「昨日の敵は今日の友。心温まるヒューマン料理ムービー。」マダム・マロリーと魔法のスパイス 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
昨日の敵は今日の友。心温まるヒューマン料理ムービー。
【賛否両論チェック】
賛:最初はいがみ合っていた2つの店が、次第にお互いに心を開いていく様子が、観ていて清々しい。主人公の人柄にも好感が持てる。
否:料理のシーンが多いので、少し退屈しそう。後半はやや蛇足感もあり、途中で飽きてしまうかも。
最初は食材を買い占めたり、タチの悪い嫌がらせまでしていたマロリーが、ハッサンの作る料理や彼の人柄に触れるうち、次第に変わっていく様子がとても潔くてステキです。途中、〝メゾン・ムンバイ”に放火した従業員をクビにするシーンなんかは、すごくカッコいいです。そして、偏屈な父親にもめげず、常に自分の意志をしっかり持っているハッサンの姿も、観ていて共感を覚えます。
後半はやや蛇足感というか、退屈しがちなシーンも続きますが、心温まるヒューマンドラマです。料理好きな方も、是非ご覧になってみて下さい。
コメントする