シャークネードのレビュー・感想・評価
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これ単体で見る映画ではないが、サメ映画としてはこれでも及第点なんです
サメ映画×ディザスター映画のヤケクソB級合体が生んだカルト的人気を誇るシリーズ、その第一作。
バツ一の元サーファー、フィン・シェパードが前代未聞の脅威「シャークネード」と対峙し、
隙間風の吹く間柄の家族をそれでも守るべく奮闘する。
やたら諍いの絶えない登場人物が不自然さの残るCG製の災害から
時に逃げ、時に戦い、そして時にあっさり敗れて舞台から消えるサメ映画の一つ。
とはいえ本作はこの時点ではアサイラムによって大量生産されるテレビ映画の一つに過ぎないことを思えば、だいぶ盛り上げるために趣向を凝らしている方なのは間違いない。
サメがひっきりなしに登場し、人体破壊を割と躊躇いなく映すサメ映画的サービスシーンは激しめの作品なので、サメ映画としてなら楽しめる余地はある。
出来ればそこら辺の機微が分かっている面々と共に見たいB級ポップコーンムービー。そういう意味で万人受けする映画では全くない。
展開はそうはならないだろという滅茶苦茶な要素が多々ではあるが、
それも愛嬌となる多様なトラブル&完全に悪ふざけな破壊演出でサメ映画の弱みとなるワンパターンを回避できている。
このシリーズの強みを既に感じることが出来るものであり、ただの凡作と切り捨てるには惜しくはある……のだが、チープなCG・妙に説明的な台詞・場面設定と明らかに合わないテキトーな野外撮影中の天候などの安っぽい作りを誤魔化し切れているかは視聴者の判断によるだろう。
魅力はあるが、総じて「『シャークネード カテゴリー2』の前作」という心構えなしで見るのは厳しい。
とはいえ、今更この作品を見ようとするのはほぼ2の存在を知ってる人々だけだと思うが……
意外と楽しめました
竜巻に紛れたサメの大群が人々を襲う荒唐無稽なB級映画だなと思って見ましたが、主人公がスクールバスの子供やお年寄りのような弱い人を助け息子を思う姿が良かったです。
ただ見ていて考えさせられたのが
・物語の舞台がサンタモニカ
・観覧車が暴走する
・奮闘する父ちゃん
これらがスピルバーグ監督のコメディ映画1941に通じるものがあるなと感じた。
お馬鹿な映画に見えるけれど、もしかしたら製作者がジョーズを撮ったスピルバーグ監督に敬意を払いながら作った作品なのかもしれない。
面白い
初サメ映画です。テレビ放送を録画していたのですが、ようやく見られました。
「起きなきゃツケを払ってもらう」で起きたりと、ジョージのキャラがすごくいい。犬が乗ってる車を助けたり。死んだのが惜しすぎる…
というか死んだキャラが全員惜しすぎて、しかも生きたキャラが全員ちょっと好きになれないキャラだったので…ほんとなんでこの人達死んだの?という感じでした
大量のサメが落ちてくるシーンは本当に凄かったです。
主人公がサメの中に入るシーンは、オチが分かってたけど良かったです。
息子がノヴァの名前を聞いた後「初めまして」と返したシーンが凄く良かったですね!
初サメ映画がこれで良かったなぁという感想です。ツッコミシーンも多かったですし。
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自宅(CS放送)にて鑑賞。悪名高いアサイラム製TV用ムービーで、日本劇場未公開作。日本では往年のパートナー、アルバトロスがリリースしている。相変わらず細かい破綻が散見出来るが、それらを凌駕するパワーを感じた。出演者やその演技もいつになく板に附いていた。スケジュールの都合上、晴天時のみの撮影となり、雨や曇天はポスト・スクリプトで合成したらしく、よく観ると同じ流れのシーンでも空の具合や画面の色味が変化している。竜巻に巻かれた上、陸上で活動する鮫と云う巫山戯た設定さえ眼を瞑れば、それ程悪くない。60/100点。
・天候や画面の色味、竜巻等に加え、鮫等で使われたCGはお世辞にもよく出来ているとは云い難く、どうしても見劣りしてしまう。
・製作時の仮タイトルは"Dark Skies"だったと云い、僅か18日間で撮影された。俳優のC.モンティスが遺したTwitter上での最後のツイートは、本作についてのボヤキが二回連続で、これは薬物の過剰摂取で彼が亡くなる当日('13年7月13日)の呟きである。
・A.ジーリングの“フィン・シェパード”が何度か口にする"Semper Paratus("Always Ready[常に供えろ]"の意味)"と云う科白は、米国の沿岸警備隊のモットーである。亦当初、この役は、S.グッテンバーグにオファーされたが、断られたと云う。本作がカルト的にヒットしたのを受け、辞退したS.グッテンバーグは酷く後悔し、後に同じアサイラム製の『ラバランチュラ 全員出動!('15)』に主役の“コルトン・ウェスト”として出演している。エンドクレジットはこの役名に因み""Fin"から始まるが、米国でのTV放映時には読み取れない程、高速でスクロールしたらしい。
・随分昔と違った印象に思えた“エイプリル・ウェクスラー”のT.リードだが、彼女の家での撮影はたまたま見付けた大邸宅にプールを持ち込み撮影された。プールの水を温める事が出来無かった為、よく見ると出演者の何名かは震えているのが写ってしまっている。
・序盤、海中で鮫に喰われる男の役で、監督がカメオ出演している。亦、J.シモンズ演じる“バズ・ホーガン”はシーン毎に髪型が変化し続け、作品を通しての一貫性や整合性が無い。
・鑑賞日:2016年7月18日(月・海の日)
Get out of the water! B級サメ映画の金字塔
先ず台風に巻き上げられた時点でエラ呼吸できなくなってサメ死ぬよなぁ~なんて生物的常識はぶっ飛ばしていくB級サメ映画の金字塔です。台風に乗ってサメが襲ってくるっていうアイデアが素晴らしい。流石B級映画の雄アサイラムの作品です。
ツッコミ所は満載と言えど作ってる人が楽しそうなのが好感を持てます。街が洪水になってるシーンとか、きっと実際に洪水が起こった時にビデオ溜め録りしておいて、作品に合わせて使ったりとかしているんではないでしょうか?CGの粗さはご愛敬。いらないと思えるシーンは「尺稼ぎ」という重要な意味を持っているのです。
サメに足を食べられてるのに何故か口から血を吹いている事を許せる人向けですね。まぁ、映画館まで行きますか?っと言われれば微妙な所ですが、netflix等の配信で観るには十分なデキではないでしょうか?
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