映画 暗殺教室のレビュー・感想・評価
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3年E組ー! 殺せんせー!
アニメ化もされた同名人気コミックの実写映画化。
いつもながら原作未読、ほとんど知らない。
予告編などの第一印象は、馬鹿みたいな映画だなぁ、と。
タコ型宇宙生物が先生?
政府の要望でそれを暗殺しようとする落ちこぼれ生徒たち?
それに、主演はジャニーズ…。
劇場公開時から興味無く、TSUTAYAレンタルの4本パック料金に何でもいいから後一本程度で借りて、暇潰しに見てたら、これが思ってた以上に面白くてびっくり!
謎の超生物、付けられたあだ名は“殺せんせー”。
この“殺せんせー”のキャラがユニーク!
月の7割を破壊。
飛行速度はマッハ20。
おそらく知能指数も高い。
ある特殊素材でなければ殺せない。
再生可。
つまり、ほぼ無敵。
「ヌルフフフフ…」と不敵な笑いを浮かべ、私を殺してみなさいと挑発。
…だけど、見てると殺せんせー、結構いい先生なんだよなぁ(笑)
生徒たちを“くん”“さん”で呼び、敬語で話す低姿勢。
自らの暗殺指導と同時に、生徒たちの勉強のやる気や能力を上げる。
殺せんせーの言う“暗殺者”を“人間”などに置き換えると、なかなか胸に響く名言多し。
生徒誰一人も見捨てず、一人一人、真っ正面から向き合う。
人間の先生でこんな名教師居るか?…と、まんまと作品の魅力にハマってしまっていた。
また、殺せんせーの声を担当した二宮和也が巧くてこれまた驚き!
「硫黄島からの手紙」の好演や本作での声など、たまにその豊かな才能に驚かされる。年末の山田洋次の新作「母と暮せば」にも期待!
(二宮の声の出演は公開まで伏せられていたらしく、知らないで見たら八嶋智人と勘違いしただろうなぁ)
奇抜な設定でも、ちゃんと生徒たちの成長が描かれたスクール・ムービーとなっている点に好感。
学校から馬鹿にされたように見放された“ENDの”3年E組。
そんな落ちこぼれ生徒たちが殺せんせーの暗殺指導で、自分たちで考え、行動を起こすまで成長していく。
その過程で暗殺対象である先生へ芽生える信頼。
もう王道のスクール・ムービーだ。
生徒役がいまいち印象に残らないのが残念な事。
主演の“ジャニーズ”Hey!Say!JUMPの山田涼介も。
菅田将暉は最初はインパクトあったんだけど…。
橋本環奈ちゃんは生身で出してよ~!(笑)
原作既読者から見れば勿論展開も早いだろうし、カットされた部分も多い筈。
凄腕のセクシー女暗殺者“ビッチ”、人工知能ロボット“律”、殺せんせーの触手を移植された転校生“イトナ”などなど凄いんだか見かけ倒しなんだか、よく分からない。
フレンドリーと思った体育教師が非道(高嶋政伸が怪演!)。いつもながら、人間の思惑が一番黒い。
元々漫画なのでツッコミ所はいちいち挙げてたらキリないが、そんなのは割り切って気にしない事!
…けど、そもそも何で殺せんせーは3年E組の担任に?
どうやら、度々挿入される殺せんせーの過去が関係あるようで。
またレンタルになるとは思うが、続編がちょっと楽しみになってきた。
ヌルフフフフ…。
ミニレビュー
相変わらずジャニアンチがウルサいが、決して大根ではないと思う。土下座で踏まれる役なんて、なかなか根性があると思う。キムタクもしないことをやっている。
もうちょっと経験を積めば岡田准一や草なぎ剛や亀梨和也に次ぐ、ジャニーズだけど役者って感じになると思う。これから頑張ってほしい。
原作は知っているので中身があるのは承知だったけど、結構作品として楽しかった。「高評価にしたら見る目ない」とかくだらないことを言っているレビュアーがいるが気にしないでいい。
とにかく評価に惑わされず、自分の目で見て「面白かったら面白かった」、「つまらなかったらつまらなかった」、それでいい気軽な中身のある娯楽作。
それにしても高嶋兄弟、相変わらず変な役だ(笑)
動員数だけを目的に作られた作品
原作は知らず見に行った。
ブッ飛んだ見た目に反して根はマジメ
原作未読の場合が多い自分だが、
今回は珍しく原作マンガを知っている状態での鑑賞。
原作者・松井優征氏の前作『魔人探偵脳噛ネウロ』
というマンガがンまぁムチャクチャ面白かったので、
最新作であるこの『暗殺教室』も単行本を購読中。
で、やはり原作を知ってる身だと映画として
ちゃんとレビューできるかどうかが難しいのだが、
なるだけ冷静にレビューしようと努めてみる。
ということでまず最初に書きたいのは、
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なんで烏間先生が中年のオッサンなのさッ!
