感情”の持つ意味とは。
【賛否両論チェック】
賛:日頃忘れがちな“感情”の重要性に気がつかされる。色彩の使い方も新鮮。
否:ストーリーそのものはツッコミどころが満載で、尻すぼまりな印象。割と説教染みた主張にも、好き嫌いは分かれるか。
設定は「ダイバージェント」や「ハンガー・ゲーム」等にも通じるところがありそうな、結構ありがちな感じですが、本作は色の使い方がステキです。色彩を知らないということで、最初は画面もモノクロなのが、イイ味を出しています(笑)。当たり前すぎて普段は気にもかけない、“感情”というものの大切さに、改めて気がつかされます。人間には感情があるから、怒り、憎しみ合ってしまいます。しかし同時に、感情があるからこそ、お互いを愛し、思いやることも出来る。そんな純粋なことを、本作の設定がストレートに投げかけてきます。
「感情を持てないなら、生きてる意味はないよ。」
というジョナスの言葉や、
「痛みのない人生に、本当の価値はない。」
というギヴァーの言葉が、身に染みます。
お話そのものは結構難解というか、ツッコミどころは満載な感じで、終わり方もかなり尻すぼまりな感はありますが、人間性について深く考えさせられる、そんな作品です。
足りない
もういいよ
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