「絵も台詞回しもすべてが、カオスティックな「富野ガンダム」。」ガンダム Gのレコンギスタ 特別先行版 平田 一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5絵も台詞回しもすべてが、カオスティックな「富野ガンダム」。

2017年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

知的

難しい

だいぶ時間が経って今日、3話分を視聴しました。自分のガンダム体験が“劇場版ファーストガンダム”、“鉄血のオルフェンズ”だけ。なのでガンダムファンとしての見解は全く無いです。あくまで作品単体の感想述べると、“カオスなガンダム”。

鮮烈なのは“台詞回し”。自分は以前ソダーバーグの『さらば、ベルリン』を見た事があり、同作のパンフレットにこんな欄がありました。おぼろげですが“40年代ハリウッド映画の芝居は、内面の感情を口に出していた”ようで、それと同じ台詞回しが『Gレコ』からは感じたんです。例えばベルリの“言ってるでしょ!”とか、聞いたことない口癖ですし、あまりの馴染みがなさ過ぎて、もう茫然自失でしたね(多少ね)。

何が何だか分からないまま、戦争も話も進む。僕は置いてけぼりなのか、それとも何とかつかまってるのか。それすら今の現状だとさっぱり全くわかりません。3話まで見て分かることがあまりにも少なすぎるし、それ以上に謎がもう溢れんばかりに溜まってます。頭を使うというよりも、流れに委ねていくしかない。それが多分『Gレコ』視聴の前提なのかもしれませんね。

とにかくやっと見始めたのでここから時間が許す限り、“Gのレコンギスタ~!!”です(笑)どこに連れて行くのやら、ですが。

平田 一