「この歌自体はあまり響くものがない」くちびるに歌を もにさんの映画レビュー(感想・評価)
この歌自体はあまり響くものがない
ガッキー目当てで鑑賞する方も多いのではないでしょうか。勿論それでいいと思います。作中でもありましたよね、理由がどうであれ音楽を始めてくれたなら、と。
この時期になると夏休みが始まり、
学生達は貴重な休暇をコンクールの練習漬けの毎日を送るのでしょう。今年もそんな季節が来ました。
近年のドラマはいい歳した若手俳優が中高生の役を演じていてあまりにも現実離れしているけど、本作は等身大の15歳像がそのまま反映されていた。
一見強がっているが中身は純粋で時に弱く、思春期ならではの悩みを抱えている繊細な子供達。
部活をひたすら頑張る青春映画はご都合主義が多く、ひたすら厳しく辛い部活に身を捧げた学生生活を送った身としては、あまり好きではありません。
本作もその理由で鑑賞を避けていましたが、そんなジャンルの映画ではありませんでした。
メッセージ性のある作品ではありますが、それを押し出していると少しチープになってしまいます。この映画が訴えるメッセージは、鑑賞する人がそれぞれ感じ取ればいいのではないでしょうか。
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