「桑原くんに脱帽」くちびるに歌を キムチさんの映画レビュー(感想・評価)
桑原くんに脱帽
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心が動かなくなってしまった無愛想なガッキーと、長崎の美しい自然に囲まれて美しい心を持ち、子ども故の残酷さをも併せ持った子どもたちとの交流を描いた作品。
合唱部のうち、フューチャーされるのは2人。
特に自閉症の兄を持つ桑原くんの素直さったら。純粋故、そして15歳という「自分は何者なのか?」を問いかける世代。また、父親に捨てられたなずなさん。女子の方がしっかり自分の気持ちを話せる辺りが、なかなかリアリティ出してると思いました。こちらも、自分への問いかけは「なぜ生まれてきたのか?」
15年後の未来であるガッキーは、大人故に「私がああしていなければ」と心を閉ざしてしまっています。
歌詞とピッタリです。いつの時代も悲しみはあり、胸は張り裂けそうなのです。
それでも、、それでも笑って。前進。
大人になろうとする子どもたちとの、合唱を通じたふれあいを描いた心温まる作品でした。マイバラードも良い味出してました、、!
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