死んだ目をした少年のレビュー・感想・評価
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自分の中学時代に思いを馳せる。
オープニング、自作のヒーローがぶん殴ってのキャラ紹介が分かりやすい。外から見たらこんな分かりやすい行動とってたかな。見た目で決めつけてうわべだらけの会話。しょっちゅう勃起してて、なかなか収まらなかったのは事実。その空間、関係は必ず終わることを知ってる身からすれば全ての人物が生きづらそうにしてるのも悲しくも愛おしい。改めて“通学路”って青春が詰まってる。強美がツンからデレになっていくのが萌える。全体が映る引きの画が多いのは漫画カットか。英語の授業内容ヘン。死んだ目が鮮やかに輝いて幕。
立ち姿
主役の犬田君が、死んだ目だった。
それだけでも情けないのに、立ち姿は、もっと情けない。
痩せすぎ、ハイウエストの学生服がこんなに哀れとは。
犬田父がひどくて、そりゃ、死んだ目にもなるわと、俄然、犬田君を応援したい気持ちになった。
出てくる子供たちが、犬田君以外も全員情けない。それでも、なんかちょっと応援したくなる映画だった。
不思議な映画
中学生時代のことを思い出しながら鑑賞しました。自分も、こんなことがあったなぁ。と、深く共感しました。どの登場人物たちも身近にいるような人達で、親しみが持てました。
作風は、どこか学生映画のようでした。かと思うと、急にハードコアに変化したりと、不思議な作風でした。
不思議な爽快感が味わえた
前半は期待通りのシュールさで、無名の役者たちが演じる中学生が妙にリアルで生々しく、痛々しくて終始クスクス笑っていた。
でもラストは不思議な爽快感があり、ここ最近の学園青春映画ではベストと言っても過言ではないと思う。
いたたまれない気持ちになる傑作
中学生のどこで何をやっていてもつらくてみっともなくて苦しい感じがすごく表現されていて、見ていて居たたまれない気持ちになる。立場の上下はあっても全員苦しそうで、抱きしめてあげたいような愛おしい気持ちになった。いつかトンネルは抜けるから大丈夫だよと言ってあげたい。
オレが原作なので、冷静に見れてはいないと思うのだが、年間300本ほぼ毎日映画を見ている者として、かなりの傑作なのではないだろうか。
ブラックデスパイダーマンの表現が非常にかっこよかった。あと2~3回登場して欲しかった。オリジナリティもあって素晴らしかった。
主人公の犬田が、最後の最後まで弱そうで、クライマックスは大丈夫なのだろうかと心配でハラハラしたのだが、素晴らしい表現で思わず息を飲むほど感動した。
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