東欧人教師が何故に韓国人キャストにッ!?
鷹岡先生も自衛官のクセに弱過ぎッ! 油断し過ぎッ!
殺せんせーの「よくぞここまで」のハードル低ッ!!
挙げ句は単行本ではまだ出てない部分のネタバ……
ん? おおぉ、いかん。冷静になるのだ自分。
原作を100%実写化なんて土台無理な話なので、
そこは期待してうまくいった試しはほぼ無いんである。
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はい仕切り直し。
展開は原作の2倍速くらいで進むが、映画版の物語で
必要なキャラクターや情報は一通り説明されるし、
進行の妨げになりそうな要素は省略されている。
少なくとも他の方のレビューを読む限りは
原作を知らなくても問題は無さそうなのかしら。
それに映像面も悪くない。
監督の羽住英一郎は『海猿』シリーズや『ワイルド7』
あと未見だがTVドラマ『ダブルフェイス』『MOZU』
の監督を務めた方。
で、個人的な印象を言うと、この方はハリウッド的な
ケレン味のある映像を作る事に(は)長けている。
本作もハデな画で楽しませてくれるシーンは多い。
原作内の動的なシーン(射撃に関するシーンやら
それをかわす殺せんせーやら)も、
CGにスロー映像にとそつなく使いこなして、
マンガ的な動きをしっかり動画で表現。
原作にはないモンスターホラー風の導入部とか、
鉄塔や大きな管制室内でのクライマックスとか、
ジヨン先生が二挺サブマシンガンを振るう姿とか、
どれもこれもけっこう『画』になってる。
キャスト陣の演技については……特にコメントなし。
良い意味で印象に残る演技をしてた人はいなかった。
強いて言うなら殺せんせーの声を演じた二宮和也かしら。
うまく自分を殺してたと思う。
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一番重要だと思うテーマもしっかり語られる。
『暗殺』と『教育』は一見アンマッチな要素だが、
風貌と行動の9割が冗談みたいな存在の殺せんせーは、
『自分の個性(長所/短所)をよく知り、
仲間の個性と、目標の性質をよく理解し、
目的達成の為にそれらを活かす』
という恐ろしく真っ当な教育を、
『暗殺』という困難な課題を通して生徒達に施す。
そして、落ちこぼれと呼ばれる生徒にも
素晴らしい資質が眠っていることを諭す。
見た目も能力もブッ飛んでいるが、
文字通り命懸けで生徒と向き合い育てようと努める
殺せんせーは、ストレートに良い先生だと思う。
生徒想いの先生と別れるのはつらいもので、
ラストではちょっとウルッときてしまった。
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最初に少し書いたよう、悪役として登場する教師・鷹岡や
加藤清史郎演じるイトナが恐ろしくあっけなく倒されたり
特殊部隊でも倒せない殺せんせーを中学生が追い詰める
という部分にヒネリが足りなく見えたり、
見せ場を盛り上げ切れなかった部分は随所にある。
原作を越えてやろうというチャレンジングな部分もほぼ無い。
だけど、原作の映像化という点ではまずまず忠実だと思うし、
原作未読の方でもわらわら登場する多彩なキャラや
ケレン味たっぷりな映像のお陰で、最後まで楽しんで
観られるのではと思う。
まあ、ハードでシリアスなVFXアクションを期待してる
人にはオススメしないが……さすがにあの殺せんせーの
風貌を観てそれを期待する人はいないかねえ。
以上! ちょっと甘めだが観て損ナシの3.5判定で。
<2015.04.04鑑賞>
菅田将暉の演技力たるや。
DVDでも良かったけど…
原作ファンで最初は観るつもりありませんでした。
が、レディースデイということと、「龍三と〜」を観る前の空き時間潰しに観ることに。
主演の山田くんですが、流石主演!というくらいの出番の多さ。
ジャニーズの中では演技が上手いと思うので個人的に凄く好きですが、今回の山田くんも当たりでした。
渚役、ハマってて凄くいいです。ちなみに、茅野役も良かった。
そして、何より鷹岡と殺せんせーが原作に忠実な演技!二宮さん、声の演技も素晴らしい!
彼らの演技によってこの映画は成り立っていたのだと思います。
内容としては、原作ファンにはつまらないかも。
この漫画の一学期の内容をたかだか2時間ちょいに詰め込むにはやはり無理があったのでは…?というくらい、内容が薄いし物足りないです。
原作ファンならば、誰しも「このシーンが好き!」という所があると思いますが、私の好きなシーンはえ、今あったの?というくらいサラリと終わってしまって…。
仕方ないと思いつつ、そこが残念でした。
しかし、続編への伏線が最近原作でも語られ始めた所なので、そこは流石松井先生!ってとこですね。
そして、映画はエンドロールまで観るべき。
エンドロールまで遊びごころ満載で見終わった後は観てよかった!と思えたので3.5としました。
お金払わなくてよかった笑
殺せんせーはいい
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