「想像を下回る」ドラゴンボールZ 復活の「F」 178さんの映画レビュー(感想・評価)
想像を下回る
見終わっての感想『なんじゃこりゃ?!中途半端だなぁ』です。私は正にドラゴンボール世代でアニメと言ったら『ドラゴンボール』という位好きなのです。Zではナメック星編が一番好きで圧倒的な強さのフリーザ様復活降臨という事でタイトルにも"復活のF"なんて着けるからフリーザ様がどれだけ強くなってZ戦士達を追い詰めるのか、そこからどんな展開で悟空とべジータがフリーザ様に立ち向かって時には協力?!しちゃうのか、等々かつてのナメック星編の戦闘シーンを思い出すと期待せずにはいられなかった、が、復活を遂げたフリーザ様、いざ戦闘が始まるといきなり最終形態へ変身したのにゴールデンフリーザ様がなんせ弱すぎる。ナメック星編のフリーザ様の本当に圧倒的な強さ、絶望的な展開にドキドキして『悟空!助けて!』とハラハラして見ていたころが嘘の様です。悟空とべジータが強すぎてインフラ起こしてます。
悟空に至っては『ゴットにならなくても戦える』なんて言っちゃうし、追い詰められたフリーザ様はゴールデンフリーザなんてたいそうな呼び名が着いてるくせに"超姑息な作戦"で蹴りを着けようとするし(苦笑)ウィスの忠告を忘れた悟空がいけないのか?とも思いますがそれにしても酷いよ、この展開……
前作『神と神』よりはZ戦士達も活躍して戦闘シーンも増えて『あぁ、ドラゴンボールだ!これだよっ!』というシーンも少々ありましたが、べジータは殆ど活躍しないしストーリー展開はスピード感というよりは省略しすぎだし、折角再登場のビルス様の使い方もなんだか勿体ない(ウィスはそこそこ活躍してたので良い)出方で無理やり登場させた感があります。本当にストーリー、キャラクターと何もかもが中途半端です。
自分の周りに観に行きたいと言っている友達がいたら私は迷わず『TVで良い』と進めます。入場者特典が欲しいなら仕方無いけど……本当に鳥山さんが監修、脚本したのかと思える内容でした。残念過ぎます。
別に無理やり93分にまとめないで前編、後編と分けてキャラクターやストーリーに厚みを持たせても良いのではと思うのですが……予算的に無理なのかな。
後、私の劇中下がりきったテンションを更に下げたのはヘッチャラがエンドソングじゃなかった事。ももクロが絡んでると言う情報で嫌な予感はしていましたがやっぱり……エンドソングが‼‼衝撃でした(苦笑)歌も下手だし……
前作のFLOWが良かっただけにね。私は影山さんのバージョンアップしたヘッチャラが聴きたいです‼‼‼‼エンドソングてやっぱり重要だなと思いました。大好きなドラゴンボールでここまでテンション下がるとは思いませんでした。