「胸いっぱいの感動」くちびるに歌を Kusakanさんの映画レビュー(感想・評価)
胸いっぱいの感動
原作読んでないです。これから読みます
島にきた先生が生徒に合唱をというモチーフで、二十四の瞳の二番煎じ
テレ東深夜ドラマの鈴木先生でも生徒にそれなりに実績のある生徒がいたのに、
こちらの単発映画の生徒役には目立つ実績のある俳優が一人もおらず、ヒット曲頼みの安易な制作と決めてかかってました
それでも王道展開でハズレは無いだろうという程度の期待でした
王道展開ですし、ヒット曲ありきですし、二十四の瞳のモチーフまんまですが
すごく丁寧に作られた映画でした
脚本がいい
何気ないエピソード、ドラマに在りがちなキャラが、意味を持ってラストに綺麗に繋がっていく
音響がいい
声に包まれるような合唱のシーンは鳥肌たちました
キャスティングがいい
知名度あるキャストもそうでなくても、役柄にハマっていて、ひと目でそういうキャラなんだとわかる
関わった人みんなが作品のために力を合わせているように思えます
コンクールの課題曲として作られ、ヒット曲となったこの映画の主題歌のイメージどおりの綺麗事を並べたようなエンディングですが、そうではない裏のドロドロした部分も描かれ、安易に解決を提示することもなく置き去りにしていて、ドラマに深みを与えてるとともに、考えさせられました
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